AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

諺の共通表現(3)

2017-06-24 21:18:59 | メディアの一向一揆

諺は世界共通な語句も多いですが、「牛に引かれて善光寺参り 」を訳すと「This is a case of being led to do good by some accidental event.」要は昔々 信仰心のない老婆がさらしていた布を角にかけて走っていく牛を追いかけて行ったら、善光寺に辿り着き、その後信仰心があつくなったそうです。
「信仰心があついと良い事が巡ってくる」と言う事らしいです。

牛といえば頭に浮かぶのはMeril rinchです。


Commercial: Merrill Lynch

そしてウオールストリートの象徴的像が、今にも突進してくるような雄牛 イタリアの彫刻家 Arturo Di Modica の作品です。チャージング ブルと呼ばれ、観光客も多く訪れております。

「商いは牛の涎(よだれ)」と言われておりますが、英語だと「In business, you should be patient.」でしょうか、、、。
牛=経済 世界共通なのかも知れません。
「商売をするには、せっかちであってはならず、気長に辛抱強く続けるべきであるということらしいです。」




この牛に真向勝負をかけたのが、Fearless Girl(勇敢な少女)の像です。3月8日の国際女性デーを記念して建てられたものです。ウオール街で働く女性達の地位向上のシンボルとして話題となりました。




このFearless Girl(勇敢な少女)が、カンヌライオン PR部門でグランプリを受賞しました。
東京都議選もはじまりました。共謀罪や加計学園と民を無視して多数決の論理で決めていく今の政権に対抗できるFearless Girl(勇敢な少女)は何処にもいないのでしょうか?


諺の共通表現(2)

2017-06-24 13:04:46 | インタラクティブのattractive(魅惑)

諺でいうところの「One man knocks in the nail, and another hangs his hat on it.
―ひとりが釘を刺し別の人がそこに自分の帽子を掛ける―」
これが日本の諺ですと「他人の褌で相撲をとる」となります。




ダイレクト部門でバーガーキングの"Google Home of the Whopper"がグランプリを受賞しました。15秒のTVCMを使って、「What is the Whopper burger?」と呼びかけると音声認識デバイスのGoogle HomeがWikipediaの情報を読み取って詳しく説明してくれるという、ハッキングアイデア表現です。思えば新しいSNSを利用し 拡散させたWhopper Sacrifice も話題になりました。凡そ10年前のキャンペーンでした。Facebookの友達を10人削除するとワッパー1個貰えるのとクーポ券が貰えるキャンペーンで、当時世界の広告賞を総なめにしました。数日で60万 アプリがダウンロードされ、凡そ数日で消された友達は20万人でした。Facebookは10日後 個人のプライバシー侵害と訴えました。





今回狙われたのはWikipedia 「whopper」の記事 とGoogleの音声認識です。
Wikipediaの文章にいたずらをする人が現れたり、グーグル側が読みとれなくするという対応に出たことで、さらに話題を呼ぶことになりました。




この部門、日本からはアディダス "Green Light Run"(TBWA\HAKUHODO)がシルバーを受賞しております。