南無煩悩大菩薩

今日是好日也

いろいろの世界

2022-06-08 | 壹弍の賛詩悟録句樂帳。

(gif/source)

相対性理論を簡単にわかりやすく教えてほしいと乞うマダムに、アインシュタイン博士はこんな例え話をしたそうです。

『私がある暑い日に盲目の友達と一緒に歩いていて、「のどが渇いたので冷たい牛乳を一杯飲みたいな」と言いました。

ところがその友達が言うのには、「冷たいということも、一杯飲むということも解るが、牛乳とは何だ」

彼がこう尋ねたので私は、「牛乳というのは白い液体である」と答えました。

そうするとその盲目の友達は、「液体は解るが、その白いというのは何だ」と言います。

そこで「白とは白鳥の色だ」というと、「白鳥とは何だ」という。「白鳥とは長い曲がった首の鳥だ」というと、「首は解るが、曲がった首ということがわからん」というのです。

いくら説明しても解らないので、私はその盲目の友人の手を取って、それを伸ばしてみせて「これがまっすぐだ」と云って聞かせ、今度はその腕を曲げて「これが曲がったんだ」と言ったら、その友達は手を打って喜んでいう「あーわかった、わかった」と。

何がわかったかといえば、先に問題になった白い牛乳の「白い」とは何だということが、「曲がった腕」だというふうにわかったのです。』

金持ちとはなんだ、幸せとはなんだなども、これと似たようなものである。

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