掛井酒店

純米酒(日本酒)の話題を中心に、ドイツビールやワインなどの入荷情報、日々の出来事を発信します。

小笹屋竹鶴21BY入荷

2010-04-07 11:20:40 | 日本酒
先日、いつも大変お世話に成っている広島県竹原市の蔵元「竹鶴酒造」さんより、今年度(21BY)醸された小笹屋シリーズ(原酒シリーズ)「大和雄町」「宿根雄町」が入荷致しました。大和雄町は、三原市大和町の契約栽培農家で収穫された雄町米で醸され、宿根雄町は、竹原市宿根地区の契約栽培農家で収穫された雄町で醸されます。
米の収量は、大和産の方が多く宿根産の方が少なく、その為「小笹屋竹鶴 宿根雄町」の方が早く売切れてしまいます。秋には火入商品が出荷されますが、この時期に極少量生酒も出荷されます。
仕込みの際、双方使用酵母・精米歩合など同じですが、毎年見事に個性も異なります。
下のデーターは、今年の蔵見学の際試飲させて頂いた、大和雄町に成るお酒のそれぞれの仕込タンク別の数値です。読み方としては、こんな具合です。
21BY=平成21年度醸造 1/7=仕込日が1月7日 仕込3号=仕込順タンク番号 大和雄町65%=使用米・精米歩合 701号=使用酵母 18.8=アルコール度数 +11.0=日本酒度 2.6=酸度 1.6=アミノ酸度 19.2=粕歩合 2,282ℓ=生成数量










根雄町になるお酒のそれぞれの仕込タンク別の数値です。








てな訳で、大和・宿根それぞれの仕込のデーターは、こういった感じです。勿論このお酒達が、本商品に成っているのですがブレンドの比率などは不明です。
大和雄町の印象は、若さは感じるもののすでに旨味や膨らみを感じ、渋・苦も強く感じることも無く、現段階でも充分楽しめる味わいです。
原料米:大和町産雄町 精米歩合:65% アルコール度数:19.0 日本酒度+9.0 酸度2.2 アミノ酸度:1.8 使用酵母:701号

一方、宿根雄町はしっかりとした骨格の在る味わいと、酸・渋も有り複雑な味わいながらまとまりも感じ、バランスの好い味わいです。
今年のお酒も、とても素敵なお酒に成っています。
原料米:宿根産雄町 精米歩合:65% アルコール度数:19.4 日本酒度:+12.0 酸度:2.4 アミノ酸度:2.0 使用酵母:701号

価格は、いずれも1800ml=3150円 720ml=1575円 です。