まわりで起こっていること

since2004.12「糠漬け初心者」

かえる

2005年10月20日 | Weblog
死ぬときは、きれいな心で、かえっていきたい、とあるとき、妻がポツリと洩らす。

きれいな心とは、そねみ・ねたみ・さげすみなどない心だそうだ。

変な言い方だが、油断していると、核心を突いた言葉がもれてくるものらしい。

油断して、素にかえっている状態。

かえる、と自白してしまった、というか。

今年も押し迫ってきたけれど、重大ニュースのひとつだな。

羽衣伝説とは、ひょっとしたら、こんなところからうまれたのかもしれない。

きれいな羽衣を纏って、天にかえっていく。





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アイヌの言葉

2005年10月19日 | Weblog
アイヌの言葉には、病気や薬、あるいは、獣を狩る、家畜、というような言葉はなかったそうな。

わが社に北海道出身のYという男がいる。

アイヌのハーフかクォーターかなにかだけれど、わが妻に、犬には感情がないんだよ、と語ったとか。子供の頃、犬を殺したこともあるらしい。

Yのその言葉をきいて、アイヌの歴史を体現しているY、という夢想をしてしまった。

素人・自称歴史家的にいうと、アイヌは、渡来民族によって、北へおいやられた。
有名な、征夷大将軍、坂上田村麻呂は、アイヌを征伐した、という理由で、いまだに、由比の豊積神社のお太鼓祭りで、崇められている。

御室浅間神社でも、縁起には、たしか、そのようなことが書いてあった。

北においやられたアイヌ民族。

圧倒的な、彼我の力の差の前で、被占領民族のとる道は、ふたつ。

占領者と徹底抗戦か徹底迎合。

孔子発祥の中国以上に、儒教的な韓半島を見るまでもなく。

Yにつらなる祖先は、苦渋の中で、後者の道を選び、獣を狩る、という言葉を身につけた。

こんな話を妻としているうちに、彼女は、そんな大きな話でなくても、私の、エプロン姿で、いつもいなさい、という母の言葉とも似ているね、と。

これは、どういうつながりになるかよくわからないけれど、とりあえず、頭上一メートルくらいのところに、ほーリ投げておこう。
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朋あり遠方より来る

2005年10月18日 | Weblog
一夜、昔の朋から、電話、あり。

今度、清水へうかがうよ。
ブログ、読んでますよ。

ところで、どんな理由で書く気になったの?

難しいところだね。

始めは、糠漬けについて、飲み屋でもどこでも、しっかり聞いてくれないので、ブログへ考えていること、書いちまおう、と言うところから、かな。

そのうち、まわりで起こっていることが、面白いことが多いので、と。

で、今はね、山を生き返らせること、が、一番の関心事かな。

今度、きこりにあって、実際、今、山はどうなっているのか、訊くんだ。

と、もろもろ、とうとうと述べまくる。

彼は、もと左翼で、赤いヘルメットをかぶっていたそうな。
広島カープのファンだったわけではないけれど。

赤いヘルメットといえば、60歳にして、マザコンであることを公言し、母親のことを、実に細密に語ってくれるTさんも、今はなき、一部上場会社へ入社する前は、かぶっていた由。

当日は、我が家へ泊まって、うまい魚で地酒でも飲もうか、と楽しみにしている。





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ブログの女王

2005年10月17日 | Weblog
真鍋かおりという、横浜国大出身の才女・モデル?が言われている。

一日のトラックバックが、1000~1500あるそうな。
それだけあると、サイト運営者からは、垂涎の的。

その人が、たかみから書かずに、自虐的に書くと読みやすい、と言っていた。

それじゃあ、おれも、とも思うけれど、書きたいことを書くのが、やっぱり、一番だな。

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小室浅間神社

2005年10月16日 | Weblog
おむろせんげん神社と読む。

富士吉田町の観光パンフの、小室浅間神社の参道をのんびり散歩してみるもよし、の言葉にほだされて、出かける。

富士吉田の街を一人で味わう。

なかなか、いい味だった。人は、あんまりいなかったけれど。

帰りに、馬刺しと牛刺しを買って帰る。

この、おむろ、もともとは、御室、と書いたそうで、南朝方の一の側近の、御室家に関係があるらしい。

戦いに敗れた南朝方は、たぶん、方々へ逃げ延びただろうけれど、いずれ、山深い、人里はなれたところにしか、住めなかっただろう。

塩の道、秋葉街道の、三倉の近くにも、一軒残っていた。
その付近の八幡神社を勧請したのは、御室家の何とか言う人だ、と言われている由。

世に、素人・自称歴史家ほど、幸せなものはいないだろうと、夢想しつつ、あっちこっちの、言い伝えやら何やらを、くっつけたり、はなしたり、している。



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清水寺

2005年10月15日 | Weblog
新浜松市誕生記念、ということで、浜松市美術館で、京都の清水寺の仏像のご開帳があった。

会社を退職したばかりのHさん、Fくんと出かける。

三面千手観音坐像や地蔵菩薩、毘沙門天等々、多くの仏像に出会えた。

こんなにたくさん、よく、清水寺は許可したな、と思うくらいの出展。

おばあさんが、列の順番にそって移動しながら、ひそやかに、合掌している風情は、なかなか、おつなものだった。

やっぱり、何百年もの時代を経てきた仏像さんは、パワーがある。

その前、いったいに、オーラのようなものが、もわーっと、漂っていた。

翌日も、おじおばを連れて、出かけてしまった。

おじは、時間も忘れたように、場内を、駆けずり回っていた。

それにしても、いろんな仏像があるものだ、というのが、率直な感想。
名前は覚えきれない。

僕らのこどもや孫の時代にも、大事にされているのだろうか、と思う。



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糠のにおい

2005年10月14日 | Weblog
ある朝、妻が、僕の目の前に手をかざす。

こうだから、と。

糠漬けのにおいがした。

つまり、僕のかわりに、糠に手を入れて、きゅうりか何かを出したということ。

おとうさんが飽きてしまっても、私は、いいと思う。
糠漬けに凝っていた頃、言っていた事は、今もいきつづけているから。

待て待て、いかに飽き性の俺でも、まだ、飽きていないぞ、と思いつつ、なにか、いい気持ちだった。

妻に認められるのは、元気の源なんだな、きっと。

 ともがみな われよりえらく みゆるひは
  はなをかいきて つまとたのしむ

という、啄木の歌もあるし。





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小布施のお酒

2005年10月13日 | Weblog
事務所に帰ったら、Oさんがもって来てくれたお酒。
小布施のお酒。

ご夫婦で、岩の湯、という旅館へ行ってきたお土産。

すぐさま、電話する。

おめでとうございます、そしてありがとうございます、と。

なんですか、おめでとうって、と言ってたけれど、ご夫婦で、何回目かの、岩の湯へ、2泊3日の旅は、おめでとう、と言わずして、なんていうのか、というくらいのもので。

この岩の湯、金井さんという社長さんが経営されていて、お客様自身が感じてすらいないニーズを、読み取ることを、経営の原点においている、という旅館。

もちろん、エージェントは通さず、宴会客もとらず、という。

それでいて、来年まで、予約一杯。

それはともかく、きっと、Oさんご夫婦、お互いの気づいていないニーズを充たされて、帰ってきたんだろうな、と、おめでとうございます、です。
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結婚記念日

2005年10月12日 | Weblog
10日は25回目の結婚記念日。

結納を5月5日にし、式を10月10日にしたのは、覚えやすいように、だった。

式の挨拶のときに、妻をしあ、いや、ふしあわせにはしません、と言ったのを覚えている。

あれから、25年。

ようやくこのごろ、夫婦らしくなってきたな、と思う。

時間はかかるものだよ、と後輩諸氏には伝えたい。

表向き、仲のよい夫婦を気取るのはできるけれど、お互い依存せず、自立しながら、カウンセリングしあう、のは、楽しいことだよ、と。

汲めども尽きぬ泉のように、あとからあとから、清冽な水が、思いもかけずに湧いてくる。

のろけているようだけれど、結婚記念日につき、ご容赦のほど。

あなたの姿は、あなたの奥様をみていると、よくわかりますよ、とある人に言われたことがある。
あなたのすべてが、あなたの奥様の中に反映されている、と。

これは、かなり、インパクトのある言葉だった。

爾来、夫婦のコミュニケーションが、あらゆる場面に反映することに気づく。

おそれず、いそがず、たじろがず、つつみかくさず、ジャッジせず、生かす。



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旅行

2005年10月11日 | Weblog
今月末、社内旅行がある。

琵琶湖⇒近江八幡⇒比叡山とまわる。

ご一緒する、僕より少し先輩に話を伺う。

最近、街を歩くのがいい、いままで、各地を、バスでお酒を飲んで回ったけれど、何も見てない、酔っ払って、ヨイヨイになっていただけで。

だから、今回は、近江八幡をあるくのがたのしみだ、と。

よくわかるな、居酒屋がガソリン使って移動してる、ってイメージだったからな、僕も。

永平寺なんて、三回くらい言ったけれど、ぜんぜん覚えてないもんな。

それもこれも、たんに歳をとった、ということかもしれないし。



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