以前、エレファントムというエントリーをした。
福岡伸一さんが、翻訳して、出版された。
実際には、高橋紀子さんという方との共訳なんだと思うんだけどね。
本を買うのが趣味なので、買ってしまいました。
という話なんだけど。
どうも、エレファントム、というのは、エレファント、象だね、それプラス、ファントム、亡霊とか霊とかを、足し合わせた造語みたいだ。
訳者は、幻の象、って、ルビをふっていたけどね。
こちらの好みでは、というか、直感的には、象の霊魂、とか、つらなる霊、とかだな。
ところで、よく見えない世界、なんていうけど。
人間て、一日に、4000万個の皮膚のかけらを、落としているんだってね。
垢、と言ったりするわけだけど。
それから、ビーグル犬などは、3億個の嗅覚細胞を持ってるのに対して、人間は、600万個なんだって。
だから、わたしは、なんの痕跡も残さずに、生きていると言っても、ビーグル犬からすれば、あちらこちらに、あんた、自分自身をふりまいてるよ。
ということになる。
著者のライアル・ワトソンは、ヨハネスブルグ動物園で、デライラという雌象と出会う。
仲良くなったころ、新入りがくる、ということで、隣の建物に移すことになった。
デライラは、嫌がった。
結局、移されたんだけど、その建物に入ったとき、緊張して、隅の一点を、見つめつづけた。
そして、そこへ、干草を積み重ねた。
その仕草が、わからなかったんだけど、古い世話係にきくと、20年前、そこで、重病の象が、獣医によって、射殺された、という。
デライラは、葬送の儀式を、干草で、執り行ったわけだ。
人間には、なんの痕跡もなく、みえないものが、デライラには、みえていた。
福岡伸一さんが、翻訳して、出版された。
実際には、高橋紀子さんという方との共訳なんだと思うんだけどね。
本を買うのが趣味なので、買ってしまいました。
という話なんだけど。
どうも、エレファントム、というのは、エレファント、象だね、それプラス、ファントム、亡霊とか霊とかを、足し合わせた造語みたいだ。
訳者は、幻の象、って、ルビをふっていたけどね。
こちらの好みでは、というか、直感的には、象の霊魂、とか、つらなる霊、とかだな。
ところで、よく見えない世界、なんていうけど。
人間て、一日に、4000万個の皮膚のかけらを、落としているんだってね。
垢、と言ったりするわけだけど。
それから、ビーグル犬などは、3億個の嗅覚細胞を持ってるのに対して、人間は、600万個なんだって。
だから、わたしは、なんの痕跡も残さずに、生きていると言っても、ビーグル犬からすれば、あちらこちらに、あんた、自分自身をふりまいてるよ。
ということになる。
著者のライアル・ワトソンは、ヨハネスブルグ動物園で、デライラという雌象と出会う。
仲良くなったころ、新入りがくる、ということで、隣の建物に移すことになった。
デライラは、嫌がった。
結局、移されたんだけど、その建物に入ったとき、緊張して、隅の一点を、見つめつづけた。
そして、そこへ、干草を積み重ねた。
その仕草が、わからなかったんだけど、古い世話係にきくと、20年前、そこで、重病の象が、獣医によって、射殺された、という。
デライラは、葬送の儀式を、干草で、執り行ったわけだ。
人間には、なんの痕跡もなく、みえないものが、デライラには、みえていた。
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