昨夜の同友会、例会。
報告者の御仁が、途中、有名な二宮尊徳翁の言葉を引用していて。
「道徳なき経済は罪悪であり、経済なき道徳は寝言である」ってやつね。
そこからの剽窃が表題というわけだ。
この時代にとっては、そこが大事だな、とこちらも感応した次第。
道徳と書くと、どうしても前時代の遺物みたいなものもくっついてきてもしまうんだけど。
杓子定規とか規律のみとかしゃちこばったとか。
祝詞の中に出てくる国津罪と天津罪の区分けがここに入ってくるとおもしろいんだけどね。
国津罪というのが、ま、道徳にあてはまりもし、つまり、戒律を守る、これこれこういうことはしてはいけない。
なんての。
天津罪というのが、人の本来持っている力を発揮させない罪、ってわけだな。
この二つがあってのものだね、ってことになる。
そんな気配がするのが、表題だな。
なんてことを寒露の朝、雨の音を聴きながら書いております。