まわりで起こっていること

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「かきしお」をゲットした

2019年03月17日 | Weblog

妻と娘との買い物の途次、バローさんの喫煙スペースで。

目の前を見たら、うどんのげんき、大将が。

忙しく動き回っていて、近づくと、黒板に。

表題の「かきしお」、テイクアウトできます、なんて書いてあって。

思わず、それ、一丁!ってなもんでして。

買い求め、晩酌のアテにしたのでした。

かきしお?

早い話が、牡蠣の塩辛なんだけどね。

これ、進化しているね、とこの間、お店でコメントしたら。

そりゃもう、大将、満面の笑顔で、かの御仁の食にかける情熱は。

見ているこちらが嬉しくなるくらいのもので、基本、あれだな。

すべからく。

商売の要諦を体現しているようなもので、そりゃ、鄙でも行列のできる店。

なわけだ。

ほんのつかの間、いい時間となった。

こうしてみると、日常の中、どこにでも転がっているんだよね。

そうだ、昨日の日経、読書欄、「日本史ひと模様」と言うコラム担当の。

このところ、売れっ子歴史家、本郷和人さんが。

木曽義仲のこと、書いていた。

木曽の山の中から都へ駆け上った、誰よりも秀でた武人。

ところが、都では、それなりの貴族の、王城の文化があったようで。

ある時、猫間中納言とか言う貴族が来訪、その御仁をもてなそうと。

「ぶえんのヒラタケ」を振る舞ったらしい。

ぶえん、つまり、塩のない、と言うことらしいんだけど、義仲。

都では、すべての食材が今で言えば、加工食品で、素材のうまさを味わう、なんてことがなかったので。

と言うような心持ちで、わが故郷の味、みたいな感じで振る舞ったら、その猫間なにがし。

こんなもの、食えるか、くらいの調子で帰っていった、と「平家物語」には書かれている、と言う。

なんてことが、一事が万事で、結果、都育ちの頼朝に討たれた、って次第。

だそうで。

なんとも哀しい物語、ってことなんだけど、本郷さん、視点が面白くて、そりゃ、人気なわけだ。

と一人、合点がいっていたのだけどね。

さて、昨日は「かきしお」、今日は、何をゲットするのか。

コメント
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