アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

重連に牽かれる贅沢な列車旅~EF58+EF57

2020-11-16 20:00:00 | 国鉄時代(モノクロ)

前の記事で、宇都宮でのスナップ写真を掲載したが、今回は同じ日に撮影した停車中でのスナップ。朝一で栃木まで向かうため、赤羽から普通列車に乗車と書いたが、自分が乗車する列車が、回送とは言え機関車重連でホームに滑り込んできたのを見て、乗るのが勿体ないような、優越感に浸ったような変な気分になったことを思い出せる。しかもパンタグラフは4つとも高々と上げ、大きく弧を描いた編成は荒川橋梁を快調に渡っていく。アントンKもすかさず、その様子を8mmカメラで窓越しから撮影してみた。遠くから続くジョイント音が心地よく、機関車の走行音まで聞こえるではないか。今にして考えると、こんな刺激的な列車旅などもう不可能なことになってしまった。せめて、当時の自分の悪行を忘れてしまう前に綴っておこう。

特急列車の退避のために中線に停車。その間に先頭までいき電機を観察する。異形式とはいえ、やはり重連運転は魅力的に映る。しかも大きなパンタが全部上がり、いかにも誇らしげな表情は時間の経過を忘れさせるのだ。

1976-10-31    121ㇾ  EF58 84+EF57 13        東北本線:間々田駅