アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

我が鉄人生の二大巨塔~EF57&EF58

2020-11-10 16:00:00 | 国鉄時代(カラー)

古くてヘボい画像が続いてしまい恐縮している。

アントンK自身、古い画像をデータ化するという作業の中で、忘れてしまっていた画像を目にして、折角だからという安易な発想でスキャンし、その画像と一時的にも向き合うことになる。すると不思議と当時の風景が蘇る場合があり、懐かしさも手伝って、その記憶に付箋を貼るように、この拙ブログに掲載しているのだ。ネットにさらすようなクオリティは当然のことながら無く、見に来て頂いた読者の皆様に不快な思いをさせていることだろう。どうかスルーして頂ければ、少し気が楽になる。

さて、鉄道ファンの間でEF57とEF58、どちらの機関車に人気があるのだろうか。どちらも現役の電機ではないから、人気があった!が正しいか・・・アントンKにとっては、初めて目にした時のゴーナナの戦いに挑むような古武士の表情が忘れられず、迷うことなくEF57を採る。アントンKを今までこの趣味の世界に留まらせてくれた理由の一つは、ゴーナナの存在であると断言できるのだから。アントンKの鉄人生にとって、ちょうどベストのタイミングでEF57という機関車が存在し、虜にされたと言った方が正しいか。逆にEF58は、アントンKにとってはゴーナナの時代に存在感を増してきた機関車で、当時を思えば憎きゴハチという感情が蘇ってくる。ゴーナナに出会うために、一日中線路端に出ても、遠くから青い機関車が見えてくるとガックリきたもの。最初はそんな感覚だった。しかし時代とともにEF58への興味も一気に盛り上がっていった。それには当時知り合ったこの道の先人達の影響が大きい。EF57が15台なのに対し、EF58は172台という大所帯。両数が多ければ、多種多様な形態が存在することも教わり、同じゴハチでも好みが別れるといったマニアックな会話にも大いに花が咲いたもの。楽しい時間であった。

今回は、今で言うヒガハスで撮影したEF57けん引の普通列車123ㇾ。当時はまだ駅撮りが多く、ゴーナナ開眼の年の夏休み、初めて線路端へ繰り出した時のもの。光も考えずカメラにはネガカラーフィルムが入っていた。現在のヒガハスの定番構図は、昔から好みではなく、当時の教則本だった「鉄道ファン」のような大きく綺麗に被写体が写っている写真を理想としていたからか、残されている写真は、この手のものが大半を占めている。この日、朝から線路端に出て役者登場を心待ちにしていたが、待っても待っても現れず、ようやく昼過ぎになって千両役者のごとく姿を現した。急行編成でもない、ありふれた一般客車が連なる編成だが、今こうして観ると、これはこれで美しく思える。編成美を感じるのだ。ゴーナナやゴハチ談義は中々尽きることは無いから、当時に頭の中を戻して今後も綴ってみたいと思っている。

1975-08-16   123ㇾ  EF57 11          東北本線:東大宮-蓮田