師走が目の前のこの時期、ここへきて感染者数が増え続けており、どこか落ち着かず悶々とした日々を送っている。年寄りと同居している以上、最低限考えられることはこれからもしていかなければならない。数字ばかりに目が行きがちだが、再び春先のような状況にでもなったら、生活そのものが厳しくなるだろう。今は沈静化を祈るばかりなのだ。
残り数週間になってしまった今年2020年。アントンKにとっては厳しい我慢の年になった。よくぞここまで過ごせてこれたというのが感想でもあるが、多くの人たちに励まされ助けられて今日を迎えられたと思っている。誠に有難く生涯忘れることはないだろう。もちろん趣味で知り合った方々との日常の有難さを感謝し、また演奏会で本気の音楽に触れ、明日への力を享受できたことの大きさは果てしないのである。
残された数週間、2020年という年のうちに蒸機が見たい。あの五感がしびれて背筋がゾクゾクしる感覚に陥りたい。長く続く上り坂だが、ゆっくりだが必ず上り切る。そう空高く立ち上がる爆煙を見て決意したいのだ。
1998-12-29 試9244ㇾ D51 498 JR東日本/磐越西線:更科信号所付近