アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

東北特急全盛時代を往く~583系

2020-11-05 20:00:00 | 国鉄時代(モノクロ)

すでに国鉄時代から全国で活躍してきた、485系や583系はすでに走っている姿を見ることはできない。485系は、厳密に言えば、姿を変えて辛うじて存在しているが、アントンKの中では消滅も同然の状況。先日愛孫から、583系電車を見せろとせがまれてしまったが、もう現役でないことを告げると、がっかりした表情に代わり、こちらも大変つらい想いになってしまった。アントンK自身も、この583系電車には思い出が多々あり、特急電車の中でも大好きな形式の電車だけに、世代を越えた想いが嬉しかったのだが、博物館でしか見せられない現実を恨めしく思ってしまう。将来の鉄道ファンのために、鉄道文化財としての動態保存は考えられなかったのだろうか。昨今の日本の社会状況などを加味したら、諦めざるを得ないことか。とても残念でならない。

といった訳で、アントンK自身が、一番燃えていた時代の東北特急、583系「はつかり」を掲載しておく。583系電車は、昼行でもあり夜行列車でもあるから、うんと高い屋根が特徴で、迫ってくると圧倒的な迫力を感じたもの。当時はサシを含む13両編成でフル運転しており、存在感は485系電車よりも大きかったように思える。当時は、モノクロ一発撮りがほとんどで、よほど光線状態が良くないとカラーポジの撮影はしなかった。現在のデジタル技術の躍進ぶりを見ると、ちょっと悔やまれることだが、こればかりは致し方が無い。今度愛孫に、当時の思い出を大いに語りたいと思っている。

1980-03-26 22M  はつかり4号 Tnc583-24     東北本線:越河-貝田