アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

事業用電車に遭遇~クモル24

2020-11-29 19:00:00 | 国鉄時代(モノクロ)

先日、京急線で活躍する事業用車デトの展示を見てきた。ご存知のように京急電車は、赤色が基本であり伝統色だろうが、デトは黄色の井出達で、京急線内ではとても目立つ存在なのだ。国鉄時代に在籍していたクモル24のような、トラックの荷台が電車の運転台に付いているようなスタイルで、シンプルな顔立ちからか、とても愛嬌があり可愛い。普段は滅多に見られないらしく、偶然にでも遭遇すると幸運が訪れるとか・・・黄色にハンケチならぬ黄色い電車ということなのだろう楽しい話だ。

その肝心なデトの画像がないので、また国鉄時代の古いものから掲載。現在はJR各社、この手の事業用車は存在しているのか、あまり見かけなくなってしまった。昔は沿線に出向くと、荷物電車のクモニ13やら配給電車のクモル24などに出会ったもの。掲載写真も東北線でゴハチを待っていると、トコトコと近づいてきた列車だった。調べた訳ではないが、おそらく戦前から活躍した17m電車の改造車と思われるような、シンプルかつ武骨な顔を持ち、釣り掛けモーターを唸らして近づいてきたことを思い出す。そう思うと、ますます現代の鉄道はバラエティが無くなり、寂しくなったことを実感してしまう。

1978-08-17   クモル24003      東北本線:久喜-白岡