アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

新旧逆転!運命の分かれ道~165系

2020-11-03 18:00:00 | 国鉄時代(カラー)

鈍行に揺られながら途中下車して、車両をスナップしていた時代の画像。はっきり言ってどうにもならない物ばかりだが、こうでもしないと全く忘れ去られていたものばかりで、データ化の記録としてここでも掲載しておく。

撮影よりも列車に乗る目的だった小旅行の一コマ。1975年1月、この時は水上まで行っている。上野から普通電車に乗ると、高崎線で何回か特急列車の退避がある。「とき」や「あさま」が多かったと思うが、時間はいくらでもあった時代、そんな時の流れ方の中に身を置き、思う存分好きな時間を送っていたようだ。その時には、決して今は大変貴重な体験になるとは、夢にも思っていなかったはず。長い長い一日を過ごしていたことだろう。水上からの帰り道、途中下車した後閑駅から見える1台の蒸気機関車。まさしくこのカマが、今を時めくD51498号機なのだ。十数年後、まさかこのカマが復活するなんて考えるはずもなく、大好きだった165系とともに撮影している。あれほど走っていた165系の姿は何処にもなく、かたやいつも磨かれて大事にされている機関車。カマと電車との違いはあるにせよ、この不文律は少し切なく感じてしまう。

1975-01  908M 急行「ゆけむり4号」   後閑駅ホームにて