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政治と笑い

2017-12-19 19:02:45 | 政治・時事
日曜日は大河ドラマの最終回を見ていたので、「THE MANZAI」はチラチラとしか見ませんでした。
「おんな城主直虎」は近年の女性が主人公の大河の中ではとても良かった。前半は「少女マンガかよ」と見ていられなかったのですが、後半次第に直政が登場し出した頃から面白くなり、没落した井伊家が再興されて幕を閉じるラストは感動的。柴咲さんの直虎も凛としてカッコ良いヒロインでした。
いや、大河の感想を言いたいのではない。
見逃した「THE MANZAI」のことです。
放送直後からウーマンラッシュアワーの漫才が大反響だったので、慌てて後から見ました。
いやー今の時代あそこまで政治風刺できるのは凄いね。ビックリした、キレッキレじゃん。
日本では何故か政治風刺は流行らないし、作品に政治を持ち込むのは野暮とも言われがち。
特に最近は政権のテレビなどメディアへの圧力が凄いと聞くのに、あそまでぶっ込んだネタができるとは。
当然賛否両論あるでしょうが、自分は実に清々しく、カッコ良いなと思ってしまった。
とにかく若い人が元気ない最近に於いて、若い人が政治的なことを言うことそれ自体が逆にカッコ良い。
何故なら今は政権にちょっとでも疑問を持ったり、平和主義的発言をしたりすると一斉に叩かれたりするじゃない。そのリスクを厭わない勇気に心を動かされちゃう。
沖縄の問題も(ヘリの部品が落ちたのを自作自演だと言う人がいるらしいじゃない)、相撲協会の件も、いじめ問題もその他諸々。問題の根っこは似てる。日本は被害者側を叩く変なところがある。組織の、大枠の和を乱すものは許さない、みたいな同調圧力が存在する。
日本は大大大好き。日本人も大好き。自分は大の愛国者だと思います。でも日本のそういう弱さは嫌い。
臭い物に蓋をする。見て見ないフリをする。思考をやめる。自分の意見を言わない。
そういうとこ、最近の日本は大いにあると自分は思います。

だから思わず茂木先生が呟いたことというのも気持ちはわかる。理解できる。
私もワイドナショーの企画なのか、DT松本さんたちが安倍さんと会食したニュースにはガッカリした。
詳細は分からないけど、番組に呼んだだけじゃたりなく、会食までするのね。それは、行くべきじゃなかった。
あの番組での松本さんは安倍応援団だと思うし、時の政権に阿るというのがもう致命的にダサく、カッコ悪い。
元日テレのディレクターの方も、情報番組の御意見番みたいなことして、松本人志はどうしたんだよ?と以前熱く嘆いていました。
安倍さんは支持率も凄いし、大人気だし、自分の思うがままに政権を操ってメディアも掌握しちゃっているじゃないですか。これ以上ない日本一の勝ち組の人を応援されてもね。シラけるわ。
アーティストや芸能人は政府に対して常にシニカルであるべき、とはデヴィッド・ボウイの言葉です。
ウーマン天晴。松本さん残念。


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