マジョルカピンク

水曜どうでしょう。大泉洋。大谷翔平。大好き

DVD第21弾

2014-06-30 21:56:08 | どうでしょう
水曜どうでしょうの最新DVDが出てからもう2週間くらいになるでしょうか。
このところ慌ただしく過ごしており、感想も書けぬままでした。
近頃はテレビも改編期に入りあまり面白くないので、もっぱらこのDVDをヘビーローテーション。
喜界島見て、わかさぎ見て、それぞれ副音声で見て、特典映像見て。その繰り返し。あー面白い。全く飽きないぜー。
まず「リヤカーで喜界島一周」ですが、この企画はミスタさんが映画を撮りたいと言って番組をしばらく休んだあとの復活第一弾企画だったんですよね。当時は映画で休むってのは口実で、きっとこのまま番組はフェイドアウトしまうんだろうなと思ってましたので、再開されると知ったときは本当に嬉しかった。しかし、当時初見ではなんか地味な企画だしイマイチじゃね?と、ひそかに不満に思っておりました。それが時を経てリターンズ、クラシックと繰り返し見るうちにお気に入りの企画の一つに。ディレクター陣が言うように、「常に初陣」「ツインルームの4人使用」「いい宿泊めろバカ野郎」「僕らは毛布だ」などなど名言の宝庫。旅の最初の羽田のホテルでのゴタゴタや喜界島でのテントの一夜のモメ方など、やっぱり4人でグダグダ言い合っているのが最高に面白い。副音声で大泉さん含めた3人が反省を込めて昨年の新作のことを語っていますが(さすがに不評なのが耳に届いているのね)、新作は4人でホテルで一緒のシーンとかがとても少ないんですよ。あれはとても残念だった。旅の工程の中で何を見せるかじゃなくて、4人のキャラクターが好きなんですからしょうもないやりとりとかをもっと見たかったですよ。その点喜界島は、やっぱいいんですよねえ。
そしてDisk2のわかさぎ釣り2ですが、NOちゃんこと音尾琢真先生が満を持して副音声に登場。この副音声かなり面白いです(笑)
5人目のどうでしょうというと誰もが安田顕さんを挙げると思いますが、NACSさんで次に出番が多いのが音尾さんなんですよね。つってもこのわかさぎ2と屋久島とR-14しかないんですが。
ディレクター陣は音尾さんを役者としてはかなり評価していまして、蟹頭でもベタ褒めしてるんですよね。にもかかわらずHTBのドラマや祭りなどになかなかお呼びがかからないことを音尾さんは低姿勢ながらチクチク言ってるんですよね(笑)音尾さんは舞台で活躍されてるから~と言われると、札幌でも公演しているのになかなか見に来てくれませんしとブツブツ(笑)で、藤やんも黙ってなくて「音尾さんはなんか軽いんだよね~」とDVDも見たことない副音声があることさえ知らなかった音尾さんのどうでしょうへの愛情の無さを暗に責め始めます(笑)
しまいには音尾さんは「顔が使いづらい」などと老け顔のせいにしたりして(笑)いやー大泉さんとはいつも名調子で笑わせてくれるし、安田さんはディレクター陣の話を大人しく聞くばかりなのですが、この音尾さんVS藤やん&嬉野さんの攻防はなんだか新鮮で可笑しかった。早くも屋久島の回が待ち遠しいです。

今回、喜界島とわかさぎ2だけじゃ弱いんじゃないかと思ったらちゃんと昨年のどうでしょう祭のダイジェストを特典映像にして収録してくれました。素晴らしい。今回の祭の映像はボリュームもすごくあって、これだけでもDVD売れるんじゃないかと思うぐらい。どうでミー賞や最高だった3日目の昼の部のシェフ大泉対板長鈴井をしっかり収めてくれてありがたく思っています。当日行けなかった方も十分当日の空気を味わうことが出来たかと思います。本当に今回のDVDはいつにも増して大満足。大泉さんの副音声を姫路の映画の撮影現場まで収録に行くというディレクター陣の頑張りも褒めたいと思います。
ところで今回、わたくし近所のローソンのくじはかろうじて1回引けただけ(全部売り切れた)、フィギュアも1個買っただけと全く年貢を納めきれておりません。あのボードゲーム欲しいなあ。家族でやりたい。今回のくじの商品、普通にグッズとして売り出してほしいです。

『私の男』

2014-06-29 13:38:31 | 映画
桜庭一樹さんの原作小説のファンでありましたので、この作品の映画化と公開をひたすら待ちわびていました。で、鑑賞したのが先々週のレディースデー。感想を書くのに時間がかかってしまいました。なんというか、見た直後は自分の中で作品を咀嚼し上手く言葉に出来るかわかりませんでした。数日経った今も上手く表現できるか自信ありません。ここ数年見た邦画の中でも最も感情を揺さぶられた作品なのですが、一言二言でまとめられないんですよね・・。問題作であり、見る人の価値観をグラグラ揺らす衝撃を伴った作品であるとともに、美しくもあり醜くもあり、人生の哀しさが一杯詰まってて、どうしようもなく泣きたくなりました。今年私は劇場で「永遠の0」や「青天の霹靂」を見て泣いちゃいましたけど、そういう涙とは全然違うんですよね。全然タイプの違う作品なので一括りにするのはどうかと思いますが、挙げた2作品はわかりやすく泣ける作品。心の中の泣きたいツボを気持ち良く押されるって感じなんですけど、「私の男」は劇場で涙なんか出ませんし、見て10日ほど経って作品を思い出したとき、実在していないはずの登場人物の人生に思いを馳せてただただやるせなく泣きたい気持ちになるって感じです。

多くの禁忌の中でも人が最も嫌悪感を示すものに近親相姦があると思います。
それは誰もが誰かの子供であり、多くの人が人の親であったりするわけですから、そういうことについて話したり考えたりすることに嫌悪感を持つのは人間として自然なことだと思います。近親相姦は遺伝子学的に問題があり、各々DNAにそういう情報が組み込まれているのだと思います。
この原作小説はそのインモラルな内容が議論を呼びましたが、大変な評価を受け直木賞を受賞しました。その一方でこの内容では映像化は難しいだろうと言われていたのです。私はこういうテーマこそ映画でやるべき、と思っていましたが、熊切和嘉監督が頑張ってくれましたね。かなり原作通りに作っていただいて、感銘を受けました。私は小説を読むとき自然と映像を頭に浮かべながら読んでしまうのですが、その自分の頭の中の映像と実際の映画の映像が良く似た感じだったのでちょっと鳥肌ものでした。やはり稀有な才能の持ち主なんだと思います。原作から立ち上る匂いとか感覚がリアルに再現され、こういう難しい原作でも監督次第でここまで出来るんだなあと妙に感心。

結局この物語は、愛情を受けずに育ち無償の愛を求めた男とその男に無償の愛を注ぐ娘の相思相愛のお話なんですよね。
二人には他人には介入できない血の絆があり、誰にも言えない秘密を共有している。二人の仲を裂こうとする相手を排除していくごとにその秘密は増えていくので、そりゃあ最強の二人です。男女の愛と親子の愛が合体しているんですもの。こんな激しく強い愛はないでしょう。幼い娘は可愛く、歳とともに美しく成長していく。父は15歳ほどしか離れていなく、カッコ良い。そして互いに身寄りがない。この世でお互いがたった一人の存在なんです。惹かれあうのも無理はないです。
しかしながらモヤモヤしてしまうのは、男が父親になりきれず娘に妻や母親の役割まで求めてしまうという幼児性。そして天涯孤独な娘が自分を引き取ってくれた男に、求められれば応じてしまうのはいたしかたなかったのかな、と。それを愛という言葉で片付けてしまうのはなんか違うような気もして。
私が好きなマンガ「海街diary」の1話にこういうようなセリフがあります。「子供であることを許されず、無邪気な子供時代を奪われた子供ほど悲しいものはない」と。幼稚で頼りない継母の代わりを健気に務めるすずを見かねて長女がビシっと言った言葉です。頼りない親の子供は自然としっかりするとも言いますし・・。厳しい環境が子供を当たり前のように子供させてくれない。それは、悪気がなかろうと、ベースに愛があろうと虐待と同じだと思うんです。でも当の娘はそれを愛だと思っている。父親もそれでいいと思っている。成長しなくても、理解者が誰もいなくても。それが悲しくて、二人の人生の絶望の深さに私は泣きたくなったんですよね。

その二人の行き場のない愛の舞台が流氷に閉ざされた街、紋別。
私はこの街の近郊の小さな町の出身です。
子供のころ紋別というと大きな街でした。港があり、漁獲量も豊富で活気がありました。大学があり、デパートがあり、ショッピングセンターや商店街があり、時々紋別に買い物に行くのは望外の楽しみでした。夏はたくさんの屋台が立ち並び花火も開催される港まつり。冬は東京からタレントを呼んだりしての流氷まつりなど。私は昔から流氷まつりを見慣れていたので、札幌雪まつりとか全然綺麗と思いませんでした。寒くても、とても綺麗だった。
JRの駅が無くなり、街の中心部を離れたところにバイパスが通ってから街は寂れていきましてね。もう本当にシャレにならないくらい。
今でも街の高台の方から流氷が来る海の方を眺めると絶景が広がっているのですが、街には活気が無く昔のことを思うと時々胸がなんというか切なくなるような感じ。
そんな凍てつく寒さと閉塞感が二人の関係にもリンクしていてお見事だと思いました。さすが北海道出身の監督さん。あの流氷の、動物が啼いているような不気味な音、刺さるような堅い風の音。本当にリアル。あの街を知っている私がはっきりとそう思います。
今回、紋別という街がこれだけ北海道でフィーチャーされているのに、道内での上映が少ないのがなんだかなあと思ってしまいます。テーマ的に難しいのかもしれませんが、もっと紋別市はこの作品の舞台であることを喧伝したほうがいいのにと思いました。

浅野さんの演技は本当に素晴らしかった。私は小説を読んでいた時トヨエツさんを思い浮かべていたのですが、いやーこれは浅野さん大正解。これはね、今年各主演男優賞を総なめすると思います。小説から抜け出てきたようでした。怖いぐらい凄まじかった。
花を演じた二階堂さんですが。これはね。私は二階堂ふみさんて素晴らしい女優さんだと思いますが、ごめんなさい少し違うかなあと。
少女から大人までを熱演され頑張っておられたのですが、なんていうかなあ、二階堂ふみさんならこの問題作のヒロインを引き受けてくれ、また上手く演じてくれるであろうというキャスティングだったと思うのですが(何言ってるかわからないかも)。つまり、ヤバい作品なのでたいていの新進の女優さんなら尻込みしますわね。激しい濡れ場もありますし。で、二階堂さんならああピッタリって感じで、意外性が無かったと思う。でもここは製作側に少し冒険してほしかったと思う。なんというか、私が思い描く花ってもう少しだけ可憐で、もう少し儚げで、もう少し優し気な女性のような気がするのです。二階堂さんて若いのに堂々としてらっしゃるので、大物っぽくて普通の女子高生あるいはOLって感じがあまりしないような。具体的にじゃあ誰がいいのかと言われても困るのですが。

意欲的かつ挑戦的な作品で、最近の生ぬるい邦画には見られないような志を感じる今作ですが、原作ファンとして少しだけ不満もあります。
まず冒頭の部分がやけに長く最後は尻切れトンボで終わったような。幼女と父の運命的な邂逅をドラマチックに描いたのはいいんですが、そのわりにラストがなあ。原作で花は父とは決別し、普通の女性のように生きていきたいと泣きます。多分それは叶わないことなのだと思うのですが・・。そういう花の思いが描かれてなくていきなり彼氏を父に紹介するだけで終わってますので。小説読んでない人はポカンなのでは?
あと父がどうしてああいう人間になったのかという父親本人の家族のこと、花を育てていた奥尻の家族の話がほとんど出てこなかったこと。説明不足な感じがしたんだよねえ。
私が物語のクライマックスだと思う流氷の上でのシーン。父と離れることをすすめる大塩に花は「父と娘の間には、してはいけないことなんてない」と言い放つセリフは原作にはあるんですが、あれを言ってほしかったなあ。罪悪感を持ちながらも、自分にそう言い聞かせているんだろうなあと花の心情がわかるだけに、ちょっと残念です。
でもそういう些細な不満を凌駕するぐらい、凄いパワーを秘めた映画であることも事実。

さっきネットのニュースを見たらこの「私の男」モスクワ映画祭でグランプリと主演男優賞のダブル受賞ですと。やーおめでとうございます!
快挙ですね!邦画の底力を見せつけるこの作品。もっとたくさんの人に見てもらえたらいいのに思います。






最後から二番目の恋

2014-06-28 00:09:26 | テレビ
この春のドラマは全体的に低調というか、これといったヒット作が生まれなかったクールでございましたねえ・・。
中でもフジテレビの数字がどれもこれも悲惨だったと揶揄されていますが、一応内容はそれなりにバラエティに富んでいたので・・テレ朝みたいにほとんどが刑事ドラマってわけでもなかっただけマシじゃないでしょうか。私は「極悪がんぼ」「ブラック・プレジデント」「最後から二番目の恋」などを見ていました。「極悪がんぼ」はVシネみたいな話を豪華キャストで月9でやってるというのが新鮮で興味深かったですけどね。いくらなんでも中身が反社会的だったし、数字悪いのもわかる気がしました。ブラック・プレジデントは特に気に入ったわけでもないのになぜかよく見ていたなあ。あれは大学生の子たちに魅力がなく、残念だったと思う。ごめんなさい。
で、一番好きだったのが「最後から二番目の恋」
ファーストシーズンよりかなりコメディ多めだった今作。1週間で一番ハードであろう木曜の夜に、このどこか昭和のテイスト香る恋愛ドラマとみせかけた実はホームドラマにかなり癒されました。変な人はたくさん出てきたけど嫌な人はほとんど出て来ず、いつもほっこり楽しい気分にさせてくれました。出演者の仲の良さが滲み出てくるというかノリノリで演じているのもわかり、毎回大いに笑えて少し泣けた。奇をてらった作品でなくていいから、こういうドラマがもっと見たいと思いました。

ニン

2014-06-25 22:16:07 | どうでもいい話
今朝の7時台のテレビがどこをつけても30分ほどはW杯の日本戦のことばかり。まあ無理もないとは思いますけど、サッカーに興味ある人ばかりじゃないでしょ?ほぼ全局横並びっていうのがどうかと思いますよ。私久々におさスタなんか見るはめになりました。妖怪ウォッチやってた。
大会を総括するのは早いけど、今回はあれですねー。アジア勢がまったくダメで、常勝軍団のヨーロッパの強豪も早々に姿を消し、地の利を生かして中南米が活躍していますね。世界は広い。そしてその壁は高くて厚い。
先週水曜日が水曜どうでしょうDVD「リヤカーで喜界島一周」の発売日だったもんですから、この企画は名セリフ「常に初陣」を生んだ企画。予約特典は手書きの幟フィギュア「団結!」その写真をアップして日本代表にエールを送るつもりが、あっという間に終わってしまいました。

さて。先日大好きな「海街diary」が実写映画化されると知りワクテカしていたのですが、今週キャストを知って軽く失望・・。三女の夏帆ちゃんはまあ・・パーマをかけてくれりゃいいや。四女の女優さんは私わかりません。問題は長女次女。長女綾瀬はるかさん、次女長澤まさみさん。私このお二人別に嫌いじゃありませんが、このキャスティング激しく違うと思うわ。
演技の評論で「役者の仁(ニン)が違う」などとよく言いますが、まさにそれ。演技力がどうとかいう前に役のキャラと役者さんのニンが合っていないのです。これは演出や演技力でカバーできるようなものでなく、演じる素質の問題なんでございます。
このお二人、ふだんのしゃべりなどを聞いているとかなり天然でぽわーっとしているご様子。この原作の四姉妹はみな良い意味で男前な女性なのです。癒し系のほんわかした女性ではございません。女優さんだと竹内結子さんとか、深津絵里さんとか、水川あさみさんとか、尾野真知子さんとか、杏さんとか、思い浮かんじゃう。是枝監督ということでかなり期待していたのですが、今のところちょっと原作とは違った雰囲気になりそうで残念です。スポンサーや事務所の意向が大きいのかもしれませんが、キャストありきの映画製作とかちょっと考え直してほしいなと思ってしまう。原作ファンの戯言でした。

ハピバ!

2014-06-24 23:34:13 | 日記
今日は愛する姪っ子の誕生日でございました☆~(ゝ。∂)

きのとやの季節のケーキでお祝い。プレゼントは本人の希望でマンガと高音質のヘッドフォン。女の子の成長って早いですね。ついこの間までシルバニアファミリーやプリズムストーンで遊んでいたのに最近はアニメやマンガやボカロのことばかり。着実に腐女子への道を歩んでいるみたい(^^;;
今特に夢中になっているのがカゲプロ。今日私は小説版の「カゲロウデイズ」を彼女から借りてきました。大人が堪えうる読み物なのか少し懐疑的ですが、今どき小学生女子の気持ちに寄り添ってみたいと思います。