マジョルカピンク

水曜どうでしょう。大泉洋。大谷翔平。大好き

カメヤ演芸場物語

2015-01-26 23:33:08 | 日記


札幌演劇シーズン冬が始まっております。
どれも魅力的なラインナップでできれば全部見たいと思っておりましたが、なかなか事前に日程を練るのが難しく。今日は仕事が早く終わったので、チャンスと思い当日券で潜り込みました。
いやー素晴らしかったですね。
イナダ組の代表作で傑作の誉れ高い「カメヤ演芸場物語」
初演の時も見させていただきました。大泉さん、リーダー、音尾さん、飯野くん、江田さん、達子さん、岩尾さんらが一堂に会したこの舞台。今思えばとても貴重かつ贅沢なキャストでしたね。この時の大泉さん演じるロマン師匠は本当に当たり役で、鮮烈な印象でした。
さて10年の時を経てまた甦った演芸場物語ですが。昔に劣らず、いや昔以上じゃないかな。以前のイナダ組は若い役者が多く、若い人が年配や中年の役を演じている体だったのですが、今回は演者の実年齢が役とそこそこ合っていて、味があって良かった。
今回も藤村さんが役者として登場しておりまして。
驚いたことに役者としてさらに進歩しておりまして。ビックリしますね。群像劇なので主人公ってわけではないんですが、存在感があって演技も自然なんだよね。それでいてこれだけ大勢の役者がドタバタを繰り広げる舞台なのに浮いてないという。これまで見た3作品の中で一番良かったですよ。
終了後「皆さんスマホとか出して写真撮ってSNSとかで拡散してください」と仰るので遠慮なく私も撮らせていただきました。前回の公演でもこれやったけど、良いアイデアだと思います。観劇の記念に舞台上で出演者を撮れるなんて最高ですって。帰宅後ツイキャスも見させていただきましたが、面白かったです。藤村さんはいつも良い仕事をします。また機会があれば見に行きたいかな、もう1回ぐらい。

憂慮

2015-01-23 21:44:07 | 政治・時事
私は一貫して自己責任という言葉は嫌いです。
人間ですから失敗することだってあるし、迂闊な振る舞いをしてしまうことだってある。一寸先が闇なのは誰だって同じこと。犯罪やテロを憎むならわかるけど、犯罪の被害に遭った人を「お前も悪い」と責めるとか・・ちょっと違うんではないかと思います。解決の糸口も掴めず、事態は深刻ですがやはり同じ日本人としてどうか無事であってほしいと祈るばかりです。
コラージュについて。不謹慎も甚だしいですが、なんとか一矢報いたい、反撃したいという気持ちもわからなくはないんだよねえ。被害者のご家族の心中を察するととてもそんな悪ふざけはできないと思うけど、まあ間違ったアンチテーゼというかなんというか。侮辱したり冒涜したりするのは危険な行為ですが、テロなんて馬鹿馬鹿しくて不毛なことは止めようよという抑止力になればいいけど・・ならないか。それにしてもテロリストにコラ画像を送ったりやりとりが出来る世界って、世の中本当に奇妙になったものです。

サッカーのアジアカップ、負けちゃったね・・。ワールドカップの時も精彩を欠いていたので、なんとか挽回してほしいと願っていましたが、まさかベスト8で敗退するとか。今年の目標はアジアカップ優勝一択だったはずですが。
本田選手、香川選手がPK失敗したっていうのが今のチームを象徴してるなあと。監督の件でもごちゃごちゃあったし、チームの状態も良くないのでしょうね。特別サッカーファンでもない私に日本代表も言われたくないと思いますが、とりあえず監督交代して一から出直しますか。


ゴーン・ガール

2015-01-20 12:00:35 | 映画
今年劇場で見る1本目の映画でした。
世に物議を醸しだし観客の心に強い爪痕を遺す映像作家が何人かいらっしゃいます。ミヒャイル・ハネケしかり、ラース・フォントリアーしかり。ディヴィット・フィンチャーもまたそういうトラウマ映画(?)を得意とする異能の監督ですが、御大二人に比べるとよりエンタメ感が強くハリウッドの商業ベースにも上手く乗っているなあという印象です。
フィンチャーを一躍有名にした「セブン」「ファイト・クラブ」なども後味の悪さに定評がありますが、私はこれら2作品はあんまり好みではなく。しかしその後の「ソーシャルネットワーク」「ドラゴンタトゥーの女」などは大好きです。
この作品予告ではただ奥さんが行方不明になって旦那が世間から疑われる、ということぐらいしか情報がなくて、なんでそんな三面記事的なお話をフィンチャーがわざわざ映画化するのかなと興味をそそられまして。まあ予想通りとんでもない方へ話が展開していき、恋愛もの→ホームドラマ→サスペンス→ホラー→ブラックコメディ??と観客を翻弄していく曲者映画でしたね。ネタばれしてしまうと、単なる夫婦のいざこざに全米が巻き込まれ警察が騙され犠牲になって死者が出るというトンデモストーリー。しかし切り口が上手く、観客に推理をさせながら話が進んでいくので、観客は目が離せない。しかもこの夫婦、奥さんは完璧だけど病んでる人、旦那はうだつが上がらない人物とどちらにも感情移入できないままモヤモヤした気持ちでこの失踪事件の落としどころはどこなんだと訝っているうちに予想もしない衝撃展開で急転直下で元サヤに戻るというね・・・。この何とも言えない結末、当然賛否両論あるでしょう。
この奥さんがなんでこんなことやあんなことをしたの?って話になると、生い立ちや環境などを含めた精神鑑定の部類に入っていきそうなので私は触れないようにします。一種のサイコパスのような人ですが、完璧に立てたように見えた計画も綻びが多く、頭が良くてもなんだかなあという人でしたね。この人が母親になるのか。怖いねえ。
私は元々結婚というものに懐疑的で甘い夢なども描いてこなかったので、まあこんなもんでしょとしか言いようがないですな。職場であれ家庭であれ、よりよい人間付き合いのためには誰しもある程度仮面を被って何かしらのキャラを演じるというのは必要じゃないかしらと。その演技に疲れて「本当の自分」なんてものを探し始めると苦しくなるんじゃないですか。なーんてなことをね。結婚したこともない私がそんな風に感じました。
ロザムンド・パイクという女優さん、この度初見でしたが素晴らしかったですね。若い時のカトリーヌ・ドヌーブを思わせるような完璧な美貌に何を考えているかわからない冷たい表情。圧巻の演技でした。ベン・アフレックのなんかダメな感じも絶妙で、女性ファンを減らしちゃうんじゃないかと思うぐらい「冴えなさ」が板についていて良かったと思います。

雪中参拝

2015-01-18 17:54:52 | 日記
クリスマスの頃以来の久々の自分のための休日。
昨日は旧友と会いうにづくしの少しリッチなランチを個室でいただき大満足。その後友人と大通ビッセへ。なんでも期間限定で占いを1件千円でやるイbント中とか。占いを特技としているわりに自分のことは占わない私。でも昨日は友人に勧められるまま、やってみてもいいかなと思いました。高島暦とタロットを駆使した占いで、若い女性が視てくれました。相談の件は自分の不安定な将来のこと。深刻になり過ぎないように面白おかしく脚色したのですが、良い雰囲気の中で仕事や実家のことについてアドバイスをいただき中々有意義であったなと。千円なんて申し訳ないくらい丁寧にお話してくださり、こちらの気持ちも軽くなりました。他人に占ってもらうのは実に10数年ぶりだったのですが、たまにはいいもんですね。
その後妹の家に遊びに行ったんですが夕方から猛吹雪になってしまい、家にたどり着いたはいいけど泊まらせてもらわないといけないかしら、と心配になるくらいの大荒れ模様。遅い時間まで様子を見て、少し風雪が収まったころなんとか歩いて帰宅したのですが、もうもう大変でしたわ。

そして今日も昨日に引き続きの悪天候。お正月もとうに過ぎ、早目に北海道神宮に参拝したいと思っていましたがあんまり天気が酷いようだと中止にしようかと・・朝から様子をうかがっていたのですがさっぱり良くならないので思い切って頑張って行ってみることに。本来は参拝は午前中に済ませるのが本当なのですよね・・。少し昼すぎてしまいましたがまあ仕方ない。本殿まで頑張って歩き、暴風雪の中お参りしてまいりましたよ。
福豆を買い、絵馬を買い、家内安全無病息災を祈願。小さな小さな縁起物が入っている幸福おみくじをいつも引くのですが、これまで何十回と引いてきて初めて「打ち出の小鎚」をもらった気がする。開運招福、諸難消除、金運召集などの意味があることこと。最高じゃないですか。おみくじも大吉で良いことばかり書いてありましたし、良かったわあ。
その後マルヤマクラスに行って、買い物とお茶。グリーンパークでタイムサービスに出くわしたので約70%オフの4千円ちょっとでセーター1着とニットのワンピース2着をゲットする。お得。今日は朝はソイラテとベーグルサンド、昼はカフェラテとティラミス風フレンチトースト。美味。しかしダイエット中にたべるもんじゃありませんな。夜こそ控えめにしなければ。
帰宅してIKKOさんの「心の格言200」を読破。軽い内容であっという間に読めた。オネエタレントってマツコさんはじめ大好き。みなさん美意識が高く頭がよく男の気持ちも女お気持ちもよくわかるよね。なんか同性から言われるよりオネエに言われたほうが色々と素直に聞ける不思議。
そういえば先日アウトデラックスに安田さんが出ておられましたね。偶然見たのでビックリ。安田さんの変さ、可笑しさ、がバッチリ紹介されていてあれは良かったです。

帰ってきて掃除。

満月の夕

2015-01-18 00:17:01 | 政治・時事
週末荒れるとは聞いていたけどこれほどとは。朝からの雪が夕方からは猛吹雪となり、視界も悪く家路にたどり着けないかと思うほどの酷さ。この冬一番じゃないかしら。週末だってのに街中にも人がいなかったなあ。交通機関も麻痺しているようです。一昨年の3月のように被害が出てないといいですね。

さて阪神淡路大震災から20年。本当に早いものです。あの日の朝はキー局の朝の情報番組がまだ何が起きたのか正確に捉えておらず、ニュースもまだのんびりとしたものでした。めざましテレビの最後の方で工事中のビルの上の巨大な重機が横転している映像を見て、大塚さんが「大変なことになっているのでは」と怪訝な表情で伝えていたのをはっきり覚えている。携帯もまだ普及してなく、ネットも一般的ではなく情報の伝達がまだまだ遅かった頃です。
昼休みにテレビをつけると報道特別番組で笑っていいともが中止になっていて、これは本当に重大なことが起こったと慄いたものでした。しかしこの年笑っていいともは3月に再び放送が中止になりました。それが地下鉄サリン事件だったんですよね。あの年は本当に大変な年でした。

阪神淡路大震災というと思い出される歌が「満月の夕」です。
私がこの曲をはじめて聞いたのは2000年のライジングサンでのこと。歌うはソウルフラワーユニオン。
その年のライジングはロック・イン・JAPANの参戦により前年のときより動員が少なく、ラインナップも正直地味。でもその分マニアックなバンドとコアなファンとの間に独特のグルーヴが生まれ、フェスとしての内容は素晴らしいものでした。勉強不足な私はソウルフラワーユニオンにはメッセージ性の強いやんちゃなバンドというイメージしかなく(バンドを代表するメンバーが結構過激なバンド出身だったので)、オーラスで出てくる民生くんを待つ間のど深夜の最も眠い時間、ちょっと聞いてみるか程度だった私に強烈かつ鮮烈な印象を残したこの曲。一度聴いただけで虜になり、その後CDを買い求め繰り返し聞きました。曲が生まれた背景など全く知らなかったのですが、歌詞を見ると自ずと震災のことを歌っているんだなあとわかりなお一層感動が深くなりました。
中川さんの歌のパワーも凄いんですが、関西地方で起きた大地震がテーマなのに三線片手に沖縄民謡風、歌詞には国境線やら同胞やらと在日の方々を思わせるキーワードも出てくるという無国籍さでなんとも言えない魅力を放つ凄い曲なんですよね。
で、今日NHKの番組でこの曲を主軸に阪神淡路大震災を振り返るドキュメンタリーをやっていて、その番組がとても良かったんです。
この曲が生まれた経緯も興味深かったし、被災者に愛されたのもよくわかる。でもこの曲にもう一つのパターンがあるというのは初めて知りました。ビックリです。もう一つビックリしたのが、この曲が東日本大震災でも注目され、被災地を訪れた中川さんとツイッターを通じて知り合った被災者として女川どうでしょうの蒲鉾屋さんの若き社長が出てきたこと。この方もこの曲に勇気づけられてきたのかあーと。一昨年のどうでしょう祭りに来ていて蒲鉾売っていたよなあ。あの蒲鉾本当においしかった。好きなモノどうしが妙に繋がっていたこと。愛する曲にちょっとした裏話があったこと。驚きでした。