マジョルカピンク

水曜どうでしょう。大泉洋。大谷翔平。大好き

あにいもうと

2018-06-26 19:05:29 | 大泉洋・CUE
石井ふく子×山田洋次という大御所タッグ。古き良き昭和の匂いのぷんぷんする今どき珍しいベタなホームドラマでした。タイムスリップしたかと思うほど。
渥美清さんがやった役を大泉さんが、倍賞千恵子さんが演じた役を宮崎あおいさんがやりました。
楽しい作品だったのですが、まあなんともシスコン、ブラコンの強い兄妹ですね。
とにかく凄いのが出した数字ね。8時~10時という変則的な時間にもかかわらず、10.5%と今どきドラマで二桁は立派な数字。これが北海道では平均17%越えで瞬間最高が22.5%ですと。びっくり。大泉人気衰え知らず。
ファンとしては山田洋次さんに「渥美清さんを思わせる」と言っていただいたのが、何より光栄。欽ちゃんに似ていると言われたり、渥美さんを彷彿とさせると言われたり、喜劇役者としてこれ以上の誉め言葉はないんじゃないでしょうか。マジで大泉さん日本で一番の役者さんになってしまいそう( ノД`)
宮崎あおいさんとの久々の共演も嬉しい。宮崎さんは隠したい過去かもしれませんが、STV絡みで昔「パコダテ人」という函館を舞台にしたコメディ映画で共演しています。あの頃はまだ朝ドラにも大河にも出ておらず、ブレイク前という感じだったんですね。
北海道ローカル時代に、結構色んな方と共演してるんですよ。尾野真千子さんとは鈴井さんの映画で共演していたし、お互い懐かしがっていましたね。アミューズとの関係で「スバらしき世界」?だっけ?音尾さん司会の深夜番組。あの中でアミューズの当時の若手俳優さんたちと色々共演したことも。吉高由里子さんとかも出てましたね。
またこうしてお互い売れてから共演するというのは役者冥利に尽きるのではないでしょうか。

万引き家族

2018-06-25 19:30:05 | 映画
カンヌで最高賞のパルムドールを受賞し、ただ今大ヒット中の本作。
いやーさすがですね。
これまでの是枝監督作品の中で最高傑作といえるかもしれません。
現代の日本が抱える闇やどうしようもない鬱屈としたもの、貧困、虐待、高齢化社会などあらゆる社会問題を凝縮して詰め込み、なお退屈させず話も面白いという。もうなんか凄いというか、一つ一つの場面、セリフに深い意味があり、深く考えされました。感動というより見て自分の立ち位置が不安になるような、足元がぐらつくような危うさを感じて正直鑑賞後の気分は良くない(笑)でも目を背けてはいけない、と言われているような、何かね日本人として他人事ではないと思わせる、なんともやるせなく切ない作品でした。
まずね。宣伝で謳っているのとちょっと違って、決して一家は万引きで生計を立てているというわけではないのよね。なんか上辺の宣伝文句とタイトルのインパクトがありすぎて、なんか痛快な映画かと勘違いした方はいませんかね。
何週間も興行成績1位なので、ネタばれしてももう構わないと思うのですけど、この家族、全員他人なんだよね。ベタベタ仲良くしている祖母と孫とおぼしき樹木希林と松岡茉優でさえ実は血のつながりがない。でも端からみれば3世代ぐらいの家族なのかなと思わせる。
ここ数年、妙な事件の陰に実は親子・家族に見えていた同居人たちが実は家族ではなくて…みたいな不気味な背景があることが多いように思う。こういうのは偽家族とか偽装家族といって、日本で密かに増えている問題なのだという。
この物語。前半と後半で印象が異なってくる。事件が発覚したところから追っていくとすれば異様でセンセーショナルな事件であり、犯罪者の夫婦がアカの他人の老婆の家を乗っ取り、子どもを誘拐してきて万引きの手伝いなどをさせる、というとんでもない常識外れの悪党・異常者ということになると思う。
でもその実態は、貧しかったり家族に見捨てられ寄る辺ない人たちが身を寄せ合って生きていたということなのだ。その暮らしぶりは一見、幸福な家族そのものだ。夕方の惣菜屋の揚げたてのコロッケ、白菜だらけの鍋、電車で出かけた夏の海、縁側で音だけ聞く隅田川の花火、そうめん、茹でたてのとうもろこし、少しだけ降った雪で作った雪だるま。豊かさとはちょっと違うけど、お互い干渉しすぎないように傷つけあわないように距離をとりながらの家族ごっこ。
どう考えても未来はないしいつかは詰むのに、なんとかなるかもしれないともがいて結局この疑似家族は壊れてしまった。でも多分、監督はみんなの未来までは提示せず淡々と描いているだけなので我々観客は想像するのみだが、賢そうなあの少年も可愛らしいあの少女も親もとへ帰ったとしてもとても幸せな将来が待っているとは思えない。幼い時、この偽装家族と暮らした幸せな日々をいつかまた思い出すだろうか。そう思うととても切なくなる。
個人的に実の親に育てられるのが最善なのかというと、子ども好きで虐待とかのニュースを見るたびに気が狂いそうになる私は、「NO」と言いたい。そりゃ完璧な親なんていないかもしれないが、母性というのは幻想で眉唾だと自分は思う。生んでみたら可愛かったという人もいれば、そう思えないと悩む人もいる。子供を嫌う母親などいない、という思い込みがそうでない人を追い込んでいるんじゃ?人それぞれとしか言いようがないと思う。
劇中でも子供のいない安藤サクラに、警察の女性が実の親のことを批判する資格ない、産めない嫉妬でしょうと言われ肩を落とすシーンがありましたが、あれは私には堪えた(泣)
確かに母親になったことはないけど、可愛い子に暴力を振るう気持ちなんてわかりたくもない。
でも親になったことがないあなたにはわからないでしょうと言われると、それが負い目のように感じているからぐうの音も出ないのだ。でも経験してないなら黙っててと言われると世間に対して何も言えなくなるし、社会に参画できなくなると思うのだ。
子は親を選べない。リリー・フランキーと安藤サクラの夫婦も、多くは語らないまでも二人とも虐待または放置され、親の愛情を受けられない人生だったのだろうと思う。教育もちゃんと受けられず、愛情表現もわからず。子供たちを拾ってきたのも、単なる優しさより自分自身の子供時代を慰撫するような思いがあったのだと思う。本当に悲しいなあ。
おばあちゃんの人生もなあ。自分の本当の子たち孫たちはどうしたんだろう。おばあちゃん自身にも闇があったのが怖かった。誰にでもまあ…秘密はあるわな。

自分は一つだけ他人に自慢できることがある。
うちは家族みんな仲が良い。父親も母親も善良な人間で、夫婦仲も良くお互い思いやりを持って助け合って生きてる。私と妹も仲良しだ。友人より妹といる方が楽しいぐらいだし、妹の子供たち甥と姪は実の子のように可愛い。妹の旦那とも友人のような感覚。
家族の問題で悩んだりしている人の話を見聞きするたび、自分は幸せななんだろうなと思う。
なんつーか、昔は家族が仲良いのは当たり前のことだと思ってたから、特になんとも思わなかった。そんなことより賢い親やお金持ちの家に生まれたかったなどと思ったこともありました(笑)でも違うなあ。一番は家族が仲良く相手を思いやりながら暮らすこと。そして健康であること。これじゃないかな?あーでもある程度余裕がなければ人には優しくなれないし文化的な生活もできないか。あれ?それは憲法で保障されているはずなのにね。
簡単なようだけど今の日本はそんな平凡な幸せも贅沢なことかもしれないね。貧困は暴力や不幸を伴って連鎖する。

交流戦終わる

2018-06-20 19:33:18 | ファイターズ
サッカーはほとんど興味のない自分でも、昨日の勝利がどれだけの偉業かはわかります。
正直負けると思っていましたし、見る予定でもなかったのですが、昨日の夜はテレビがつまらなくてなんとなく試合を見ちゃいました。目の離せない展開と日本の頑張りに、本当に良かったなあって。
あんまり叩かれると、神様がちょっとしたプレゼントをくれるのかなと思う。
南アフリカでの大会時も事前には酷評されてて、蓋を開けてみれば大健闘でしたよね。で、前回は大いに期待されながら結果を残せず。今回は事前に不甲斐ない成績、監督解任のゴタゴタなどで協会もチームも批判され、盛り上がりに欠けると言われながらの昨日ですから。不思議なものですね。
多分叩かれても批判されても、くさらず前を向き明るくしていることがポイントではないかな。
大谷選手も鳴り物入りでメジャーに行ったにもかかわらずオープン戦では散々で、ずいぶん酷い言われようでした。でもいざ始まってみると大変な活躍ぶり。で、今また怪我で離脱し、またまた批判されている。ということは、気にせず前向きでいれば、また事態は好転するんじゃないかな?と思って長い目で見ています。

さて先月下旬から行われていたセパ交流戦も、ファイターズは月曜日の順延をもって無事終了。セの6チームと戦い、5チ-ムに勝ち越すという良い成績だったのにあんまり貯金が増えてないという(^^;どうしてもパの方が若干強いのでリーグでの差が縮まらない。横浜にスイープされたのも痛かった。まあただ置いて行かれないように頑張ったので、始まる前となんとか同じ順位2位を保てています。時々不甲斐ない試合もあり、なんでこれで2位かしら?という気持ちもあるものの、最近タイムリーなども出るようになって、打ててきていると思います。投打がかみ合えばあとはベンチワークがしっかりしているのでなんとかなる感じ。ただ前日FFFFFFでも言われていたように、今後首位を狙うとか更に飛躍するためには、まだまだ足りないものがある。中継ぎ抑えの勝利の方程式が必要だし、先発ももう少し安定感がほしい。打の方は波があるのでまあ・・後半今のメンバーで下位がもっと打つようになり、清宮選手が加わってきたりしたら、もっと面白くなりそうです。
交流戦は今回中日戦とヤクルト戦を札ドで見ました。どちらも応援が凄かったなー。ビックリしました。ハムは家族的というかファン層が広すぎる。小さい子、女性、お年寄りがたくさん。だから声とかでは全然負けてる。ユニフォーム配り過ぎて格好もバラバラだし(笑)でもそのバラけた感じとなんかあたたかい緩いムードは12球団随一の特別なものかもしれません。6/2の中日戦と15日のヤクルト戦はどちらも大勝で見ていて楽しかったですよ。あまり知らない他リーグの選手を見るのも楽しかったし。交流戦はいいものです。
少しの休みを経てまた週末から通常のペナントに戻りますね。やはりパ相手の方が気が抜けないという気もします。新たな気持ちでまた勝ち星を積み重ねて頑張ろう!

前を向く

2018-06-10 19:12:44 | 大谷翔平
昨日土曜日の早朝、ゆっくり朝寝する予定だったのに4:30ころ目が覚めてしまった。
寝惚け眼の私の目に飛び込んできた衝撃のニュース。大谷選手右肘靭帯損傷故障者リスト入り。
ショックを受け、そのまま寝られずベッドでずっと泣いていた。
あまり知識のない自分でも、投手にとってその怪我がどんなに大変で深刻なことかわかる。
夢だったメジャーに行って、そのオープン戦の成績は惨憺たるものだった。メディアも野球ファンも二刀流には懐疑的だった。でも開幕してすぐ投打どちらでも活躍し、メジャーを驚かせることになった。
その活躍の陰では、やはり無理をしていたのか、それとも能力に身体がついてこず悲鳴を上げたのか。生身の人間に160km台連発の剛速球には限界なのか、環境の変化かボールやマウンドの仕様のせいなのか。
とにかく理由は一つではないと思うけど、好調だっただけに悲しくてたまらない。
嫌なニュースばかりの中で、大谷選手の活躍だけが明るい話題だったのに。今度から何を楽しみに日々生きたら?マジで両親が同時に病気になった時以来のショッキングなニュースです。
LAにいるので本人の様子も怪我の状況も今一つ伝わってこない。
何もしてあげられないのがもどかしい。
自分のこの全然酷使していない靭帯と、交換してあげたいぐらいなのに。

でも本当に辛いのは言うまでもなく誰より本人でしょう。
トラウトの話から、落ち込んでいる様子が漏れ伝わったけれど、とても可哀想だ。
あの少年のような弾ける笑顔で楽しそうにプレーする姿はしばらく見られないのかな。それがただただ悲しい。
チームに迷惑をかけることに責任を感じているだろうし、大好きな野球が出来ないことは何より彼にとって辛いことだろう。

注射での保存治療の効果がわかるのは3週間後だそうだ。長い。その間はプレーできない。
その治療の様子次第でその後の方針を決めるそうだけど、いわゆるトミージョン手術に踏み切る選択肢もあるかもしれない。

昨年の怪我に振り回されたシーズンを思うと、いっそ1~2年棒に振る賭けに出たとしても手術する決断もアリなのかなとも思う。昨年患部温存で踵の骨棘を除去する手術を遅らせたのは結果的にはマズかった。足を庇いながらプレーしたため左の脚の肉離れをおこし、結局2ヶ月ほど離脱するハメになった。投手としての復帰もさらに遅れた。ひょっとしたら肘の回復を待ちながら打者として出場するという選択肢もあいかもしれないけど‥、DH専門でいけるかというとどうだろう?ただ二十代半ばでの1年半はあまりに長い。耐えられるだろうか心配だ。
ファイターズの中村勝も昨年交流戦で1勝したものの、その後トミージョン手術に踏み切り、未だ復帰していない。なにより、復帰後今までのように投げられるのかどうなのか。

ただ落ち込んでばかりではいられない。
彼はまだ若い。輝かしい未来がある。前を向かないと。ファンである自分も。
辛い時ほど応援したい。ファンだから信じるしかない。
野球の神様が使わせた天使なんだと自分は本当に信じている。
漫画のような人生を生きている彼の、今はその物語の挫折パートなんだ。この困難を乗り越え、さらに凄い選手になること。さらに世界を驚かせてくれると信じている。
縁起でもない話だけど。万が一、もし万が一メジャーで通用しなくなるようなことがあったとしても、ファイターズに戻ってくればいい。諸手を挙げて迎えてくれる。北海道の優しいファンたちもいる。きっと一生面倒をみてくれるだろう。もちろんそうならないことを祈るけど。
今はただ彼の健康と幸運を祈り、どんな選択でも応援したいと思う。



セかパか

2018-06-04 19:52:20 | ファイターズ
ただ今プロ野球はセパ交流戦の真っ最中。
我が北海道日本ハムファイターズは、先々週苦手西武との首位攻防戦をなんとスイープで制し、乗りに乗った状態で交流戦へと突入。先週は巨人、中日と戦い2カードとも勝ち越してまずまずといったところですが…ソフバンは全勝、西武、オリも同じく勝っており順位がさっぱり変わらない。それどころかセ相手に一つでも取りこぼしたところから脱落していくサバイバルゲームで全く気が抜けません。明日の広島にもなんとか善戦したいところです。
うちはトレードが活発だったりFAで出て行かれる側だったり、他所のチームには元ファイターズ戦士たちがズラリ。そういう相手と戦えることも交流戦の楽しみの一つですね。
巨人とは大田・公文・吉川・石川の大型トレードをはじめ、陽、矢野、村田などなど同窓会のようでした。中日にも大野、谷元がいます。谷元は残念ながら今回1軍には帯同してなかったけど。私も6/2の土曜日、中日との交流戦を札ドまで見に行きました。この日の試合は前日の13点ももぎ取る怒涛の攻撃冷めやらず、みんな活躍しました。特に大田、レアード、中田とハムが誇る長距離砲が一気に炸裂したのも楽しかった。鶴岡も殊勲打でお立ち台へ。大野は内心複雑だったでしょう。でも大野の打席のとき送られた声援は暖かかった。まあ昨日はその大野の活躍もあり中日のベテランに歯が立たなかったヤングファイターズ。残念全勝とはいかず。
でも昨年の酷い成績からみたら、二勝一敗でいければ御の字だし、今二位にいること自体信じられないからね。
今後は糸井のいる阪神やエスコバーが行ったベイスターズ、大引・鵜久森がいるヤクルトなどが待っています。広島とはFAやトレードで縁は少ないけど、なんといっても2年前日本シリーズで日本一を争った仲。昨年はうちが圧倒的に弱くて勝負にならず、札ドで3タテされてしまいましたが、今年はまずまず戦えると思うけどどうでしょう。何より何故かうちは広島出身の選手が多いですからね(中田、有原、大田、堀などなど)好勝負期待しています。