マジョルカピンク

水曜どうでしょう。大泉洋。大谷翔平。大好き

たにもん

2017-07-31 20:03:42 | ファイターズ
忙しくてしばらくこちらに書いてなかった。
金曜日は豊平川で花火大会がありまして。友人を2人誘って行ったのですが、めちゃくちゃ楽しかった。
この日はずーっと小雨が降ってて開催はともかく、雨の中傘さしながら見るのは嫌だと思っていたので夕方雨が上がって良かった。昔は毎週のようにあった豊平川の花火大会もどんどんスポンサーが撤退していき、今は道新・UHB主催のみ。地元の花火大会も協賛が少なく中止に追い込まれ、今年初の花火を堪能いたしました。風が全然なく煙が流れないので後半残念でしたけど、盛り上がったし楽しめました。

先週の水曜日はファイターズが帯広にてやっと北海道移転後1000勝を達成。
このメモリアル、ぜひ前日の釧路で達成してほしかったな。
9年ぶりの開催だったというし、道東のファンの方は滅多にないプロ野球の試合を心待ちにしてたことでしょう。
このためではないにせよ、綺麗に改修までして。完封負けという見どころのない試合で残念でした。負けは負けでも内容も良くなかった。
そもそも移転後1000勝まであと〇勝!とカウントダウンしはじめてから長いこと長いこと・・。週に1回しか勝たないペースだもの。ローカルテレビではこのメモリアルを盛り上げようと、新庄が活躍した時代からのプレイバックを盛んに流していましたが、今年はこのていたらくなので懐かしくあるとともに少々の虚しさが。ダルは頼れるピッチャーだったよなーとか、鉄壁の外野陣とか呼ばれてたよなーとか。昔を振り返り少しだけ悲しくなった。
とにかく7月は全く連勝できませんでした。
ひとつ良い勝ち方をして、底を脱したかと思えばまたすぐ次の連敗がやってきて絶望する日々。SBと敵地で若手の経験浅いピッチャーたちで臨んだこの連戦も相も変わらずの負けっぷり。昨日中島選手に野球人生初のホームランが出て若干盛り上がったけども。今日は稲葉さんの侍JAPAN監督就任の会見まであったけども。

今朝の谷元投手のトレードのニュースにすべて吹っ飛ぶ。

フロントが仕掛ける数々の驚きの方針にはわりと慣れっこになっていたファイターズファンもこれには吃驚したのでは。私は仕事中に涙を堪えることができませんでした。
こんなことはあまり言いたくないし、信条としてマイナスなことは言わないようにしているんだけど。
今日だけは言わせて。
球団なにやってる。ふざけんな。いい加減にしてほしい。
確かに今年は好不調の波がある。先発の勝ちが消えたり、壊れた試合もありました。
でもそれは谷元投手だけじゃないですし。
中日と金銭トレードというのもよくわからない。昨年の大逆転優勝の立役者ですよ。小さいからだでずっとチームのために便利に使われ、頑張ってきたのに。なぜシーズンの途中でこんなことをする?ファンは別れも言えないの?
今日はこのニュースが衝撃的過ぎて、仕事も手につかないし試合もやってるんだけどあんまり興味が湧かない。
球団の方針がシビアでドライなことは知ってる。でもこれは悪手のような気がします。
度胸があり、努力家であり、若手にはお手本となるような選手なのに。
トレードは一瞬だけど優秀な中継ぎピッチャーを育てるのなんて何年もかかるのに。
なんだろう。ファイターズが好きで好きで、チームや選手の悪口を言われると辛い気持ちになったりしたのですが、今はチームの今後を前向きに考えられないや。
そして失って初めて気づく大切さ。別に谷元投手のことなんて今まで大してファンというわけでもなかったのに、今はとても悲しくてやりきれません。









どぶ

2017-07-25 18:25:00 | 映画
ファイターズ9年ぶりの釧路開催で地方開催試合8戦全敗て・・とほほ。
道東の小さな市にファイターズが来るなんて、街はお祭り騒ぎだったでしょうに。カワイソウ。
絶賛泥沼のファイターズに捧げる映画レビューです。

1954年公開。新藤兼人監督作品「どぶ」
戦後の横浜鶴見区をモデルに、かっぱ沼に集う社会の最底辺のそれこそどぶの中を這いずり回るようにして生きる人々の群像劇。
社会派新藤兼人監督の面目躍如といいましょうか。社会からはじき出された、貧民窟のようなところでその日暮らしをする底辺の人々の生きざまがリアルに描かれていて興味深いです。白黒の画面からでも匂ってきそうな汚さや惨めさ。昔の日本は良かったと懐古厨は言うけれど、こういう圧倒的に貧しい当時の暮らしぶりを見ると、今の日本人が昔戻ったって暮らせやしないでしょう。ここから日本は徐々に復興し好景気に沸くはずなんだけど、この作品を見た限りこの社会の底辺にいるような方々にはこの暮らしから抜け出せそうな手掛かりは全く見えません。絶望だけ。
持病のある娼婦がその貧民窟に住み着きはじめてから、悲惨な死を迎えるまでの物語なんですが、頭が少しアレな人ゆえの陽気さや若さと美貌で一時この貧民窟にも明るさや不思議な一体感にようなものが生まれるので、おや貧しいけれどみんな仲良く頑張ろう、的な人情悲喜劇なのかと思ったら、やはり一筋縄にはいかず後味は悪かったですね。貧しさと荒んだ生活ゆえに、結局ここに住む人たちの心も荒んでおり、一人の無垢な心の娼婦が犠牲になったというわけです。
この作品、フェリーニの「道」と同じ年に制作されたとのことですが、話といい構成といいなんだか似ているんですよね。主役の女性の物語の立ち位置やたたずまいなども似てて本当に不思議。
ともに第二次大戦で深い傷を負った国同士。戦後はみな貧しく、生きていくのに綺麗ごとではすまない苦しい時代があったと思います。その荒んだ惨めな生活の中に現れた一筋の光のような無垢な女の魂も、目の前の生活や打算のために葬られてしまうという共通のテーマ。2人の鬼才は同時期に同じようなテーマに興味を持ち、映画にしたのですね。
この娼婦を演じるのが監督の生涯のパートナーであった乙羽信子さん。大熱演でした。
上手いだけじゃなく情熱やスピリッツを感じさせる体当たりの演技で、魅了されました。
この娼婦を部屋におき、カモにする男が宇野重吉さんなんですがこちらもすごく魅力的。昔の役者さんは輝いてるわ。
ついでに言うと「道」でジェルソミーナを演じた女優さんもフェリーニの奥さまだった人。偶然の一致が面白いです。


ライオンキング

2017-07-21 18:33:27 | 演劇
7月の第2週、北海道四季劇場で「ライオンキング」を友人3人と見てきました。
劇団四季のミュージカルは「CATS」「オペラ座の怪人」「コーラス・ライン」「クレイジー・フォー・ユー」「ウイキッド」と色々見ましたが、ライオンキングは初めて。
これはですね。非常に健全な、家族で楽しめる楽しい作品でございました。
劇団四季は演技力、歌唱力、ダンスなど役者さんのスキルがずば抜けている劇団ですが、この作品はそれらに加えて、大道具、小道具、照明など舞台美術の神髄を堪能できました。
CATSの幕間のサービスでステージに上がったことがあるのですが、意外に狭いのです。
あの狭いステージに広大なアフリカを奥行たっぷりに再現する技術の凄さ。素晴らしい。
たくさん登場する動物たちも実に工夫を凝らしていて楽しいですし。
こういう高尚かつ夢のある舞台を幼い頃に体験できる子供たちは幸せだと思います。
物語はシンプルで王の座を代々引き継ぐ家族のお話でありますが、ファミリー向けと考えればまあこんなお話でもいいのでしょう。ただ裏テーマとしては少し保守的な世襲の話ともとれるのかなとも思ったり、突っ込めば、弱肉強食の世界で違う種の動物たちが仲良く共存できるはずはないよな、と少し矛盾も感じますが(-_-;)そんなことは気にしないw。
サバンナに繰り広げられる偉大な王のとその息子の成長の物語を楽しめばいいのです。

予告のフライヤーで「ガンバの冒険」が舞台化されるとのこと。70年代アニメの傑作。ネズミ版7人の侍ですわ。これも子供向け作品だと思いますが、見てみたいわ~。

連休の出来事

2017-07-20 18:52:06 | ファイターズ
久々の更新です。
この前の3連休は帰省していました。
札幌は先週連日連夜の真夏日でもう扇風機なんて何の足しにもならないほど。暑さでほとほと参っていました。
比較的1年中涼しいわが故郷も全然涼しくねー!
陽炎がゆらめくようなジリジリじめじめとした蒸し暑さ。7月でこの暑さはヤバい。15日は道東道北方面は全国的にも一番暑かったようでどうなってんだか。と思えば翌日からの大雨で一気に肌寒くなっちゃって。この気温差には身体もようついていきません。実家では海鮮にジンギスカンにも美味しいものをたくさんいただき栄養たっぷり。
何故かアリ(ヒアリじゃないよ)が家の中に大量発生し、気持ち悪かった~。毎日毎日アリとの格闘で一匹一匹退治するハメに。大変でした。

この連休中一番楽しかったのがプロ野球のオールスター戦ですね。
金土と二夜にわたって放送されました。
わがファイターズからは5選手出場したのかな。なにしろペナントの成績がアレですし、パリーグの足を引っ張らなければいいなとなんとなく心配しながら見ていたのですが、近藤選手の代わりに出場した西川選手が大活躍で良かった。中田選手もホームラン打ったし、谷元投手もビシっと決めてくれましたし、全体的には満足しました。栗山監督率いるパリーグが2勝したのも嬉しかったし、なによりシーズン苦しい戦いが続いて窶れて見えるのが、少し楽し気でしたので、まあ良かったかなと。
大谷選手も不調な中頑張って出場していました。先月末から復帰しているものの投打ともに本来の出来からは程遠く、心配でしたが、ホームランダービーとDHとして数打席、あとは代打に出たりコーチャーをやったり。ファン投票選出1位の最低限の務めは果たしたんじゃないかな。ベンチにいるとき、コーチャーとして出ているときなど、楽しそうにニコニコしている様子が映し出されて、少し安心。怪我を労わりつつ、野球の楽しさを感じてほしいなと彼に対しては親心のような気持ちを抱いております。もう二度と怪我をしませんように。希望通りメジャーに行くことができますように。野球選手として悔いのない、人生を送ることができますように。老婆心ながら願ってやみません。


野球と空気

2017-07-11 17:52:03 | ファイターズ
先日アメトークで久々の高校野球芸人見ました。
印象に残ったのが昨年の夏の甲子園で9回裏の大大逆転劇で東邦に敗れた八戸学院光星ですね。圧倒的不利な状況、あと少しでゲームセットという状況でも頑張る応援団の声援に触発され、見事球場全体を味方につけ、勝利をもぎ取った東邦。でも私って生来の負け組なのか(-_-;)
敗れた八戸学院光星はどんな気持ちだったんだよ…と敗者の側に思いを馳せてしまう。
この時確か試合後八戸の投手は「球場全体が敵だった」とコメントし泣いていたはず。これはキツいですよね…。この選手は大学野球の方へ進んだようですので、願わくばこの屈辱を胸に、選手としてさらなる飛躍を遂げてほしいですね。
私が言いたいのは、その時の球場の観客の空気というか…。勝負というのはそういうものに結構左右される部分があると思いますけども、往々にして観客というものは「こうなったほうが面白そうだな」というほうに安易に流されていく傾向にあると思います。(野球とは関係ないけどこれまで安倍政権には及び腰だったメディアが急に森友問題加計学園問題で元気になり安倍政権を糾弾するようになったのも、この問題なんか面白そうな展開だし面白そうな人もたくさん出て来るなあもっと見たいなあ、という世間の風を受けてのことだと思うんです。)

それで思い出すのが2006年の早実VS駒大苫小牧ですなあ。
歴史的名勝負として語り草になっている決勝の試合。あの時は白いユニフォームのイケメンエース斎藤佑樹がハンカチ王子という二つ名まで得て、メディアを味方につけ盛り上がりました。対する駒苫は黒いアクセントカラーのユニで、エース田中将大はふてぶてしくさえ見え、世間は早実に勝ってほしい的な流れでしたね…悔しかった。結果的にそうなってしまいましたし。
その時の、マー君が感じた屈辱も相当なものだったと思います。2人はそれぞれプロの道へ進み北海道の英雄だったマー君は高校卒業後楽天へ行き大エースに。東日本大震災で傷ついた東北を励ますかの如く、チームを日本一へ導きメジャーへ。その後の活躍は言うまでもなく。
斎藤投手は大卒後何の因果か北海道日本ハムへ。人気は今も健在で何かと話題を振りまきますが、実績は正直物足りないところではあります。この2人いつもこれまでも色々と比較されお互いウンザリしているでしょうが、何か物語風というか運命的なものを感じてしまいますよね。

さてそんな斎藤選手が今日はオリックス戦に登板します。
二軍と一軍を行ったりきたりし今シーズンはこれまでのところ僅か1勝。
メジャーでバリバリローテの一角を任されているマー君とは雲泥の差でも、先発が足りなく苦しんでいるファイターズには必要な選手です。
今年それこそファイターズはこの世間の逆風のような妙な空気に悩まされている。と思う。
WBCでは中島大谷が欠場。特に大谷選手は仮病と叩かれ、その時のチームや監督の対応まで批判された。怪我が癒えオープン戦でホームランを打ったら打ったで叩かれたし、公式戦出場わずか1週間後ほどで怪我した時も散々言われました。そして復帰したらしたでまた色々言われ、本当に気の毒なことです。正直この世間のファーターズに対する逆風が、今年の不振を招いている原因の中の一つではと真面目に考えてしまいます。落合元監督が中日の選手をWBCに出さなかった年は成績が低迷し、あの時の世間の批判がペナント最後まで尾を引いたと言わしめたのですから。
私は運命論者で美輪さんの言う正負の法則というものを信じている。
斎藤選手は甲子園の栄冠の後プロ入りして苦しみ、マー君は甲子園で屈辱を味わいプロで大成功した。ファイターズもそうです。昨年はドラマチックな怒涛の追い上げであれよあれよという間に優勝し、日本一まで駆け上がった。夢の様なシーズンでした。でもその煽りなのか今シーズンは多くの選手が怪我や不調に泣きチームは苦境に立たされています。
でも栗山監督曰く「苦しむことに意味がある」です。苦しんだ分またあとから栄光がついてくるのではないでしょうか。大谷選手にしてもプロ入りしてまずまず順調にきたもののこのシーズンはかつてない苦しいシーズンとなっています。昨年球界一のスーパースターと謳われ、二刀流は大正解だったと絶賛されMVPはじめたくさんの栄誉に浴したからこそ、今の苦しみがあるのかもしれません。苦あれば楽あり楽あれば苦ありで、今年の苦しみが報われる時が来ると信じています。同じく斎藤選手にもそろそろ次のターンがあってしかるべきです。注目されるがゆえに何かとニュースになりがちですが、その度にネットで叩かれ、悲しい気持ちになります。放たれた言葉は自分に返ってくるはず。無責任に批判する人たちを見返すような活躍を、私は待っています。