マジョルカピンク

水曜どうでしょう。大泉洋。大谷翔平。大好き

美瑛への旅

2015-05-30 23:35:02 | 日記
先週末、幼馴染の友人と3人で美瑛近辺を旅してまいりました。
深川駅で合流し、友人の車でレッツゴー!今回の旅は美瑛の青い池を見るのが目的です。
それにしても日程を5月末にして正解だった。先週土曜は素晴らしい青空の下、汗ばむほどの陽気で紫外線の心配をしていました。
打って変わって今週は寒く、十勝岳周辺は雪が降っているとのニュース。今週だったら車で行くのが大変だったかもしれません。
深川からまず旭川を目指し、そこから美瑛へ一直線。
深川の水田からプチ都会旭川、そしてなだらかな丘陵地が広がる美瑛へと風景が目まぐるしく変わります。
まずはぜるぶの丘でひと休み。有名なケンとメリーの木も遠くに見える丘。
はるか美瑛岳を臨む。花の季節ならばラベンダーやひまわり、ポピーなど色とりどりの花が丘の斜面に咲き、パノラマ景観が楽しめるのですがいかんせん今はオフシーズン。人もまばらで今は整備中といった感じ。


美瑛の町から道道十勝岳温泉美瑛線をひたすら直線道路を行く。秘境にありそうなのに、Appleの壁紙などで一躍有名になった青い池は意外とわかりやすいところにありました。

これどうでしょう・・?確かに青いけどもっともっと青いのかなあと思ってた。
どうも季節ごとや時間帯、天候などによっても色が違って見えるらしいですね。この日私たちが訪れたのは天気はピーカンで夕方にさしかかろうかという時間。
水が透き通っていて、新緑の季節だから水面に緑が映えてより緑に近い青だった気がする。それでも肉眼で見ますと、やはりあり得ないほど神秘的。池というよりは小さい湖という感じで意外に大きく、なかなかの景勝地でありました。ここは大変観光客でにぎわってましたね。

その後今夜泊まるホテルのすぐ裏にあるしらひげの滝を見に。
この滝はちょっとびっくりしましたね。大きな橋の上から見下げるようになってて、想像以上のド迫力の大きな滝なんです。ここは意外な穴場でした。


宿泊したホテルパークヒルズ。
滝のすぐそば、青い池もすぐ近くという立地の良さ。源泉かけ流しの温泉は最高に気持ちが良く、風呂上がりの身体にビールが沁みました。女3人大いに喋って夜が更ける。


翌日はあいにくの雨。やや小雨になったところを見計らってもう一度青い池へ。
雨のほうが水が濁るのか白っぽい青に見えます。でも立木が濡れて黒いからなあ。


美沢美馬牛線をぶらぶらと丘陵地を見ながらドライブ。
雨やどりを兼ねて深見峠アートパークへ。観覧車に乗り、有名なトリックアート美術館へ。たくさんの有名人が来館しているそうで、大泉さんミスター、アキちゃんのサインもありました。直CUE勝負で訪れたのかな?


さてこの美術館。私も何度かテレビで紹介されたのを見たことあったのですが、ああだまし絵みたいな感じなんでしょ?と大して気にも留めてなかったんですよね。でも実際に見てみると、実に見事。作品自体クオリティが高く決して子供だましな感じではありません。美術館なのに体験型で、写真もバンバン取り放題なのも面白いです。以下ユニークな作品のほんの一部をご紹介。








これねー全部平面に描かれたものなのですよ。写真のように見えるけど全部絵。紙が剥がれているように見えるのも、ピニールに包まれているように見えるのも全部絵、階段も出っ張りもガラスも存在しません。不思議で面白く、作品数もたくさんあって実に奥深い世界でした。

ランチはちょっと洒落たところで美味しいものでも食べたいね、とグーグルマップを頼りに近辺でレストランを探す。
畑の真ん中にある一軒家をリフォームしたような農家風レストラン「ぶどうの木」へ。他所のお宅にお邪魔したようなアットホームな雰囲気でしたが、お料理は本格的。十数種類の野菜たっぷりのサラダと豆のポタージュにメインは富良野ポークの塩麹ソテー。量もたっぷり、そして激ウマ。これにデザートとコーヒーがついてて大変良心的なお値段。大満足でした。

午後は四季彩の丘へ。アルパカ牧場でアルパカちゃんたちと触れ合ってきました。可愛くて癒された!色も顔のつくりもヘアスタイル?もみんな各々違うんだよ。



その後パッチワークの丘を通り抜け一路旭川へ。
旭川ではアナ雪の世界観に似ていると一時話題になった雪の美術館へ。小高い丘の上にあり眼下に旭川の街を一望できます。
ロマンチックな外観で結婚式もできるとのこと。

氷柱を氷室に貯蔵しているとのことで深く地下まで降りていきました。らせん階段は目が回りそう(*_*)

雪の結晶をモチーフにした美しいお部屋。

ここは正直言ってそんなに見どころはなかったかな(^^;)行政の箱物事業の一環って感じよね。税金がたくさん投入されている感じがひしひし。

その後アートギャラリーや工房などがたくさんある北の嵐山を車で見て回り、紅茶専門店の老舗で休憩。
ゆっくしすぎて予定の電車に乗り遅れ、遅い帰宅となってしまいました。
一泊二日のショートトリップではありましたが、有効に時間を使っていろんなところをみてまわって、女3人の珍道中は大変楽しかった。
今回あまりにも良かったため、またすぐ次に行こうという話になりました。近場だけど旅行ってやっぱりイイね!リフレッシュできました。



休日散歩

2015-05-25 17:48:49 | どうでもいい話
この土日は初夏らしい清々しい陽気でとても気分よく過ごしました。土曜日は妹と大通公園で開催されているライラックまつりをのぞきに行ったり。天気が良かったので結構な人出でしたね。肝心のライラックは今年咲くのが例年より早かったからあんまり見当たらなかったんですが…(^^;人々の関心はやはり食べ物。オータムフェストが定着してから俄然この手のイベントが増えまして、タパス系の屋台とワインのお店が多くどこも美味しそうでした。ビックリしたのは札幌ラーメンショーの行列ですね。道内の人気店はじめ全国各地の有名店がたくさん出店してのですが、一番人気のお店で120分待ちだって!ディズニーランドなの?ってぐらい。私は正直お店で食べるならともかく、こういう屋外の簡易店舗で粗末な容器に入ったラーメンが一杯800円ってのはどうも解せなくて…。まあ好きな人には堪らないイベントなのかもしれませんが、並んでまでもはちょっと。色んなお店の食べ比べをしたいでしょうし、半分の量を半額で、とかじゃダメなのかな?好きでもそんなに何杯もは食べられないでしょ?まあ盛況でなによりです。
昨日は久々に何の予定もない休日。昼間家でゴロゴロしながらあまちゃんのDVDを見る幸せ。ふと思い立ち、いつもの生活圏とは逆方向の隣町の方に足を延ばしてお散歩。国道を渡ったところのエリアは20代の若い時に暮らした街。久しぶりにそこの西友に入ってみた。この西友が出来たころは、近くに今のイオンのような大型店舗が無かったので、それはそれは活気に溢れ賑わいをみせていました。今はその面影もなく、日曜なのに買い物客もそこそこ。あれだよねえ…堤さんが失脚してから西武グループは一気に下り坂になりましたよね。滅多に来ないので知らなかったのですが、セゾングループはウォルマート系に吸収されてしまったのかな?ポイントカードの案内がそんな感じだった。
食料品売り場も一新されていて他の通路が見渡せないぐらい陳列棚が高くてなんだか息苦しい印象なのよね。普通に生鮮食料品の傍にペットフードのコーナーがあったりするのも違和感感じたわ。それでも下着・衣料品・靴・日用雑貨はもちろん本屋や呉服店のテナント、寝具や家電・おもちゃなど一通りの商品がコンパクトに揃っているのは昔ながらでいいなと思った。
私がよく利用しているスーパーはもう書店や玩具店のテナントが無かったり、家電コーナーが無かったり、滅多に利用はしないものの、急に入用の時どこに買いに行ったらいいんだろと思うときもあり、貴重じゃないかなと。
なんでもアマゾンなどネット買える世の中で、店舗型の商売は今後も苦戦すると思われますが、私のような昭和の人間はやっぱり現物に触れて確かめて色々な中から選び取って買いたいと思う。こういう中型の店舗も無くなってほしくはないですね。

健診

2015-05-22 11:30:29 | Weblog
昨日は年に一度の健康診断。午前中で一通り終わる簡単な検査ばかりで正直以前は受ける意義をあまり感じていなかった。私は健康オタクで20年以上も霊芝やオタネ人参やロイヤルゼリーやらの健康食品を愛用。子供の頃保健室の常連で修学旅行もまともに行けなかった私が、食事やサプリですっかり体質改善したのですから。おかげさまでこの歳でも大変元気。ここ数年ヘルニア以外にはこれといった疾患もございません。
民間療法など東洋医学の方に傾倒すると悪いところは薬を投与、あるいは手術して切る的な西洋医学は避けがちになります。私も家族も医者や病院はあまり好きではありません。日本人に癌が増えたのは、会社勤めの方々が毎年受けるこの健康診断こそが原因という説もありますしねえ…。というのも検査で浴びる微量の放射線が悪影響を及ぼし癌を発生させているのではないかという、あくまでの一つの「説」なんですけれども。
まあそういうわけでずっと自分としては渋々受けていたという感じなんですけれども。
しかしながらこういった人間ドックまたは成人病検診というものは、一般の方が病院に申し込んでやってもらうとなれば、かなり高額なものなんですよね。
それを会社で、面倒みてくれるという社員という身分の有難さ。最近今さらながらそのことをしみじみ感じます。私の周りの女性は社員として企業で働いている人は少なく、良くて契約社員、あるいは派遣、パートが圧倒的に多い。やはり歳を経てくると、社会保険とかの大切さを痛感するし。文句言わずに会社で受けられるサービスは有難く受けようというスタンスに今は変わりました。
実際数年前の話ですが定年延長になっていた高齢の役員が、この健康診断の心電図の検査で異常値が発覚。その日のうちに大きな病院に回され緊急手術となり一命をとりとめた、なんてこともありましたからね。
昔に比べると検査病院の対応もずいぶん変わりました、内装が明るくオシャレになり、対応してくれる看護師さんや先生もとても親切。以前は感じの悪い先生もいらした記憶が。やはりこういうところもイメージが大事。ホスピタリティが重要コンセプトなのでしょう。

横溝正史LOVE

2015-05-20 17:52:55 | テレビ
子供の頃角川映画ブームというものがありまして、その第一弾だった「犬神家の一族」は爆発的なヒットとなり一躍横溝正史ブーム&金田一耕助を巻き起こし社会現象となりました。
名匠市川崑監督らによって次々とシリーズが映画化され、その余波はテレビにも。
「横溝正史シリーズ」と銘打たれ、TBSの土曜午後10時から各作品がドラマ化されました。その第一作「犬神家の一族」の第一回放送の視聴率は30%近くを稼ぎました。その後もこのシリーズは高視聴率をキープ。「横溝正史シリーズ」はⅠ、Ⅱと2年に渡って放送され、大好評。この土曜夜というのは人気番組が目白押しで、8時からは「8時だよ全員集合」9時からは「Gメン」で、この横溝正史シリーズに繋がったわけです。思えば昔のTBSは輝いておりましたね(遠い目)。
高度成長イケイケドンドンの時代に、なにゆえこのような猟奇と陰惨の物語が人々の心を捉えたのでしょうか。ひとつには角川書店が始めたメディアミックスという戦略が大ハマりしたことですね。映画を製作し、原作小説を売る。スタイリッシュな映像とキャッチーなフレーズで映画CMをバンバンテレビで流す。で、原作小説のCMも流す。映画を見た人が原作を買い、原作を読んだ人が映画を見に行く。当時流行したコピー「読んでから見るか。見てから読むか」がばっこし大当りしたわけです。学生運動も萎み、世はテレビ全盛の時代。なんとなく軽佻浮薄な世の中になったところへ突然蘇った昭和初期のエログロナンセンス風味の探偵もの。横溝正史は戦後すぐには人気を博したものの、昭和50年代にもなるとその存在はすっかり忘れられた作家でした。その横溝作品の版権をほとんど買い取り、これで勝負を懸けようと考えた角川春樹の嗅覚の凄さと先見の明には驚くばかりです。
景気が良くなり明るい世の中になったからこそ、戦前戦後を舞台にしたオドロオドロしい怪奇趣味の作品に世間の人は郷愁のようなものを感じたのではないでしょうか。着物にマント、靴にボサボサ頭。おなじみの金田一耕助像を石坂浩二が作り上げ、これがハマリ役でアイロニーと妙なカッコ良さがあったのも大きな魅力でした。当時は日テレ「木曜スペシャル」が扇動したオカルトブームなんてものもありましたしねえ・・。
私は当時子供で、映画館に見に行くことも叶わず、お小遣いで買った小説を読むのが関の山。横溝正史作品をむさぼり読む小学生というのも奇妙ですが、元々オカルト系の怖い話が大好きだったので、この手の小説に惹かれないわけがありません。私の現在に至る昭和懐古趣味というのはこの頃から培われてきたものかもしれません。
テレビでこのシリーズが毎週見られると知ったときは狂喜乱舞でしたね。実家が田舎だったもんですから昔うちの両親たちは10時には就寝していました。私は親の目を盗んで食い入るようにこのドラマシリーズを毎週見たのです。もちろん子供には大人っぽい内容でセクシーなシーンもたくさんあり、親からは夜中になんてものを見てるんだと叱られましたが…。映画と遜色ない豪華な俳優陣、そしてやはり映画に負けないゴージャスで凝りに凝った美術やセット、
そこで繰り広げられる怖ろしくも妖しい見立て殺人…。毎週エンディングには茶木みや子さんの曲が流れてね。「幻の人」「あざみの如く刺あれば」大好きでした。作品世界と合っているのよ。毎週毎週至福の時間でしたよ。あー昔は良かった。
 さて今年に入ってからこの幻の名作「横溝正史シリーズ」が朝日新聞より隔週でDVDとして発売されました。ディアゴスティーニ的商法で1刊目は安価だが2刊目からは高くなるという(笑)いやーもうね。全刊定期購読の申し込みをしようかと本気で考えましたよ。したっけねー、全部で50刊ぐらいになるらしく…後半は連ドラ時代以降のTBSで年に1,2度放送していた2時間スペシャルドラマもDVD化するようで。うーんそっちのほうはあんまり懐かしくないし結構オンタイムで見たものが多いのよね。
逡巡したあげく今のところは隔週本屋に行っていちいち店頭で購入している。現在まで「犬神家の一族」「八ツ墓村」「獄門島」と終って、今は「本陣殺人事件」が発売中です。
まあ今見るとですね。動機からトリックから矛盾が多いですよ?特に世相が今と全然違うから「なんでそんな理由で殺すの?」的な話がほとんどです。でもミステリーとしての完成度よりも裏日本史といいますか、地方に残る旧家の掟やら土着性、因習などがこれでもかと詰まったこのシリーズは昭和大好き不思議大好きの私のような人間にはたまらない世界なのです。「獄門島」は日本の推理小説の中でも指折りの傑作と言われていますが、事件の鍵を握るワードが今や放送禁止用語だったり、本陣殺人事件には「三本指の男」なんてのも登場したりとか、今じゃ地上波では放送できないようなものが多くなってしまいました。世知辛い世の中で残念ですね。そういう意味においてもDVD化は大変有難く、録画の習慣もなかった時代1回1回の放送を真剣に見ていた子供時代を思い起こせばこうして手元に置いていつでもその世界が味わえるなんてなんと贅沢で幸せなことだろうと思います。長生きはするもんですね。このシリーズ頑張って買い続けるつもりです。

世代間格差

2015-05-19 17:33:39 | Weblog
昨日「大阪都構想」否決について記事を書きましたが、ネットでは投票結果を受けて様々な意見が飛び交い議論がなされていて、まだまだ収まる気配はない模様。今回の住民投票の結果はある意味日本の縮図ともいうべき地域格差もしくは世代間格差などさまざまな問題が炙り出されており、大変興味深いと思います。「シルバーデモクラシー」など年間の流行語大賞候補に挙がりそうなフレーズまで飛び出しており、ネット全体としては変化を望まないお年寄りのパワーに若者が負けたという論調が多くみられます。
やはりこれも昨日ですが、同じくネットで気になる記事を拝見しました。振り込め詐欺などに手を染める若者に取材をすると、どうもその背景には貧困や虐待の問題が。加害者側が貧困家庭などで育ち虐待・放置をされてきた悲惨な生い立ちであることが多いとのこと。
この記事を見て私は暗澹たる気持ちになりました。
常々振り込め詐欺のニュースなどを見ていて、なんでお年寄りはこんな手口に引っかかって老後の生活資金をあっさり渡しちゃうの??と首を傾げることが多く、本来は犯罪を憎むべきなのですがなんでこう簡単に騙されちゃうんだろうというシニア世代の思考がよくわからなくてイライラすることがしばしば。加害者側については、こんなに簡単に数百万というお金がポンポン振り込まれるならお金目当てで安易に加担しちゃう人が出てきても仕方ないのかなというぐらいにしか思いませんでした。元より犯罪者の心理なんて説明されても理解に苦しむばかりですし。
でもこの記事を読むと振り込め詐欺をする若者たちは、自分たちのような若い人間が愛情も教育も受けられず貧困にあえいで惨めな暮らしをしているのに、なぜリタイアしたお年寄りたちはこんなに大金を持っているのだろうと疑問が怒りに変わるらしいのです。犯罪に手を染める理由がただ単に楽にお金を稼げるから…だけでなくもっと明確な、自分たちが享受するはずだった富をお年寄りらから奪って何が悪いというような、社会に復讐する類の動機であるとしたら、本当に怖ろしくも悲しいことだしこの国の未来は暗いなとつくづく思ってしまったのです。
記事によればシナリオを考え電話を使ってお年寄りを言いくるめる係を担当する人たちは頭も良く、口も上手い。もし真っ当な教育を受け社会に出れば、日本を引っ張っていく国の財産たる若者だったかもしれない、とその記事は結んでいます。
詐欺を働くような連中の側に立つわけではありませんが、非常に考えさせられる内容の記事で、世代間格差や日本の若者の貧困問題はかなり深刻なところまできているのかもしれないと慄いた次第です。