マジョルカピンク

水曜どうでしょう。大泉洋。大谷翔平。大好き

ゴジラ愛

2016-08-28 20:07:46 | 映画
先週北海道に3度も上陸した台風によって、JR石北線に大被害が出ており大規模な復旧工事のため特急オホーツクが1ヶ月も不通の模様。これは困った。いつも台風のニュースなどを見てもどこか他人事で、どうせ北海道に来た頃には温帯低気圧になるからと心から心配したことはありませんでしたが、今回ばかりは参りました。この週末も田舎に帰省する予定だったのですが、行くこと叶わず。バスが苦手な私にとってはオホーツクが頼みの綱。来月の連休には帰れるかしら?一日も早い復旧を望みます。

ところで映画「ゴジラ」
大ヒットしていますね。私もシネマフロンティアで見て、すぐにまたユナイテッドシネマで見て、さらに昨日IMAXシアターの巨大スクリーンで見ました。3回目でございます。
いずれDVDにでもなれば家庭の大きな液晶テレビで何度も見れるでしょうが、大きなスクリーンと真っ暗な客席で他人とあの迫力を共有できるのは封切の時だけの醍醐味。多分4回目はないかと思いますが、3回見てもなお新鮮な驚きがあり新しい発見があり、全く飽きません。
このブームに私のゴジラ熱も再燃。かつて84年にゴジラが久々にスクリーンに復活した際、当時のサブカル雑誌の旗手「宝島」が総力を挙げてゴジラ大特集をしたのですが、その内容が素晴らしくて、一気にファンになってしまいました。昔は単なる男の子向けのただの怪獣映画だと思ってましたが、実は深いテーマがあること。世界中で大人気であること。ゴジラ自身が男前な怪獣で、マニアからはロックスターのように崇められていること。ティム・バートンやらジョン・ランディスやら世界中のSFの巨匠に大変な影響を与えていることなどを知り、古い作品などを後追いで見るようになりました。
正直ゴジラは54年の最初のゴジラがあまりに素晴らしく、その後人気に押されて次々と作られた続編はお子様向けの作品が多くて残念なものも多いのですが、人気は根強く84年以降も度々作られそのたびに色んな監督が映画化にチャレンジしては賛否両論を巻き起こしてきまにした。
しかし今回のシン・ゴジラほど今度こそ世界に出しても恥ずかしくない傑作だと思えるゴジラ映画は無かったように思えます。各方面の評判も良く、興行成績も増々伸びそうですね。
この好機に講談社から「ゴジラ全映画DVDコレクターズBOX」というディアゴスティーニ的なシリーズが発売になりましたので、さっそく購入。

巻頭特集している映画秘宝とBOXを並べて喜ぶわたし。
このBOXなんですが、54年の最初のゴジラ本編のDVD以外に、公開当時のチラシ、ポスター、パンフレットが昔のような質感の紙で復刻。大昔の少年雑誌「ぼくら」(全然知らん)に掲載されていたという劇画版が冊子として付録でついているという充実ぶり。これで890円は安いと思いませんか。特にこの劇画なんて当時の物は絶対読むことが出来ない貴重なものだと思います。これ、絵はまるで伊藤潤二みたいだし昔の写植もなんだか拙くて怖くて不気味です。もちろん本編の映画もあらためて見ましたが、見れば見るほど今回の「シン・ゴジラ」がいかに54年版にオマージュを捧げているかわかるというもの。白黒の粗い映像が実録ものみたいな変なリアリティを感じさせるし、物語もしっかりしていて大人向けなんですよね。
戦後9年しか経たぬうちにこんな作品を生み出した昔の邦画界ってマジ凄いと思います。
収録リストを見ると51号まで出るようで、さすがに全部は買わないと思うけど…モスラやキングギドラなど人気怪獣が出るシリーズや名作と名高い「ゴジラ対ヘドラ」や「ゴジラVSビオランテ」などは手に入れたいですよね。
東京オリンピックの年にはゴジラ対キングコングの新作もあるとのことですし、このブームまだしばらく続きそう。

スポーツの裏側にあるもの

2016-08-22 18:39:30 | Weblog
日本のメダルラッシュの歓喜に沸いたリオオリンピックも閉幕。
当初は治安や衛生面など開催地には不安ばかりでしたが、まあ中では色々事件的なこともあったものの、終わってみればまずまず無事に開催国としての役割は果たしたのではないでしょうか。(まだパラリンピックがあるけどね)意外と言ってはなんですが、ブラジルは頑張ったのだと思います。
五輪の終わりはいつも祭りの後のような寂しさですが、今回は次回の開催が東京ということで厭でも期待が高まりますね。4年は長くもあり短くもあり。次はどんなオリンピックになるでしょう。閉会式の東京のパフォーマンス、良かったと思いますよ。実はダサいことにならないだろうかと心配していました。世界的に人気なアニメや漫画、ゲームのキャラを前面に押し出し、ソフトパワーでアピールしたのは良い選択。林檎さんや中田ヤスタカさん音楽にもセンスを感じたし。今から開会式・閉会式が楽しみです。

その陰で、オリンピックだからこそ見えてきた様々な問題があります。私が気になったいくつかにちょっと触れてみたいです。

五輪選手の親はみんな“毒親”なのか?
盛り上がっている期間中には水を差すようで言いにくかったですが…私が感じていた違和感をそのまま記事にしてくれています。
卓球の伊藤美誠選手が小さいころは夜中の2時まで毎晩練習していた、という話をよくインタビューで見ましたが、このお母さんやりすぎじゃない?と思った人多かったんじゃありませんか??本人自身がやりたいかどうかもわからない幼いころからのスパルタ教育は、英才教育としてこの親にしてこの子ありと美談的に語られることが多いですが、やや虐待に近い部分もあるのでは。子供なら親に嫌われたくない一心でやりたくなくなくてもやると言っているのかもしれないし、今回活躍したような五輪選手は極めて稀なレアケースであって、親の夢を押し付けられて、期待に応えられず苦しんでいる子供が陰にはごまんといるのではないかと思ってしまう。
なんでも美談にしてしまうスポーツメディアも考えものだ。一昨日甲子園決勝で北海と戦って敗れた秀岳館は、吹奏楽部がコンクール出場を泣く泣く諦め、日程の重なった野球部の甲子園を優先したという話でネットで軽く炎上していた。学校の対応もどうかと思うがこの話を美談として掲載している新聞もたいがいで、何年か前にも甲子園出場したチームが進学校にもかかわらず自分の勉強時間を削って毎日練習終わりに部員のため100個おにぎりを握る女子マネージャーの話が賛否を呼んでいたと思う。こういう自己犠牲の話を美談として書いちゃう甲子園の記者の感覚も古いと思うし、なんでもかんでも感動話にもっていきたいのがミエミエで逆効果なのではと思ってしまう。スポーツは筋書きのないドラマだから面白いのであって、その周辺のエピソードを話題作りのため盛られてもなあと思う。

女子マラソンで惨敗した福士加代子の発言は、本当に「KY」なのか
昨日書いたことにも通じますが、今年の漢字はたぶん「謝」だと思いますよ…。SMAPの解散だって、色々事情はあるようですが元はと言えばあのテレビでの生謝罪が引金と言えなくないですか?このSMAPの解散については思うところが多々あるのでまた日をあらためて書きたいと思いますが、それはともかくアスリートたちがなぜ銅や銀メダルを獲って謝るのか。国民性もあるかもと思いますが、私たちの社会になにかそうさせる空気のようなものがあるのではないかと私は思っちゃうわけです。64年の東京五輪では重圧に押しつぶされ、自殺したアスリートがいましたよね。遺書でただただ謝るとか…痛ましすぎます。
バンクーバーの時でしたかスノボの国母選手が、選手団のスーツ姿の着こなしがだらしない、そして指摘されキレるという一連の流れをめちゃくちゃ叩かれましたよね。確かに褒められた行動ではなかったかもしれませんが、国の代表選手に対して応援よりも罵倒が多いというのは少し可哀想でした。
最近の選手はみんなコメントも上手で、自分を支えてくれた人たちやファンにまず感謝しますよね。それはそれで素晴らしいのですが、少しテンプレぽいというかみんな話が似ていて。メダリストたちがたくさん誕生したのに、名言みたいなのがあまり生まれませんでした。で、福士さんなんですが、個性的な、キャラの立つ選手ですよね。「金メダル獲れなかったあ!」というコメントはあっけらかんとして彼女らしく、なんか人間味がありました。負けたときはしおらしく、さめざめと泣いたりするのを日本人は求めているのかな。世界のトップでしのぎを削るアスリートたちが陰でどれほどの努力をし涙を流しているのか私たちはただ想像するだけ。世界最高の舞台に挑戦した勇気を称えるのならわかるけど、「惨敗」と断罪しちゃうのはどうなんですかね?汗と涙の感動ストーリーを私たちはオリンピックに求めがちですけど、選手にとってそれは良いことなのかどうか。人それぞれに物語は違うわけで、枠に嵌めようとしたり規格外の人を叩いたりするのは違うと思うんですね。



スポーツの夏

2016-08-21 18:45:58 | 日記
蒸し暑く、ジメジメしてかなわん。北海道に3つの台風が接近しているせいでしょうか。
昨日から夜中じゅうずっとテレビを通して土砂災害警報やら避難指示やら河川氾濫注意報などが流れていて、道路も通行止めのところが多く、特急列車もずいぶん運休しています。私の実家のほうでこういった警報・注意報が出るのは極めて稀なこと。といかく災害の少ない地域なので…。今回の大雨には地元も大変戸惑っている様子です。あの大きな川が高い堤防を超えてくるなんてことは万に一つも無いとは思いますが、今夜からまた台風が上陸するようですし非常に心配です。

さて災害の危険が近づいているというのに、今日もスポーツから目が離せない。私は普段比較的スポーツ関係には興味薄い方なのですが、やはり日本が、北海道が、札幌が、頑張っているとどうしたって応援したくなるというもの。
今回のリオオリンピックの日本選手団の活躍ぶりは凄まじいものがありますな。金銀銅合わせて(今現在)41個て…。本当に素晴らしい。さすが次回開催国。強化の成果がしっかり現れていて凄いわ。やはり強化にはお金もある程度必要だよねえ…。才能を引き出し、伸ばし、環境を整えメンタルを鍛えれば、日本人でも十分世界で渡り合えると示してくれました。

今回のオリンピックでは銀や銅を獲って選手が謝るという光景がいくつか見られましたよね。
多分海外の方にとっては理解不能なコメントだと思うし、日本人独特のものなんでしょう。よくアメリカの個人主義と比較されがちですが、日本てあらゆる面においてこういう妙な全体主義的なところがある。良くも悪くも。
選手は好きでその競技をしているわけで、メダルの栄光も獲れなかったくやしさもあくまでもその人個人のものです。
でもその一方で強化選手になれば国からお金を出してもらっているわけでもありますし、一時期流行った「楽しんで」という感覚だけで、参加することに意義があるというような風潮では今は無いですよね。応援は力になるから勝てば感謝し、期待に応えられなければ申し訳なく思う。自然な感情だと思います。ただ時々、それは本当に選手の本音なのかな…?変なことを言うと叩かれ応援してもらえなくなるという同調圧力に負けてなければいいなと思うのですが。不倫した女性タレントや解散を決めたアイドルが何度も何度も謝る最近の傾向、ちょっと変ですよね。そういうものを求める何かが私たちの社会にあるのかな?確かにサッカーでオウンゴールした人には風当り強かったりしましたよね。
一方こうした性質は日本は一塊の団体になったとき、何倍ものパワーを発揮しますよね。今回それぞれの競技で団体種目がめざましい成績を残したのが、良い例だと思う。個人のメダルももちろん素晴らしいのですが、団体となるとなにか嬉しさもひとしお。いつもはライバル同士なのに日本の名のもとに集まり、全員でまとまり努力する。こういうの日本人は好きですね。そしてとても似合いますね。先日見た「シン・ゴジラ」でも描かれていた、いざとなると日本人は団結し大きな目標のために個を捨てて邁進する。これが日本なんだなと。さて次の東京では、どうでしょう。果たして今回を上回れるのかしら。大丈夫?

今日は甲子園の決勝もありました。北海は残念ながら負けてしまいましたが…。でも本当によく頑張った。
誰も北海が決勝まで行くなんて思ってなかったんじゃないですか??夏の甲子園、五輪の年、初優勝って駒大の再来かも、と胸躍らせましたが相手が何枚も上手でした。でもイケメンエースでキャプテンの大西君という素晴らしい選手を知ることが出来ておばちゃんは嬉しい。

日ハムはソフバンとの天王山でしたが…直接対決で勝っておかなきゃだめじゃーん。一度でも一位になれるんだろうか今季…。3タテくらわなかったから良かったけども。岡くんの離脱が痛いかな。無理しないでほしいけど、早く投手大谷も見たいですよね。

シン・ゴジラ

2016-08-19 17:48:16 | 映画
私は1980年度に久しぶりに新作が公開された折、雑誌宝島の熱のこもったゴジラ特集を見て以来のゴジラファン。旧作のシリーズも好きだし忘れた頃に時々現れる復活作もまあそれなりに好き。エメリッヒ版は別物として、昨年公開されたハリウッドの「GODZILA」には大変満足したクチでございます。
デカさ、怖さ、ド迫力そしてド派手。オリジナルゴジラへのリスペクトもありつつ、新しい怪獣まで登場させちゃって。ハリウッドやるやんか!と感嘆したものでした。で、その後日本でもまたゴジラ映画が公開されると知り、えーマジかよと思ってしまいました。この湯水のように予算を使った超大作ハリウッド映画を見せられた後に、国産ゴジラは自ずとハードルが高くなるでしょうと。たとえ監督が庵野さん樋口さんであったとしても。
しかしですね。この今作は、その高すぎるハードルを越えたのではと思わせる良作でした。

公開前にはなかなか情報が出てこず、私は今年の6月~7月にかけて劇場で予告編を何度か見る程度だったんですが、正直あの予告編はあまり引きが強くなく、魅力を感じなかったんですよね…。これ大丈夫?これが新しいゴジラ?なんか違くね?わー見る気しないわあ、と。
しかしなんつーか私もこのあたり歳をとったんでしょうかね。この予告に傑作の萌芽を見ることが出来なかったというのは。色々と、感性の嗅覚も衰えてきているのかなあ…。
夏休みでたくさんの大作、話題作が一斉に公開されるこの時期、ヒットするのも難しいんじゃないかとか、多分自分は劇場では見ないかもなどと思っていましたが。辛口の評論家やメディア各社が激賞しているのを見て、特に「超・映画批評」と雑誌「映画秘宝」の絶賛ぶりを見て、おや?これは見とかないといけないのか?と焦りまして。お盆前には無理だったのですが行ってきましたよ昨日のレディースデーに。

いや、これは大傑作ですね(テノヒラクルー)。
邦画もここまで出来るんだ。すみません舐めていました。
「シン・ゴジラ」のシンは新なのか真なのかわかりませんが、これは紛うことなくモノホンのゴジラでした。1作目のオリジナルゴジラへの熱いリスペクトにあふれつつ、きわめて今日的な深いテーマも内包しつつ、圧倒的なスケールとスピードで描かれた新時代のゴジラ。
ハリウッド版が家族の絆などを描いていたのに比べ、こちらの日本のゴジラは登場人物のプライベートなんか全然描かない。誰かの人生にスポットを当てることもしない。国家VSゴジラ、日本国VSゴジラなんだよね。
ちょっと官僚に寄り過ぎというか、役人と自衛隊がカッコよすぎでしょう、と思う向きもありますが、防衛省の全面協力を仰いでいるのならば多少の太鼓持ちはしょうがありません。もっと民間人を出してもいいかもと思いましたが…、避難している人たちや避難所の様子が描かれているだけで、私たち日本人はこの映画が何を訴えているのかわかるはずだし。
展開が早すぎて、化学の力で掃討作戦を立てるあたりはもうチンプンカンプンでしたが、妙に説得力があり、子供だましの怪獣映画やデートムービーなどとは一線を画する、なんか哲学的な作品になったと感心。やっぱ庵野監督って凄いわ。今後の邦画の未来を担っているのはこういうアニメ畑の方々かもしれぬ。
ぜひ世界中で公開して、特に欧米の方々をグエー!!と言わせてほしいものです。

休みを終えて

2016-08-18 18:56:11 | 日記
11日から16日まで夏季休暇をいただき、帰省していました。
お墓参り以外はあまり外出もせず、実家の片付けをしたり手料理を振る舞ったり、最近になくゆったりした休日を過ごしました。
実家では両親謹製の家庭菜園(といっても結構な規模)で獲れた新鮮な野菜をたっぷり食べるからでしょうか。身体の調子も良く、お通じも良くなるんだよね。まあ普段の食生活がどんだけ酷いかわかるけども。1週間近くあってスーパーにほとんど買い物に行かずして3食ありつける田舎の生活最強。獲れたての海産物や、焼き肉用の牛肉、などなど野菜以外にもたくさん食材をいただき(お中元がわり)毎日ごちそう。今回親戚からズッキーニもたくさんいただいた。食べ方がわかんないとあまり他所ではもらってくれないと嘆いていた。
レシピ集とか見ても、あんまり積極的に作りたいメニューないよね。それズッキーニじゃなくてもよくね?みたいな。今回、フライにしたのが一番美味しかったです。外はカリカリ中ジューシーで。

リオオリンピックがメダルラッシュで沸いていますね。正直始まる前は盛り上がるんだべかと思ってましたが、選手の頑張りに毎日すごく感動してる。
自分的には、意地悪な見方かもしれませんが、サッカーやバレーなどの日本ではメジャーで人気の競技よりも、7人制ラグビーや女子バスケ、男女卓球・バドミントンなどの比較的地味な競技で快挙ともいえる活躍を見せてくれているのが小気味良いなと思います。このまま最終日まで突っ走ってほしいですね。