マジョルカピンク

水曜どうでしょう。大泉洋。大谷翔平。大好き

アイデンティティ

2018-11-15 17:24:38 | 政治・時事

反日という言葉は大嫌いです。

自分はしばしば右方面の方からそう呼ばれる側の人間だと思います。平和主義者だからです。

戦争に加担するもの、戦争へと導くもの、大政翼賛会的なものが嫌いです。

沖縄の辺野古移設には反対だし、憲法改正も望みません。日本がずっと平和な社会であってほしいし、これからずっと戦争などしてほしくありません。でもそう主張すると最近では左翼とされ、反日の烙印を押されるようです。自分の考えだと右翼と左翼は物事の両極にいるようでとても似ています。自分のイメージでいうと日本赤軍や連合赤軍とか。暴力で解決しようというあたり、右翼も左翼も似ていると思います。自分はそのどっちでもない、ただの平和主義者です。

 

私は日本が大好きだし、日本に生まれ日本に住んで、もちろんこれからも日本で暮らしたいと思っています。日本の独特の文化が好きです。四季のある美しい風景、優しく知的な人々が好きです。でも自分が日本を好きだという気持ちと同じように、外国の方々も自分の国にそれぞれ誇りを持ち愛国心を持っていると思う。そういう気持ちを尊重したいとも思います。

 

ネットの普及で世界はグローバル化しましたが、一方で海外の方と繋がることによって、意外な本音や文化の違いを感じることも多くなりました。小泉政権下で起こった中国韓国の反日デモの凄まじさなどは、多くの日本人にショックを与えたのではないでしょうか。これほど憎まれているとは、という衝撃をもって。その余波が嫌韓・嫌中を生み出し、世界的な不況や不安定な社会情勢を伴って日本人の中に眠っていた戦前のような強烈なナショナリズムを呼び起こした、と私は捉えています。これは憂慮すべきことだと個人的に思っていて、日本が世界経済の檜舞台から少しづつフェイドアウトしていくのと反比例して、排他的で偏狭な愛国主義がますます高まってきていると感じます。ぶっちゃけ怖いです。

 

特にネットの愛国無罪的なフェイクニュースや、なんでもかんでも反日のレッテルを貼りたがる言説には辟易します。人間反日的だとか、新日的だとか、そんな簡単に言えるものでしょうか?

 

たとえば。何かと喧しいお隣の国韓国。

私自身の感覚では、K-POPには全く興味ありません。私は古い洋楽や日本のロックが好きで、世間で流行しているK-POPの良さが全然わかりません。韓国ドラマもほとんど見ません。一度韓国の歴史ドラマ「トンイ」に嵌ったことがありますが、これぐらい。友人から勧められてもあまり見たいと思いません。一方韓国の映画は好きです。かなり以前ですが「シュリ」を始めて見た時、衝撃を受けました。映画に関しては韓国の方が水準が高いように感じます。韓国料理は好きです。クッパ、ビビンバ、スンドゥブ、プルコギ、ダッカルビ…毎日じゃ飽きるけど、時々無性に食べたくなります。スポーツの国際大会に関して、対日本となると対抗心をむき出しにしてくる韓国チームはあんまり好きじゃないです。フィギュアのキム・ヨナ選手のように勝つためなら手段を選ばないような感じも嫌いです。ただ日本に勝ちたいという気持ちだけで一致団結し凄いパワーを発揮できるところは単純に凄いと思います。

はて。こんな自分は親韓でしょうか?そんなこと一概に言えないと思います。そんな単純じゃないのです。

私の周りの女性には韓国ドラマ好き、K-POP好きの人たくさんいます。韓国という国が好きで何度も旅行に行く人もいます。でもその人たちにとっては政治的な問題と文化は別ということで、それはそれこれはこれ、と考えている人が多いようです。韓国ドラマ大好きな私の行きつけの美容室の店長も、政治的には韓国は嫌いと言っていました。そのほかの一般的な人は…そこまで関心ないという感じでしょうか?一般人でリアルにネット右翼のようなことを言う人はほとんど見たことはありません。数が少ないのか、自分の周囲がレアなのか、それとも本音は隠しているのか。本当のところよくわかりません。

 

二国間には悲しく複雑な歴史があります。徴用工の問題もそうです。ルール違反だと思うし、国際的には通用しないと思います。第一その時代韓国は日本に併合されていたのです。慰安婦の問題もそうですが、徴用工として、慰安婦として強制的に働かされていたのは朝鮮韓国籍の人たちだけじゃなく当時の日本人もそうだったのです。で、日本人はあまりこのことに声を上げていません。慰安婦だったという日本人の女性もあまり見たことありません。いなかったのではなく、当時はいたのに、声を上げてないのです。良いことではありません。同調圧力のある日本ならではだなのだと思います。でも解決していない、やり切れない、と怒る人たちの気持ちもわからなくもありません。解決の糸口が見つからない難しい問題です。


今回騒動になったBTSの問題について。

原爆Tシャツとか、ナチスの衣装とか。大きな波紋を広げましたね。

韓国は基本的に日本憎しが通常運転の国だと思うので、原爆の事にも鈍感というか何がそんなに問題なのかわからないのが本音でしょう。あるいは軽く挑発したい意味合いもあったのかもしれませんね。事務所が小さいところだから、管理が行き届かなかったと仰っていますが、それは自分的には大した問題ではないと思います。

日本にファンも多く、ビジネスを繰り広げている彼らが何故わざわざそんなことをしたのか。人が心に思っていることなんて解りようもありませんし、本音が語られることもないでしょう。

ファンの人は彼らが日本のファンを大事にしてくれる、日本語を一生懸命おぼえコミュニケーションをとってくれている、プライベートで日本に来たりしてくれている、だから反日じゃないと言います。でもそれらと反日は矛盾しないと思う。逆もしかり。日本に対して、嫌いでもあり好きでもあるのでしょう。両国の関係性からあちらを立てればこちらが立たずで、難しい立場なのだと思います。でも、誰に向けてか今一つわかりませんでしたが、謝罪はしたのですしこれ以上は騒がなくてもいいような気がします。ファンは彼らが親日である、そうであってほしいと思い、BTSのメンバーも音楽を通していろんな国の人に韓国を好きなってほしいと思っているかもしれません。

お隣の国は、色々と五月蠅く、感情的で、敵意むき出しで、自分的には苦手な国ですが、色々な魅力があり、気になる国でもあります。韓国の人が日本を好きになってくれたら嬉しいし、日本人が韓国を好きになれば韓国の人も嬉しいと思うはず。深く関わらないほうが無難なのかなと思う一方、もう少しお互い上手くやれないのかともどかしさも感じます。


ROY

2018-11-14 13:58:09 | 大谷翔平

両親ともに入院中で、仕事と病院を日々駆けずり回っており更新もままならず。

いつも間にかCSも日シリも終わってしまい、あっという間に日米野球になってしまいましたね。

日本シリーズはやる前から、ソフトバンクが勝つだろうと思っていました。後半戦力を補強し、蘇ったソフバンは強かった。むしろ今年の前半戦がどうしたんだ?というぐらいのレベルだったので。

少し前のえのきどさんの文春コラムが共感を集めた通り、パリーグ同士は絆が深い。2016のリベンジと悲願の久々の日本一に向けて広島も負けられない戦いだったでしょうが、やはり普段からよく知るライバル球団。甲斐の肩舐めんなよー!どうよ上林凄いでしょ!と、気付けば懸命にソフトバンクを応援していました。連覇本当におめでとうございます!

日米野球は今回ハムからの選出が少なく、寂しいようなホッとしたような。親善試合とはいえ侍に選ばれた以上注目されますし、期待通り働かなければ他ファンからも叩かれます。オフシーズンは身体休ませてあげたいですしね。でも全然選ばれないのもちょっと嫌。上沢選手が先日先発して立派に務めを果たしてくれて嬉しかったです。今の侍は稲葉監督、金子・建山コーチと元ハムの面々がスタッフなので気になるところですが、今のところ善戦しているので安心です。

 

さて。

昨日ついに今年のMLBの新人王が昨日発表になり、前評判通り我らが大谷翔平選手が見事ルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝きました!あー嬉しい。感動で涙出そう。良かった本当に良かった(´;ω;`)苦しみもあったけど、素晴らしいルーキーイヤーとなりましたね。おめでとうございます。本当に誇らしいです。

大谷選手がいつかメジャーを驚かせる、世界で最も最高の野球選手であると信じてはいましたが、まさか初年度からこれほど耳目を集め大活躍するとは思っていませんでした。特に投手としてよりも、これほど打者として結果を残すとは誰が予想できたでしょう。オープン戦の不振がうそのよう。というか、マジで読者を上げて落としてまた上げる…マンガそのもののような人生だと思います。

ハムに入団した時から、いつかメジャーで花を咲かせるだろうとその時を待ち侘びていました。

でもNPBで活躍すればするほど別れが辛く…。都会に出る息子を送りだす、田舎の母親のような気持ちで見送りました。でも思っていたほど寂しくはなかった。何故なら大谷選手の一挙手一投足を報道してくれたから。NPBの試合結果だけでなく、メジャーの結果も気にするようになり、楽しみも増えました。

今回の新人王受賞に当たり、やはりこれまでベーブルースより100年。他の誰も成し得なかったことをやってのけたというところがポイントだったのだろうと思います。

高校卒業時ドラフトにかけず、むざむざとメジャーに送り出していたら、今頃どこかのチームの主力として先発ローテの主軸を担っていたかもしれませんが、それはあまたいる才能豊かな投手という評価で終わってたように思います(それだけでも十分凄いけど)少なくとも大谷選手にメジャー挑戦を決意させたドジャーススカウト(当時)の小島さんは、投手としてしか評価していませんでした。今でも二刀流には反対の人です。投打どちらも凄いから二刀流をやらせてみようというハムの方針は、夢はあるものの各方面から叩かれまくりました。まさに「思い込みは可能を不可能にする」ですね。凄い選手に少しでも北海道で活躍してほしい、というチームの強い思いが山を動かし、こうして世界の野球も変えた。素晴らしいことじゃないでしょうか。ハムファンは大谷選手の夢を理解していて、気持ちよく送り出した。わたしたちはもっとそれを誇りに思っていいと思います。北海道の宝、岩手の宝から日本の宝、世界の宝へ。今後も私たちの予想を遥かに凌駕する凄い活躍をしてくれると思います。夢のような1年をありがとう。そしてこれからも頑張ってください。ずっとずっと応援します。