マジョルカピンク

水曜どうでしょう。大泉洋。大谷翔平。大好き

名物

2013-08-29 18:39:53 | どうでもいい話
先日、友人におたくの故郷の名物って新鮮な魚介類以外で何があるの?保存がきくもので何かない?と言われてはたと困ってしまった。
私の田舎は漁業と酪農両方が盛んであります。しかし名物で何かお土産になるものというと…。
特産品は北海しまえび、ホタテ、牡蠣、毛ガニなどですが、どれも鮮度が命。加工品もありますが魚介類の加工品はどれも値が張るし、特別有名な商品もそんなにないねえ。牛乳も特産品ですが、うちの町ではチーズ工房なんかは特にないしなあ。隣町ではアイスを作ってるけどそれこそお土産には適さないものですよね。
私の町にも昔はお菓子屋さんが何軒もあり、そこそこでオリジナルの和菓子などを製造していた時代がありました。毛ガニ最中なんてものもあって、札幌の人には珍しいと喜ばれたこともあったのですがそれも今は昔。地元のお菓子屋さんというのはみんな店じまいしてしまいました…。なので田舎に帰るたびにお土産に困ることはしばしば。先日は遠軽のロバ菓子店のお菓子(ヒグマの形のマドレーヌ?みたいなお菓子)を会社の人に買いましたが、遠軽は離れていて地元とは言い難い。でも選択肢が他にないのです。

この前「鶴瓶の家族に乾杯」を見ていまして、薬師丸ひろ子さん(昔、大ファンでした)と夕張の地をブラブラ旅していたんですね。「幸福の黄色いハンカチ」のロケ地で写真を撮ったりしていたら高倉健さんから電話が来るという信じられないサプライズがありましたが、気になったのはお昼を食べようとして相当町中をブラブラしていたのに全然食事出来る店がなかったこと。最終的には年配の御夫婦がやっているカフェでナポリタンとあべかわ餅を食べていましたが…北海道くんだりまできてランチそれかい。本当は郷土料理などを召し上がりたかったみたい。
一応名物らしきジンギスカン丼やカレー蕎麦に食指が動かなかったのが敗因だと思いますが、まー実際あんなもんですよね。過疎の町で人がいないんだから外食するお店なんてそんなにあるはずないし、郷土料理なんて地元の人はわざわざ食べないんですから余程の観光地でなければないよね。
うちの町もしまえびやホタテが名物ですって言ったって、その地元の新鮮な食材を使った料理を食べられるところなんてあまりありません。地元の人は安く手に入るから自宅で調理するだろうし。
本当は観光客を呼び込むためにもそこでしか味わえない料理などを提供したりすればいいのかもしれませんけど、休日以外の平日はどーすんの、となりますしね。難しいところです。

秋風

2013-08-28 21:06:11 | Weblog
あのうだるような暑さはどこへやら。
お盆を過ぎてめっきり涼しくなり、寝苦しい夜とかほとんどなくなりました。朝とか夜なんてちょっと肌寒いぐらいで。
気の早い道民はジャケットとか薄手のコートっぽいものを羽織っている人もいたりして。ちょっと待ってくれ~と言いたいわ。一応まだ8月なんだから。私は今月中は意地でも半袖着ます。
それにしても昨日の大雨と雷は凄かった。
ゲリラ豪雨という言葉も定着しましたが、今年は局地的豪雨、あるいは「経験したことの無い大雨」という表現が多いですね。このところ天気の急変が多く、晴れていたと思ったら急に黒い雲が現れて土砂降り・・ということがしょっちゅう。その雨の降り方が尋常ではなく、まさにバケツをひっくり返したようなという表現がふさわしい感じ。雷も凄まじくて、昔ってこんなにたくさん雷って鳴ってたっけ?と思っちゃう。北海道の気候もここ数年ですっかり変わりましが今年は特に変ですね。
秋風を感じて夏の終わりはやけにさびしい感じ。夏は屋外のイベントとか楽しいことが多いけど、夏が終わるとなんか色んなことも一緒に終わってしまって何だか切なくなるんだよね。お盆休みに姪っ子が実家で自分が赤ちゃんの時をビデオを見つけて喜んで見ていました。そこには天使みたいに可愛い甥っ子や姪っ子のちっちゃな時の姿が。楽しく見ているうちに、もうあの可愛かった子たちは何処にもいないんだな・・あの頃ってなんて幸せだったんだろうと泣きたくなってしまった。もちろん甥っ子姪っ子は今でも可愛いし今だって充分すぎるほど幸せなのですが、過ぎた日はもう戻ってこないのよね。感傷的になってしまう夏の終わりです。

エンギデモナイ

2013-08-27 18:30:38 | 日記
札幌演劇シーズン2013夏を締めくくる、イレブン☆ナインの「エンギデモナイ」を先日観てまいりました。
以前高い評価を得、再演である今作。非常に興味深い舞台でした。
ステージらしいものはなくコンカリーニョのホール全体を使い、雑居ビルの1室で稽古している劇団の稽古場に観客がお邪魔して見学しているような仕掛け。
役者は入場時から全員その場にいて各自ストレッチをしたりメイクしたり着替えをしたり。でもその段階からもう演劇は始まっているような。内容も劇中劇中劇?みたいな感じで劇団が稽古するお芝居の内容と劇団の代表が抱える問題がリンクし、現実のここにいる私たちも劇の中の一部で…みたいな感じで。終わりも突然終わって、すぐアフタートークに切り替わったりとか。舞台と現実のボーダーが非常に曖昧でしたね。とてもユニークで見ごたえがありましたが、反面観客である我々も気が抜けない、緊張を強いられるようなところもあり実験的な作品だと思いました。
最近のイレブン☆ナインはわかりやすくとても面白い作品が多かったので、これはまたちょっと意外な一面。
先日の「短いのん。」にも脚本が書けず悩む演劇ユニットの代表が出てきましたが、モロ納谷さんなのでしょうね。こんなことを言うと身も蓋もないのですが、自分で好きで芝居をやっていて多くの人にも見てもらい、認められたいわけですよね。なのに制作にあたっては深く悩んで悩んで自分を追い込んで。芸術家に多いタイプですが正直Mではないでしょうか。まあ私のような無責任な観客はその悩んだ末に面白いお芝居が見れればそれで満足なのですが。

ベルばら展

2013-08-25 01:25:11 | Weblog
漫画好きの友人と東急百貨店で開催中のベルサイユのばら展に行って参りました。

いやー懐かしいこと。
ストーリーに沿った原画の展示が中心だったんですが、いやーその生原稿の素晴らしいこと!池田理代子先生の画力の凄さもまじまじと感じましたし、どの原稿も名場面だらけでもう楽しくて楽しくて。
あらためて少女漫画の歴史を塗り替えた超名作だと確信。展示を見て知ったのですがこれはなんと先生が24歳の時の作品で、週間マーガレットでの連載は72年の春から73年の冬までの僅か1年半のことだったんですねー。短期間の間になんて偉大な仕事をしたんでしょう。日本の少女たちはみんなフランス革命に強くなりました。
漫画の足跡の他にはアニメ版と宝塚の舞台の展示も。これらは原作好きの私は正直あまり評価していないのですが、世間にベルばらの名を広めた功績は計り知れず、無視できないものがあります。
今回つくづく昔の漫画のレベルの高さ素晴らしさを思い知り、多感な時期に最高の作品と出会えた幸せをしみじみ感じました。なんて恵まれた豊かな時代だったんだろう。
会場は大盛況で、幅広い年代の方がおりましたがやはり中心は我々のような妙齢の女性が多かった。みなさん少女のように瞳を輝かせておりました。

なにか自分用にグッズをと思い、比較的実用性のあるクリアファイルとスマホカバーを購入。凛々しいオスカル様のイラストが拝めます。