マジョルカピンク

水曜どうでしょう。大泉洋。大谷翔平。大好き

感謝

2013-02-28 21:36:59 | Weblog
早いもので2月も終わりですね。
今日は誕生日でございました。
おめでとうメールとおめでとうコールが少し。そして会社の人からわざわざ花束をいただきましたm(_ _)m

春のお花でまとめられたボリュームのある花束です。ありがたいものですね。お花なんか贈られるとじーんときてしまいますわ。
今日は今までになく暖かくて昼間はずいぶん気温が上がり雪どけもすすみました。
母の記憶によるとン十年前の私が生まれた年も暖かかったらしいです。
まあなんですかね。歳のせいか色々と誕生日に寄せて殊勝なことを思ったりします。両親が出会って結婚したおかげで私が生まれ、いろんな人のおかげで今の自分があったりします。どなた様も、ありがとう。感謝感謝。

飲み会

2013-02-27 23:47:00 | どうでもいい話
サークルのお仲間で、お食事会をしました。ビールから後半ワインをガブ飲みしてしまい飲み会の様相を呈してしまいましたが。ひさびさに真っ直ぐ歩けないぐらい酔っ払ってしまいました。お料理は和洋中なんでもあってどれもみんな美味しくて、特に手作り餃子の皮のもちもちした食感に魅了されました。塩麹を使った洋風な炒め物もとても美味しかった。何よりなかなか普段ご一緒することのない異業種のお仲間と楽しく飲めたことが収穫でした。同僚でもなく、友人同士ともまたちょっと違って、こういう会もいいですね。色々と興味深いお話が聞けてありがたかった。すごく楽しい夜でした。

お雛様

2013-02-26 22:22:03 | Weblog
もうじきひな祭りですね。
実家には7段飾りの素晴らしい雛人形があるのですが、私の部屋にあるのはこんな可愛いお雛様たち。

思い立って先ほど出してみました。去年なんか確か忘れてて出さなかったような(ーー;)可哀想なことをしました。ごめんなちゃい。ひな祭りの日は甘い物を食べたり桃の味のするものを飲んだり食べたりすると女性は運気があがるのよ。風水のミニ知識でした。

狩猟笛

2013-02-25 20:51:33 | どうでもいい話
3DSモンハントライGを始めて半年余り。遊び甲斐のあるコストパフォーマンスの良いゲームですほんとに。
大剣、片手剣、双剣を使い分ける剣士ですが、港G級の星の多いクエストはいまだに難しく、自分的に限界を感じておりましたら私をモンハンに嵌めた甥っ子が「狩猟笛」を薦めてくれました。甥っ子はモンハンが得意でDSやプレステだけでは物足りなく、今はフロンティアに夢中です。
狩猟しながら演奏するとか最初この武器だけなんかよくわかんなくて全然手をつけてなかったんですが、ブンブン振り回して一撃のダメージが結構大きいところはハンマーにも似てるし、演奏して色んなスキルを高めたりとか意外な楽しさがありました。
双剣は斬って斬って斬りまくる醍醐味がありますが、両手塞がっててモンスターからの攻撃にあまりに無防備なところが辛い。狩猟笛だとダメージも少ないように感じるし、仲間とパーティー組むときも色々役に立ちそう。しばらくこの新武器で戦ってみます。
あー新作の4が待ち遠しい。

見世物小屋

2013-02-23 19:47:28 | 映画
道内初公開や日本未公開などの貴重なマイナー映画を度々紹介してくれる蠍座さん。
今週のプログラムは特にユニーク。注目すべきは「ニッポンの、みせものやさん」と「見世物小屋-旅の芸人・人間ポンプ一座」の2本のドキュメンタリー。オカルト好き、不思議大好きの私には堪えられない世界であり、郷愁を誘うたまらないプログラム。蠍座さんどうもありがとう。

昔はお祭りといえばたくさんの露店のほかにおばけ屋敷やこのような見世物小屋というものがつきものでした。
へび女、人間ポンプ、たこ娘、牛女、猪女、狼少女、女ターザン、河童小僧、ろくろ首などなど出し物は実にさまざま。
私が見世物小屋に遭遇したのは過去3回。
一番古い記憶は地元の町に来た見世物小屋。当時6歳ぐらいだったと思いますが、出し物はよく覚えていないのですが大蛇が登場して確か「お嬢ちゃん触ってごらん」と言われ、おっかなびっくり蛇の肌を撫でた記憶が。「良かったねーお金持ちになるよ」と言われて喜んだ覚えがあります。
二番目は小学校の低学年・・・・2年生ぐらいだったと思うんですが、紋別の港祭りに狼少女の見世物小屋がきていました。呼び込みがおどろおどろしくてすごくそそられまして、父親に入りたいー入りたいー!とせがんだものの見せてもらえなかった記憶があります。あとから、ああいうところに出ている人というのは、障害がある人が売り飛ばされてああいう役を演じているのだよなどと諭され、「えっそれってどういうことなの」と子ども心にすごく怖かった覚えがあります。
三番目が札幌の北海道神宮祭。これはもう大きなお祭りで、元は円山の神宮のところが本来のお祭り会場なのですが、敷地が狭いため広い中島公園を第二会場のようにしているのですが今じゃもうメインは完全にこっちだよね。公園を物凄い数の露店が埋め尽くすわけですが長い長い通りの突き当りの広場にこのおばけ屋敷や見世物小屋が立ち並んでいまして。その仮設の小屋たちのデカさと不気味な威容と迫力にはとにかく圧倒されましたね。まさに祭りの華。田舎の小さなお祭りしか知らなかった私は二十歳ぐらいのころこの札幌の祭りのデカさと懐かしい見世物小屋に興奮しましたね。友人数人とどうするどうする?といいながら怖いもの見たさで入りました。この時はへび女でしたね。

そのン十年前神宮祭で見た見世物小屋の興行を行っていたのがこの「ニッポンのみせものやさん」で密着している大寅興行社さんなんですね。蛇を噛み千切って食べたり火を噴いたりする太夫さんを見て、ああ私が見たのもこの人だったなあと懐かしくなりました。
最盛期には300軒もあったという見世物小屋も時代の流れとともに衰退しいまやここだけとか。監督は以前花園神社のお祭りで見たこの興行社のことが忘れられず、風前の灯火である見世物興行というものに興味を持ち、10年にわたって交流を続け見世物興行師たちの生き様、歴史などを振り返りながら見世物小屋の舞台裏などにも密着しています。グロテスクな芸を披露する美しい太夫さんたちに直接インタビュー出来なかったのがちょっと残念だったのと(神秘性が失われるからかなあ)、監督自身のナレーションがあんまり上手じゃなくて(ゴメンナサイ)少しもったいない感じがしますが、ドキュメンタリーとしては目の付け所がいいと思う。今こういう芸やこういう興行をやる人々のことをテレビなどでは全く見ることが出来ないと思うし。本当に貴重な作品です。

で、「ニッポンのみせものやさん」の中で女座長が語る、「昔は人間ポンプのおじさんやたこ娘なんてのもあったんですよ」とかつての同業者について語っているのが「見世物小屋-旅の芸人・人間ポンプ一座」でやはり密着ドキュメンタリーを撮られている「安田里美興行者社」
「ニッポンの~」方は2012年の作品ですがこちらは97年の作品。しかも人間ポンプの芸人さん安田さんのお葬式のシーンから始まるのでそこからさらに遡った時代の記録ですから90年代前半ぐらい?お客さんのファッションが古いのでかなり前のことなんだなあと思いました。
こちらの一座は安田さんが盲目でアルピノの方。舞台に出ている方は四肢が短く不自由な方やなど障害を抱えた人ばかり。これは、多分90年代前半だったとしても相当キツイ出し物ですわな。しかし安田さんの人間ポンプの芸は真に凄いもので、訓練してこんなことが出来るようになるものなのか?と驚愕しました。まあ、本物の芸人さんと言えますね。
一座の皆さんにインタビューしておりますが皆さん各々事情があってこういうお仕事をされているわけです。障害があるため一座にもらわれて芸を仕込まれたり、興行に行った先の町や村で口べらしのため子どものころから預けられたり、ホームレスだったところを救われたりとか・・・・お一人お一人の人生が濃くってもっともっと色んなお話を聞きたかった。1年中お祭りからお祭りへと旅しながら生活をともにする一座は家族同然なんですね。なんかあたたかい。

「見世物にされる」とか「見世物じゃあるまいし」とか、「見世物」という言葉はどこか侮蔑的な使い方をされますよね。それがこの興行の社会的な地位だろうなと思われます。
確かに昔は身体に不自由のある方々がこういうところで「見世物」にされ、娯楽の少ない時代に人々の好奇の目に晒されてきたという古い時代の暗い面があるとは思います。
人権やモラルなどの観点から見ても今このような不謹慎に見える商売が成り立つはずもなく、後継者もいないし、時代とともに消え行く運命なのも仕方ないかと思われます。
ですけど今の時代の価値観をこうした当時の風俗・文化に押し付け批判するのもちょっと違うような気もします。
大昔には売り飛ばされ、泣く泣く舞台に立たされていた人もいたかもしれませんが、障害のため仕事に就くことが出来なかった方たちが自立のためあえてこういう世界に身を投じたということも多かったようですし。こういう方たちは「太夫」と呼ばれ一座のスターであり大切にされていたようです。確か日本のヘレン・ケラー中村久子さんもそうでしたし、映画「エレファントマン」のモデルの方もサーカスの親方は一座の呼び物である自分を大切にしてくれたとも言っています。
「見世物小屋~」の中で印象的なのがみんなからナミちゃんと呼ばれる太夫さんで、この方は四肢が短く歩くのが不自由な方。時には山鳥娘、あるきとは牛女、またあるときは猪女などであちこちの見世物小屋で引く手あまただったようです。この作品の中ではすでにベテランの老女なのですが、暇があれば皿回しの練習をし舞台に上がる前は「もうお婆ちゃんだから少しでもね」といいながら念入りにお化粧したりして、プロとしての矜持を感じたんですよね。不自由な肢体を使って様々な芸を見せるも90年代のお客様は若干ドン引きのご様子。時代にそぐわないっちゃそうですが、他人に頼らず一生懸命働くその姿はなんかこう・・古き時代の真面目で働き者だった日本人の一面を見るようでなんだか胸熱。極論ですが、働けるのに働かず生活保護を不正に受給したりする輩に比べてなんと立派で生き生きしているんだろうと感慨深くなりました。

今じゃほとんど見ることもなくなった日本の失われた文化、見世物小屋。小屋の向こうの怪しげに見えた不思議世界の舞台裏。ある意味とても興味深い裏日本史でありました。