外出先から9時頃戻ってきて、テレビをつけて選挙速報の結果に驚く。夜10時半現在民主党が過半数はおろか約300議席にまで届こうかという勢い。そこそこ風は吹いているという印象はあったけど、まさかこれほどとは。事前に週刊誌などの予想で300という数字が聞こえてきてはいたものの、いくらなんでもそこまでは…と思ったのが正直なところでした。でもやはりマスコミも馬鹿にできないもんですね。予想は大方当たっていたわけだ。
前回4年前の郵政選挙は劇場型と言われ争点が郵政民営化一本に絞られるというおかしな選挙で、大量の小泉チルドレンを生み出し、その当時でさえ「自民に勝たせすぎた」とあとあと有権者に言わせたほど。あのとき私は小泉さんのおかしなレトリックに騙される国民なんかいるんだろうか?と懐疑的だったので、小泉自民の圧勝ぶりに驚愕するとともにすっかりこの国に絶望してしまったものです。数の理論で障害者自立支援法や後期高齢者の医療費問題などどんどん法律が改悪されることや、官僚や大企業ばかりが得をする政治をするだろうと予想していたので。案の定そのとおりになり、今日にいたるわけで、こんな世の中になったことの責任はもちろん自公政権にあるわけなのですが、4年前自公に入れた人、あるいは選挙に行かず棄権した人たちにも大いに責任はあると思っていました。その当時から個人的に4年後見てろよ、と思っていましたので今はこの結果を嬉しく思ってます。
もちろん民主党が政権与党になったからと言ってバラ色の未来が待っているわけじゃないことは百も承知。
むしろ実績や経験のなさから、かなり迷走することが予想されます。
それでも今回は変えなければならなかったと思う。
日本人の我慢にも限界があるということ。有権者も怒ることがあるんだということを見せる必要があったと思う。国民が怒れば、政権を動かす事ができるんだということ。政治家にそれを知らしめる、政権運営に緊張感をもたせるということが重要なんだと思う。
野田聖子は運動中、「誰と何と戦っているのかよくわからない」と嘆いていたけど、今回の選挙戦を象徴するリアリティのある言葉だと思った。実際自民党は民主ではなく国民と戦っていたのではないか。小泉改革が国民に「ばかり」痛みを与え続けたツケがまわって、国民は自民に一矢報いてやろうとこの選挙を待ちに待っていたのではないかと思う。
だから民主に期待したというわけではなく、国民の不満の受け皿、自民の対抗馬として民主に票が集まっただけなのだと思う。
ただそのことは民主もおそらくある程度理解しているだろうし、小泉チルドレンたちの二の舞はないだろうと思う。多分勝利の美酒に酔うよりも、一層気をひきしめていることと思う。というか、そう願いたい。願わくば、前政権のように数にものを言わせてなんでもかんでも法案を無理やり通すような真似はやめていただきたい。マニュフェストは一つでもいいから、実現していただきたい。
まだ開票は終わってないものの北海道は自民党は小選挙区ではほぼ全敗の様子。北海道からは初の総理大臣(北海道の人っていう印象はまったくないけど)が誕生とのことで嬉しい限り。また北海道は町村、武部、中川など大物議員が次々落選。今回を象徴していますなあ。
大物議員は公明で北側、冬柴など現幹部が落選。自民も他の地域でも大苦戦。片山、赤城、伊吹、大島、久間、海部、野田、堀内なども落選。厳しい審判が下った。結局古くから自民を支えてきた組織票というものが崩れたからじゃないかな。自公政権は完全に愛想をつかされたのだと思う。自民は公明と連立を組んでいることもマイナス要因になったのでは。
小泉さんが言った「自民党をぶっ壊す」は現実になり、予言の言葉となりました。言霊ってあるのかなあとしみじみ思う。合掌。
前回4年前の郵政選挙は劇場型と言われ争点が郵政民営化一本に絞られるというおかしな選挙で、大量の小泉チルドレンを生み出し、その当時でさえ「自民に勝たせすぎた」とあとあと有権者に言わせたほど。あのとき私は小泉さんのおかしなレトリックに騙される国民なんかいるんだろうか?と懐疑的だったので、小泉自民の圧勝ぶりに驚愕するとともにすっかりこの国に絶望してしまったものです。数の理論で障害者自立支援法や後期高齢者の医療費問題などどんどん法律が改悪されることや、官僚や大企業ばかりが得をする政治をするだろうと予想していたので。案の定そのとおりになり、今日にいたるわけで、こんな世の中になったことの責任はもちろん自公政権にあるわけなのですが、4年前自公に入れた人、あるいは選挙に行かず棄権した人たちにも大いに責任はあると思っていました。その当時から個人的に4年後見てろよ、と思っていましたので今はこの結果を嬉しく思ってます。
もちろん民主党が政権与党になったからと言ってバラ色の未来が待っているわけじゃないことは百も承知。
むしろ実績や経験のなさから、かなり迷走することが予想されます。
それでも今回は変えなければならなかったと思う。
日本人の我慢にも限界があるということ。有権者も怒ることがあるんだということを見せる必要があったと思う。国民が怒れば、政権を動かす事ができるんだということ。政治家にそれを知らしめる、政権運営に緊張感をもたせるということが重要なんだと思う。
野田聖子は運動中、「誰と何と戦っているのかよくわからない」と嘆いていたけど、今回の選挙戦を象徴するリアリティのある言葉だと思った。実際自民党は民主ではなく国民と戦っていたのではないか。小泉改革が国民に「ばかり」痛みを与え続けたツケがまわって、国民は自民に一矢報いてやろうとこの選挙を待ちに待っていたのではないかと思う。
だから民主に期待したというわけではなく、国民の不満の受け皿、自民の対抗馬として民主に票が集まっただけなのだと思う。
ただそのことは民主もおそらくある程度理解しているだろうし、小泉チルドレンたちの二の舞はないだろうと思う。多分勝利の美酒に酔うよりも、一層気をひきしめていることと思う。というか、そう願いたい。願わくば、前政権のように数にものを言わせてなんでもかんでも法案を無理やり通すような真似はやめていただきたい。マニュフェストは一つでもいいから、実現していただきたい。
まだ開票は終わってないものの北海道は自民党は小選挙区ではほぼ全敗の様子。北海道からは初の総理大臣(北海道の人っていう印象はまったくないけど)が誕生とのことで嬉しい限り。また北海道は町村、武部、中川など大物議員が次々落選。今回を象徴していますなあ。
大物議員は公明で北側、冬柴など現幹部が落選。自民も他の地域でも大苦戦。片山、赤城、伊吹、大島、久間、海部、野田、堀内なども落選。厳しい審判が下った。結局古くから自民を支えてきた組織票というものが崩れたからじゃないかな。自公政権は完全に愛想をつかされたのだと思う。自民は公明と連立を組んでいることもマイナス要因になったのでは。
小泉さんが言った「自民党をぶっ壊す」は現実になり、予言の言葉となりました。言霊ってあるのかなあとしみじみ思う。合掌。