マジョルカピンク

水曜どうでしょう。大泉洋。大谷翔平。大好き

ペナント再開

2017-06-24 00:19:31 | ファイターズ


ファイターズが勝てばハッピー、負けたらその日はショボーン。
すっかり野球オタハムオタになってしまった困った私です。
一つでも多く借金を返していこうと挑んだ交流戦も負け越してしまい、いよいよ後がなくなってまいりました。巨人戦のようなドラマもあったのですが、ミスで自滅するような残念な試合も多く、ファンにとっては少し辛い期間でした。
チームが今一つ波に乗れない中、思い出すのは大谷選手のこと。早く早く帰ってほしいと思いは募るばかりです。
そんなチームに朗報。交流戦明けの今週、ようやく待ちに待ったスーパースターの帰還。大谷選手の1軍の合流。待ってました!とばかりに喜びで一杯になりました。これで百人力だ!
ところが‥いざ1軍の練習で様子を見たところ、まだ走塁に難ありとのことで( ノД`)
いくら打てても走れなければ野球にはならないさー。WBCからこっち大谷選手の怪我には一喜一憂されっぱなしで、正直疲れたなあ。
たいほう右足首の骨棘から肉離れ。全治6週間と言ってたのにほぼ2ヶ月半も離脱することになり、まだ万全ではないという。しかも本人コメントで今年はもう100%の力ではできないとまで。いつも飄々と前向きなのに、この弱気な発言‥。
ペナント再開の今日のこの試合。大谷本格復帰かとにわかに注目されましたが、登録はされたもののベンチスタート。試合の流れによっては代打ありかも、ということになりました。私は今年初のデーゲーム観戦。珍しく残業もなく、急いで球場に向かいました。
いやー今夜の試合は最高でしたね!
中田HR2発、レアードタイムリーで逆転、大田キャリアハイ9本目HRと、ファイターズが誇る大砲が大活躍しました。5回にメンディーが突如崩れ打たれだしたときは球場が静まり返り、今夜もこのパターンかと一瞬諦めかけたのですが、先発陣はともかく今の打線は結構頑張ってる。逆転して気づけば7点も入れていました。
谷元投手のメモリアルとか、MVPにランボルギーニのオーナー権など色々と楽しい日でもありました。レジェンドユニフォームを着ていたのですがこれがまんま巨人のユニで(-_-;)今日配られた風船もオレンジだったし、どこの球団応援してんだろって不思議な気になりましたね。変わり種ユニを着ているときは好調なので、しばらくこのままでいいですよ。
今日の勝因は‥ズバリ大谷選手だと思いました。
出る場面はなかったのですが、ベンチにいるだけで勝利を呼ぶ男。今日は内野のまあまあ良い席だったのですが、ベンチの雰囲気がやっぱり違うんですね。明るい!楽しそう。選手たちもモチベーション上がったでしょうし、ニコニコと表情豊かで、幸運の守り神って佇まいでした。
平日なのに球場にはお客さんたくさん来ていましたし、あのホーム独特の盛り上がり、温かい雰囲気。間違いなく大谷選手にとっても良い刺激になったのでは。出たい気持ちが強くなってくれればいいな、と思いました。明日からも頑張りましょう。勝ち越せますように!




セパ交流戦

2017-06-12 20:48:43 | ファイターズ
わがファイターズは交流戦前は辛うじて4位をキープ。この交流戦ではなんとかパの上位陣に食いついていき、遅れをとらないようにしたいと考えていました。何故なら比較的パ>セであり交流戦でセに負け続ければたちまち置いて行かれるからです。これはかなりのプレッシャー。その流れで、少しでも借金返済が出来れば、と考えていましたがやはり今年は大変な年。
いきなり初戦のDeNAを落とし、なんとか勝ち越したものの続く阪神戦は負け越し…。しかも逆転負けとかサヨナラ負け。原因もほぼ自軍のエラー、ファーボールによる自滅と後味悪く、その嫌な流れを断ち切れぬまま昨年の日シリの再来広島戦が札ドで行われました。ホームだし1勝ぐらいはできるかもと思ったのが大間違い。惜敗もあったもののまたしてもエラー祭りで精彩を欠き自滅パターン。いつの間にかまた連敗が続いてしまい、不甲斐なかった4月に逆戻りしたようでした。そしてこのあとが巨人戦となったのです。

元々昔からどういう繋がりがあるやらよくわかりませんが、トレードなどで浅からぬ縁のこの両球団。ドラフトで長野選手、沢村選手、菅野選手などに次々と入団を拒否されたこともありましたね。ダメ元で突っ込んでいくファイターズもまあアレですけども…でもその無謀なファイテンぶりで大谷選手を獲得できたこともありましたので、球団の姿勢はまあいいでしょう。
昨年のオフシーズンは吉川・石川と大田・公文の大型トレードが話題になりました。この時、吉川選手はこのところ不調で限界っぽかったのですが、なんで石川慎吾のような良い選手をセットで出したのか謎でした。逆にあちらから来るお二人についてはセリーグの選手って侍JAPANクラスしか知らないので。このトレード大丈夫かいなと思ってました。
そんな巨人とのカードですからワクワクしないわけがありません。シーズン初めごろからとても楽しみにしていました。
なのに巨人が大連敗中ということで変な注目のされ方をしてしまい、困りましたね。
どこが連敗ストッパーになるのかなどと言われ、ハム戦士たちも少し肩に力が入ったかもしれません。いずれにしてもニュートラルな気持ちで見れなくなったことが残念でした。
結局カード初戦はまさかの惜敗…。残業中だったのですがスポナビで試合結果見て気絶するかと思った(笑)応援しても応援しても負けが込んでくると精神的にきます。なかなか単なるファンである自分が気持ちを切り替えることができませんでした。

しかしドラマは第2戦からだったのです。

この日栗山監督は不動の4番中田を3番に回すなど大胆に打順をいじってきました。結果、大田選手が初めて1番起用となったのですが、これが功を奏しました。
なんと先頭打者ホームランで度肝を抜いたのです。その後も猛打賞の大活躍でお立ち台に。
いつもの渋い声で、古巣に気を使ったのか恒例の「ファイターズ最高!」を封印し、8年間属した古巣への感謝を述べました。感動ですね。恨み言のひとつでも言いたいでしょうに。
またこの日のハイライトは中田選手。3番で結果を出し勝ち越しタイムリーを打ちました。もう少しでHRになりそうなデカいのを。やはり打順変更は良い変化を生んでいる。
観客席が映り中田ファンは泣いていましたが、私も泣きました( ノД`)シクシク…
この日は交流戦始って以来の久々の内容ある良い試合でした。

そして明けて昨日だったのですが、カード勝ち越しを決めることが出来ました!
昨日は投打ががっちりかみ合う内容ある良い試合だったのですが、なんといってもハイライトは大型トレード本人同士の夢の対決。本来なら先発吉川は前の西武戦で投げているので出ないはず。なのにピッチャー不足からか、吉川が途中登板し札幌ドームはどよめきました。
高橋監督の粋な計らいいうべきなのかしら?そして大田選手はこのトレード相手から超特大ホームランを札ドにぶち込み、またしてもファン、仲間、元同僚、スタッフたちの度肝を抜いたのでした。
投げてはかつて巨人のドラ1でメジャーー、3Aの経験もある村田がなんとなんと日本初勝利((´;ω;`))粘るピッチングで頑張りました。
もう昨日は主役もドラマも大ずぎて大変な試合。
連敗を止め空気読めと言われていたのに、この元巨人選手の見事な恩返しですごいドラマを見ることができたと感動しております。なんだろうまだシーズン折り返してもいないのに、今年は泣かされることが多い年ですね。

連敗が続きどうにもならない不振のトンネルの中では、活躍できない選手たちのことを嫌いになりそうになったり、栗山監督って本当に言われるほど名将なんだろうかと疑ったり、かなり精神状態悪かった。毎日遅くまで残業して、哀しい結果をあとで見るともうストレス倍増で、スポーツニュース自体見たくなくなったり。だから今負けが込んでいて辛い、巨人や他球団のファンの辛さもわかるんです。
でも野球を通してこんなすごいドラマを見せつけられると、やっぱり野球っていいなと思ってしまいますね!
栗山監督は理論もしっかりしているし、選手の見極めも上手い。でも何より素晴らしいのが負けを決して選手のせいにせず自分の責任と言うこと。簡単なようでこれはなかなかできません。自分の弱さ悪いところを1回1回さらけ出せる監督なんていませんでしょう。選手をかばい、ミスを責めない。選手一人一人がどうやったら輝けるか、そればかり考えている。だから選手もついているんだと思います。
ドラマを作るのもうまい。あえての演出ではなくたまたまそうなっただけだと思うんですが、斎藤選手や浦野選手、中村選手など2年近く勝てなかったピッチャーたちに勝ち星をつけてあげたり。村田選手大田選手にリベンジさせてあげたり。特に太田選手がこのまま調子を保ちながらシーズンを終えれば大変な成績を残すことになるでしょうし、そうなったらもうマンガの世界でしょう。大谷選手もマンガの主人公みたいな選手ですが、あちらが少年ジャンプ風ならこちらはモーニングって感じかも。
昨年以上の奇跡、ドラマがなければ連覇は有り得ない、と言って今年栗山監督は一度チームを壊すと宣言。仰ったとおり見事にチームがぶっ壊れさらに怪我人が続出し試合にならないという最悪のシーズン序盤でした。少しづつ怪我人が戻り始め、調子が上向いてきたところでまた今度は4割打者近藤選手が離脱。呪われているかのようなチーム状況です。でも。苦しい中でもみんなで力を合わせてなんとか前に進もうとしている。そんな中こんなドラマチックな試合がある。これって苦しんできた選手やファンへのご褒美の様なものだと思うのです。
村田選手が教えてくれる一つ勝つということの重み。大田選手が教えてくれる、くさらず努力を続けていれば誰かが見ていてくれ人生が拓けてくることもある。これって若手の多いファイターズ戦士たちにとってはすごいモチベーションになると思うのです。こういう試合を続けていればファイターズはますます強くなるし、監督のためにも活躍しなきゃという気になるのでは?大黒柱の大谷選手を欠き苦しいシーズンの中で、一筋の光明が見えた気がしました。
プロのくせにと思われるかもしれないけど私はこの昔の学園ドラマの熱血教師みたいな栗山監督率いる高校野球チームみたいに青臭い今のファイターズを愛してやみません。
後半戦、ファイターズはもっともっと感動させてくれ、昨年以上の奇跡を起こしてくれると信じています。