先週見てきました。
デヴィッド・フィンチャー作品って自分は合うのと合わないのがありまして。
「ソーシャル・ネットワーク」と「ゾディアック」は大好きですが「ファイト・クラブ」や「セブン」はあんまり好みではなかったです。
ではこの作品はというと…完全に前者ですな。超絶カッコイイ!映像、音楽、演出どれをとっても素晴らしい。北欧の陰鬱で神秘的な雰囲気とフィンチャーの独特の映像美や世界観がマッチして、観客を異次元に誘ってくれます。
原作も未読だしスウェーデン版の映画も見ていないのですが、多分このリメイクは大成功と言えるのでは?
正直ミステリーとしてはまあ普通というか、スウェーデン版犬神家の一族(笑)という評判は言いえて妙だなとは思いました。お金持ち一族の登場人物がちょっと多すぎ&複雑で名前と顔がなかなか一致せずその関係もあまり頭に入らなくて今ひとつ謎解きの部分で乗り切れなかったのが残念ですが、とにかくミカエルとリスベット二人の主役が魅力的で酔いしれた。
ダニエル・クレイグは正直カッコ良いと思ったことあんまりないんだけど、この作品にはすごくマッチしていてセクシーで素敵に見えた。
そして大評判のルーニー・マーラは。近年ここまでカッコ良くてキャラ立ちしているヒロイン久し振りに見た。キル・ビルのユマ・サーマンかそれ以上かも。トラウマ抱えてて、メンタル的にも問題があって、人間的には欠陥も多いけどとてもカッコ良くて魅力的。文字通り身体を張っての大熱演で、アカデミー賞ノミネートも頷ける。映画館出たあとちょっと自分、リスベットを意識したような動き・表情になっていたかもしれません(笑)
それにしても昨年の「ブラック・スワン」といいこの「ドラゴン・タトゥーの女」といい最近のハリウッドは猟奇的かつ刺激的な作品に良作が目立つなあ。
お金もそれなりに懸かっているかと思いますが、スケールといいポテンシャルといい作品のクオリティかつ熱量がハンパなく、こういう作品なら1,800円出して見ても充分価値があるなと思います。それに比べてここ数年の邦画は………
先日めざましTVで続編について聞かれたフィンチャー監督は、「続編を撮るかどうかは観客次第。真摯な気持ちで観客の審判を待つ」と言っていたのが印象的でした。
もはや現代の巨匠といっていいくらいのクラスの監督なのになんと謙虚な。先週かな、NHKでインタビューに答えたスピルバーグ監督も「観客は制作チームの一員。見てもらってはじめて作品が成り立つ」と言っていて、観客の目線を常に意識した姿勢に感服。こういう謙虚なところ邦画界や日本のTVドラマ界になるだろうか、と思わず考えちゃいます。
えーところでこの映画は先週のレディースデーの夜の回に見たのですが、さすがスガイというべきか全然お客さんいなくて寂しい限り。
天気が悪かったからかススキノ~大通は人影もまばらで街に全然人がいなくてなんだかなーと思いましたわ。
デヴィッド・フィンチャー作品って自分は合うのと合わないのがありまして。
「ソーシャル・ネットワーク」と「ゾディアック」は大好きですが「ファイト・クラブ」や「セブン」はあんまり好みではなかったです。
ではこの作品はというと…完全に前者ですな。超絶カッコイイ!映像、音楽、演出どれをとっても素晴らしい。北欧の陰鬱で神秘的な雰囲気とフィンチャーの独特の映像美や世界観がマッチして、観客を異次元に誘ってくれます。
原作も未読だしスウェーデン版の映画も見ていないのですが、多分このリメイクは大成功と言えるのでは?
正直ミステリーとしてはまあ普通というか、スウェーデン版犬神家の一族(笑)という評判は言いえて妙だなとは思いました。お金持ち一族の登場人物がちょっと多すぎ&複雑で名前と顔がなかなか一致せずその関係もあまり頭に入らなくて今ひとつ謎解きの部分で乗り切れなかったのが残念ですが、とにかくミカエルとリスベット二人の主役が魅力的で酔いしれた。
ダニエル・クレイグは正直カッコ良いと思ったことあんまりないんだけど、この作品にはすごくマッチしていてセクシーで素敵に見えた。
そして大評判のルーニー・マーラは。近年ここまでカッコ良くてキャラ立ちしているヒロイン久し振りに見た。キル・ビルのユマ・サーマンかそれ以上かも。トラウマ抱えてて、メンタル的にも問題があって、人間的には欠陥も多いけどとてもカッコ良くて魅力的。文字通り身体を張っての大熱演で、アカデミー賞ノミネートも頷ける。映画館出たあとちょっと自分、リスベットを意識したような動き・表情になっていたかもしれません(笑)
それにしても昨年の「ブラック・スワン」といいこの「ドラゴン・タトゥーの女」といい最近のハリウッドは猟奇的かつ刺激的な作品に良作が目立つなあ。
お金もそれなりに懸かっているかと思いますが、スケールといいポテンシャルといい作品のクオリティかつ熱量がハンパなく、こういう作品なら1,800円出して見ても充分価値があるなと思います。それに比べてここ数年の邦画は………
先日めざましTVで続編について聞かれたフィンチャー監督は、「続編を撮るかどうかは観客次第。真摯な気持ちで観客の審判を待つ」と言っていたのが印象的でした。
もはや現代の巨匠といっていいくらいのクラスの監督なのになんと謙虚な。先週かな、NHKでインタビューに答えたスピルバーグ監督も「観客は制作チームの一員。見てもらってはじめて作品が成り立つ」と言っていて、観客の目線を常に意識した姿勢に感服。こういう謙虚なところ邦画界や日本のTVドラマ界になるだろうか、と思わず考えちゃいます。
えーところでこの映画は先週のレディースデーの夜の回に見たのですが、さすがスガイというべきか全然お客さんいなくて寂しい限り。
天気が悪かったからかススキノ~大通は人影もまばらで街に全然人がいなくてなんだかなーと思いましたわ。