マジョルカピンク

水曜どうでしょう。大泉洋。大谷翔平。大好き

視聴率に思う

2007-10-31 23:23:46 | テレビ
天気も良くあたたかく本日正に小春日和。夜札駅界隈で異様な格好の外国人の親子をみかける。何故か私の後から来るものだから私も注目を浴びちゃう。あとで思い出した。そっか今日ハロウィンか。カボチャ食べればよかった。明日から11月かあ・・11月ああ嫌な響き。もうじき冬の寒さとの戦いが待ってるな。年末に向けて公私ともに慌しくなってくるしなあ。

今日の「本日の日記」見ましたか。新作まさかユーコンなの?実に思わせぶりな書き方でしたね。これは旅もそろそろ近いってことでいいですかね。
今日の日記は内容も深くうーんと唸らされましたね。政治家になれるかも、だな。いつも藤やんの慧眼には舌を巻きます。一昨日の最近のテレビと視聴率についての話も辣腕の現役テレビマンの意見だけに説得力ありました。
昨日なあー。「暴れん坊ママ」3話が予想どおり視聴率爆下げの11.8%。私のプランとしてはこうでした。前番組の日本シリーズの試合が追いつ追われつの盛り上がりで、最後は日ハムが勝つ。しかもサクサクと試合が進行して予定どおり9時終了。北海道では日ハム戦は超高視聴率なのでそのいい気分の視聴者をそのままテレビの前に釘付けにさせる。視聴率爆上げ。
ところが実際はまったく逆だもんなー。1回で勝負がついちゃってる試合を延々と流し続けて1時間押しですよ。北海道ではともかく他の地域ではやっぱ日ハムVS中日というのは魅力に乏しいらしく視聴率も一桁らしいし。奇しくも対決となってしまった裏の「有閑倶楽部」にも負けた。3話はいい話だったのでとても残念だ。11月はバレーもあるし、またまた放送時間押すこと必死。こんな時期にドラマをやるなんて負け戦だよ。
結果的にドラマがまあまあ面白くなってるのでいいんだけど、そもそも上戸彩ちゃんと大泉さんのファン層に合っているのかこのドラマは。彩ちゃんのファンは若くて園ママの確執なんて興味なさそうだ。大泉さんのファンはほとんどが水曜どうでしょうからのファンだと思うけど、水どうに笑いのツボが合ってる人はあんまりドラマとか見る層じゃなさそうなんだけど(暴言か?)。地元北海道の視聴者もセレブ幼稚園なんて殆ど縁がないと思うのよ。
それにしても北海道での大泉さんのキー局出演時の視聴率といったらスゴかったもんですが(ハケンとかはるか数パーセントも上だった)、最近はその神通力も翳りがみえるようになってまいりました。以前はやっぱり北海道の星がキー局に出演するなんて、これは見守ってあげなくちゃみたいな親心みたいなのがあったもんですが・・。最近はすっかり中央のドラマやバラエティに出ていても「ああまた出てるのね」程度な感じでね。北海道の人って飽きっぽいからなあ。内容は良いので視聴率に左右されず良いドラマ作りを目指して欲しいですが、とかく高視聴率=良い番組という烙印が押されがちな傾向にありますからねえ・・。

ところで安田さんが恋のから騒ぎのスペシャルドラマに出演だそうで?すごいなー先日の朝ドラ出演決定といい、ついに時代は安田顕ですか?(笑)

すまなかった

2007-10-30 23:27:29 | テレビ
なんだよ~今日の惨敗ぶりは。びっくりするな。全然ダメじゃんか日ハム。ここで3タテ食らったら札幌ドームに戻れないんだぞー。もー放送延長になって「暴れん坊ママ」の開始時間も遅くなっちゃったし。ボロ負けだったから北海道の日ハムファンはみんなチャンネル変えたかテレビ消したんじゃないか。あ~あ今週の北海道の視聴率も絶望的か?

暴ママの3回目の感想ですが。なんつーベタなホームドラマ。でもなんかそれが逆に新鮮でいいんだよね。笑わされるより泣かされちゃうんだよ。あのくりくりパーマの子に感情移入してしまってもうカワイソウで可愛くて・・。あの頑固オヤジが最後小さな子に対してきちんと「すまなかった」と言って謝ったシーン良かった。恐ろしいと思っていたオジイちゃんに謝られたときのあの子のびっくりした顔。子供が自分の過ちを認め他人に頭を下げるということを学んだ瞬間でした。なんてことないシーンなんですが、責任ある立場のいい大人が悪いことをしても全く謝らないという最近の風潮を考えると、非常に大事なテーマだなと。
1話2話あまり大泉さんの光る演技というのが見れなかったなあとちょっと思っていたのですが、今日はなかなか父親らしく、また男前に見えました。若い奥さん、子供、うるさい義理の父、お店、色々と振り回され右往左往する姿が絶妙。酔って帰ってきて、寝ているあやを見るときの表情がなんともいえず良かったす。愛情とかせつなさとか仲直りしたい気持ちとか、色々と複雑な感情が上手く出ていました。そしてこのドラマでの上戸彩ちゃんは可愛くて元気で素直で健気で一生懸命。すごく合ってるし好感持てますね。応援したくなるというか。

終わってから時間帯が完全に被った有閑倶楽部の来週の予告だけ見ました。婆さん。たくさんの日本人形・・あの怖い話か?ちょっと見てみたい。

ポルノ

2007-10-29 23:12:48 | 映画
朝方はほわんと暖かかったのですが、午後から冷たい雨が降りはじめ夜には激しい雷雨になりました。午後業務の関係で大通り公園界隈に出かけたのですが、紅葉が色とりどりでとてもあでやか。晴れていればもっと美しかったでしょう。そろそろ紅を通り越して黒ずんできている木々もありますので、見ごろは今週末ぐらいまでだと思います。

さて。先週から蠍座で「性と愛のフーガ 神代辰巳と田中登の世界」という特集をやっております。1本の料金で2本見られて途中休憩なしという本当の2本立て。
邦画が斜陽だった時代、青春映画をたくさん製作し数々の大スターを輩出した日活は経営危機に追い込まれ、路線を変更することになりました。その路線というのがポルノ。「日活ロマンポルノ」というジャンルが確立されたのが昭和46年。千本以上のポルノ映画を製作しました。ポルノというととかく一般の映画に比べて蔑視されがちだと思いますが、日活が路線を変更したとき半分以上の社員が辞め、残った社員はポルノでもいいからとにかく良い映画を作りたいという情熱のある人たちばかりで、あまたある作品の中には一般の映画をも凌駕する傑作も生まれました。今回のは日活の中でも最重要な監督とされた神代・田中両監督の代表作を見てもらおうというはからいです。
ポルノといっても今のえげつないAVとは別物。ストーリーも芝居もしっかりしており、そこはやはり映画。今回のラインナップを見ると邦画の名作ランキングなどでよく見かけるタイトルばかりで、これはぜひ見なくちゃ!と思ったのですが、やっぱちょっと恥ずかしいので映画好きのAちゃんを誘って鑑賞しました。
■一条さゆり 濡れた欲情(神代辰巳監督)
(すごいタイトルですけど全然そんな内容じゃないです)
昭和40年代に関西を中心に絶大な人気を誇った伝説のストリッパー一条さゆりの自伝的映画・・みたいに銘打ってますけれども。実際は一条さゆりに憧れ、嫉妬する伊佐山ひろ子演じる若手ストリッパーが主人公の話ですね。一条さゆりが本人役で出ていますけど、身体はキレイですけどちょっと贅肉もあるし顔もオバちゃんぽいし。この人が伝説のその人なのか?とちょっと首かしげました。調べてみたらこの映画のときはもう42歳なんですね。いやー驚いた。ショーのシーンはさすがのパフォーマンスなんですけど、他のストリッパー役の伊佐山ひろ子、白川和子など本物の女優さんの堂々たる演技に比べるとやっぱりお芝居のほうは見劣りします。
ストリッパーと彼女たちを情婦にしているヤクザのヒモたちとの可笑しくもせつない日常。何度わいせつ罪でしょっ引かれても懲りない逞しさ。当時の猥雑な大阪の下町の様子など見どころの多い作品です。
■マル秘色情めす市場(田中登監督)
(これも扇情的でスゴいタイトルですけど・・)
当時この作品名に惹かれて期待して行った若い男性客はビックリしたのではないだろうか。
アート系といってもいいような当時としては斬新な作品だと思います。ちょっと「八月の濡れた砂」とかに雰囲気似ていると思う。
芹明香という女優さんが自由奔放な自立した売春婦(変な言い方)を実にかっこ良く演じており、素晴らしい演技を見せてくれています。ルックスもとても今風でちょっとギャルっぽい感じなんで驚きました。
こちらも舞台は大阪、釜ヶ崎。ゴミためのようなところで地を這いずり回るように生きる人々の生活が興味深い。濡れ場も時々出てきますが、これは社会的なメッセージを伝えたいがためにポルノという手法をとっているだけ、という気がしましたね。後半障害者の弟が亡くなるシーンだけがなぜかカラーで、シュールだなあと思いました。鶏を紐にくくりつけて通天閣から突き落とすシーンは今だったら絶対撮れないね。
宮下順子がオイシイ役で出てきますが、こちらもさすがの存在感。伊佐山さん、白川さん、そして宮下さん。他には絵沢萌子とか東てる美とか美保純とか。ポルノやピンク映画出身でその後一般映画にも出演するようになり現在でも活躍している方々というのはやっぱり抜群に演技力ありますよ。
この映画には花柳幻舟も出演し、主人公の母役で怪演を披露し当時話題になったはずです。
1本目に一条さゆり、2本目には花柳幻舟とこの時代反権力のシンボルだった人たちが各々出演しているというプログラムの組み合わせが面白いと思いました。

とにかくこういう映画を劇場で見る機会なんて滅多にないことなので、来週、再来週も非常に楽しみです。