マジョルカピンク

水曜どうでしょう。大泉洋。大谷翔平。大好き

俺のために優勝しろ

2016-09-30 17:53:49 | Weblog
一昨日のリーグ優勝は大変シビれました。道内の視聴率は瞬間40%越えと北海道内では未だ熱気冷めやらず4年ぶり7度目のリーグ制覇ですが、今回の優勝は移転後初めて優勝し日本一になった新庄劇場、もしくは栗山監督が就任一年目で優勝をもぎ取った年に匹敵するぐらいの興奮がありますね。やっぱりなんだかんだでソフトバンクが優勝するであろうと誰もが思っていたと思いますし、優勝後のインタビューで中田選手や大谷選手が本音を漏らしていたように、諦めなかったというのは綺麗ごとで、3位にまで落ち込んだりゲーム差がかなり開いたときなどは、優勝なんてと選手たち自身でさえ思っていたはず。ソフトバンクが優勝は間違いないとしても、如何に戦ってどういう内容で2位でフィニッシュするかにシフトしてたんじゃないのかしら。私は少なくともそういう心積もりで戦いぶりを見つめていました。ところが頂上決戦で連勝し、こちらにマジックが点灯すると、まだまだわからんよ…あれ?残り試合数もうそんなに無い?もしかしてこのまま逃げ切れるのか?となんだか急に優勝が現実味を帯びてきたのがこの1週間ぐらいのことではないかと思います。このまま優勝したらマジ伝説じゃんというのが実現したのですから、これまでとはまた一味違う喜びがありますよね。
一気に畳みかけて優勝へ雪崩れ込みたかったものの、27日には吉川登板で1点も取れず完封負け。優勝賭けたチームがここ一番で下位のチームに完封負け(しかも投手の自滅っぽい)ってどういうこと?とちょっとネガティブな気持ちになってしまったのも事実。追い込まれたソフトバンクはもうちっとも負けそうにない雰囲気。ハムは大事な試合で打線が沈黙してしまうことはしょっちゅうあり、いくらピッチャーが力投しても点が入らなければ試合に勝つことはできません。栗山政権では4年前も2位のチームの敗戦結果を待っての胴上げだったし、やっぱりここは勝って自力で優勝を決めたい。他力本願じゃ嫌。ハム2連敗、ソフバン3連勝で最後の最後に優勝がかっさらわれるかもしれないという緊迫の大一番。大事なマウンドを任されたのは今年のパリーグの顔、大谷選手。これ以上の大舞台があるでしょうか。こんなミラクルな状況を与えてくれたのも結果論ですが吉川投手がテンパってくれたお陰なのかな…と複雑です。岩本さんが言うように確かにドラマティック北海道。ただし心臓に悪いよ。

大谷選手が大好きで、日本のプロ野球界を変える大変なスーパースターだと思うのですが、優勝は大谷選手一人の力じゃ為し得なかったです。すごくラッキーな展開があったり運を味方にしたこともありましたが、他の選手たちも若手中心ながら素晴らしい潜在能力の持ち主。大谷選手の陰になって他の選手らにスポットが当たらないのは誠にもったいない。イケメン揃いでキャラの立ったユニークな選手ばかりなのよ。ローカルのスポーツメディアは普段はほとんどファイターズ一色。まして北海道はNHK以外にローカルテレビ局が5局もあるという充実ぶり。北海道のファンは常日頃から選手の魅力をよくわかっているので、全国的に大谷選手以外に知名度がないのが悔しくあります。昨夜のカープ芸人みたいなのは羨ましい。以前大谷翔平芸人てあったけど、なぜいきなり単独の特集なの。ぜひファイターズ芸人をやってほしいわ…少なくて成立しないのかもしらんけど。
一昨日深夜のビールかけも、もっとなんつーか時間がディープだったからかもしれませんが、各局の花形スポーツキャスターの人が来てくれても良かったんじゃ?HTBですら菊地さんだもんね。いやいや菊地さんは真面目でしっかりしたインタビューで好感持てましたが、こういうときは女子アナのほうが盛り上がるのでは。ここで室岡さんを行かせないで何やってんだHTB。ヒロさんも行ってもよかった。まああのビールかけは最高に面白かったです(笑)ここ数年ずっと見守り続けていたので知らない選手はあの場にはほとんどいなかった。普段と違う素の姿が見れて楽しいったらありゃしない。

そして武田勝投手、お疲れ様でした。とぼけた愛されキャラで人気がありました。一時はダルビッシュとの二枚看板エースでしたね。球威よりもテクニックで打たせて獲るタイプの相手にとっちゃ嫌なタイプの投手でした。
われわれ水曜どうでしょうファンにとっては同士でもあり、もう登場曲として1/6の夢旅人が札幌ドームでかかることはないのかなと思うと悲しくもありますが…。武田投手なら多分引退後も野球界からメディアから引く手あまたでしょう。それにしても「俺のために優勝しろ!」は名言でした。スーツ姿の勝さんを囲んで笑顔で円陣組んでいたシーン。あの時もしかしたら本当に優勝を手繰り寄せたかもしれないと思うぐらい、いい場面でした。

チームは今日が最終戦ですが思えば旭川が雨で流れて今日に最終戦が来たというのも何か運命的ではありますよね。旭川のファンには悪いけど…。ひとまずゆっくりして頂いて、今度は「俺のために日本一」をスローガンにしましょうか。

夢は正夢

2016-09-28 21:22:43 | Weblog
先週の天王山制圧からわずか1週間。
あれよあれよという間にマジックが減って、本日念願のリーグ優勝奪還となりましたー!良かった本当に良かった(´;ω;`)ウゥゥ夢のようです!
一昨年・昨年といい位置までつけながら勝ち切ることが出来ず、今年こそはと意気込んだものの…前半は投打が上手くかみ合わず、大事なところで決められない残塁祭りが多すぎたり、怪我人が続出したり…前途多難な船出。特に開幕投手だった大谷選手はしばらく勝ち星に恵まれず、チームの士気も下がり気味。今年はもうダメかと前半は諦めムードでした。五月のGWなんかSBとの直接対決を何度もモノに出来ず、家族でも試合見ながら大ゲンカwしたのも今はいい思い出。オールスター以降の後半戦、豆が潰れて投げられないからせめて打つ方で貢献をと発奮してくれた大谷選手を中心に、チームは勢いづき、最大11.5あったゲーム差をジリジリと縮めていき、この終盤一気に捉え、そして抜き去りました。
かねてから栗山監督は名将と思っていたのでが、こういう展開を当初から想定してたとしたら本当に凄いですね。
ファンとしても優勝は嬉しい限りですが、何より大好きな選手たち、監督、スタッフが喜ぶ顔が見たいから優勝してほしいという気持ちが強かったです。特に大谷選手には、メジャーに行く前に何としても優勝の味を味わってほしかった。入団時色々あったので日ハムに来て良かったと心から思ってもらいたくて。
さあ!深夜のローカル局は各局ファイターズ優勝祭一色になると思います。今夜はテレビにかじりつく。明日起きれるかな…。

模倣犯

2016-09-26 17:14:47 | Weblog
先週二夜連続で放送されたスペシャルドラマ「模倣犯」について。
女松本清張と言いましょうか、新世代の社会派と言いましょうか。まあもうすでに彼女じたい若手ではないわけですが、言わずと知れた巨匠宮部みゆきの代表作。彼女の主な作品はだいたい読んでいますが、短編の名手でもありますがやはり長いものほど面白く、この作品が刊行された当時はもうページを繰る手ももどかしいとはこのこととばかり、夢中になって読み、読後その世界観に圧倒されたものです。おぞましい猟奇殺人が軸になっていますが、テーマは複雑で幾層にも分かれており、「いじめ」や「虐待」についてある種の明確な答えというか示唆を与えてくれた小説として自分史上最強の小説です。個人的宮部みゆきランキングオールタイム1位。2位3位が「火車」「ソロモンの偽証」と続きます。
発行当時もベストセラーになる大評判でしたが、この作品の映画化が実に酷かった…。何度もブログで書いているのですが、どういうわけか宮部みゆき作品は映像化に恵まれない。日常系のミステリが多くディテールもしっかりしているので、映像化しやすいはずですが、これまでことごとく大外れ。その度に、宮部みゆきワールドをちゃんと理解し可視化してくれる映画屋さんやテレビマンはいないものかしらと嘆いてきました。昨年前後編で大々的に公開された「ソロモンの偽証」も豪華キャストによる大作でしたが、どうもこれじゃない感が強く…消化不良気味で。しかしそれも森田芳光版「模倣犯」に比べれば全然まし。これは一体なんやねん!と公開当時劇場に見に行った私は失神もの。改悪も改悪。全然別ものになっておりまして、しかもクソつまらない噴飯もの。森田監督自身は良い映画を数々世に送り出していますし、役者もそう悪いメンツではないのに、あれは一体なんだったのでしょうか??宮部さんが試写会で耐えられず途中退席したというのは有名な話です。

その作品が突然現代に甦ってきて、ドラマ化というので少しビックリ。大丈夫かいな?と不安だらけでした。
しかーし。このドラマ大変良かったです。
原作は長いので2時間程度の映画じゃまあどだい無理があったのですが、2時間弱で2夜でもどうかなと。でも上手くまとめていましたねー。なにしろ原作にかなり忠実であり、登場人物もイメージにとても近かった。そして各々熱演でしたよね。特に真一、滋子、ピースの中心人物の演技が素晴らしく、見ていて感動しました。中でもピース役は…もう坂口さんしか考えられないぐらいの当り役じゃないでしょうか。人当たりが良さげで常に笑っているんだけど、実は底知れぬ不気味さを抱えているという…並みの俳優さんでは表現できないでしょう。
特に今回、テレ東製作ということに着目したい。まるでテレ朝得意の松本清張のスペシャルものみたいな重厚感と、視聴者を捉えて離さぬテンポの良い展開、役者さんの達者な演技などなど、脚本・演技・演出と三拍子揃った傑作で、こんな良いドラマを制作できるんだねっ!と感心してしまいましたもの。
おそらく原作の宮部さんも今回ばかりは満足してるんじゃないでしょうか?この調子で他の長編もこの局のこのスタッフでドラマ化してもらうというのはいかがでしょう。原作ファンの自分は大変満足いたしました。

今回、ドラマ化に当たって現代を舞台にしたとのことで、「現代」ったってそんなに昔の作品じゃないのに…と思って検索してみると、もう17年も前の作品なんですもんね。
当時は、バラバラ殺人だとか無差別殺人だの女性監禁だの児童虐待だのいじめだのが社会問題化していましたが、はっきり言って今とあんまり変わらん。世の中それだけ進歩していないというか、なにか鬱屈とした不安な時代が長く続いているんだなあという気になりました。圧倒的に変わったのがネットと電話の存在で、家電なのか携帯なのかスマホなのか。その辺のアイテムの問題で年代をはっきりさせたほうがいいということになったのかなと思います。

仮面のロマネスク

2016-09-25 18:38:47 | どうでもいい話
先日の秋分の日。宝塚花組公演全国公演の千秋楽「仮面のロマネスク/グランドレビュー
Melodia -熱く美しき旋律-」を見てまいりました。宝塚観劇は2度目。友人が熱心な
ファンで、昨年同様お付き合い。ハマるというほどではないけど、歌も演技もダンス
も素晴らしく上手で、独特の絢爛豪華な世界は眼福の一言に尽きます。
昨年は軽妙なコメディで楽しかったのですが、今年は官能的なメロドラマ。つーかこ
れ有名なラクロの古典「危険な関係」をアレンジしたものですね。開演してほどなく
わかりました。私この「危険な関係」というお話好きなんですよね。恋の駆け引き、
さや当て、ツンデレ…普遍的で現代にも通じるお話。
グレン・クローズ、ジョン・マルコビッチ、ミッシェル・ファイファーらが出たハリ
ウッド版の映画も面白かったし、同じくハリウッドで現代のハイスクールに舞台を変
えた「クルーエル・・インテンションズ」も大好きで何度も見ました。
今回の宝塚版のミュージカルも退廃的な王政復古時代のフランスの雰囲気が良く出て
いて素晴らしい。似た者同士のヴァルモンとメルトゥーユの永遠の別れのシーンなん
か名場面だと思いましたね。横では泣いているお客様もいましたよ。
千秋楽らしく3度のアンコールにスタオベ。大変盛り上がった舞台でした。夜は18丁
目の隠れ家レストランで旬の美味しいものをたくさんいただき、幸せな祝日の夜でし

天王山

2016-09-23 17:27:37 | 政治・時事
さて昨日一昨日はパリーグの首位攻防戦、天王山の直接対決が敵地ヤフオクドームにて行われました。
以前からこの2連戦が大一番となることはわかっていましたので、始まる前から気が気ではありませんでしたね。しかも水曜日は地上波の中継が無くて。やはりパリーグTVに加入すべきかしら…。そう簡単に勝てる相手ではない故、連勝してほしい気持ちは山々でも難しい戦いになるであろうと予想していましたが、まるで日本リーグの首位決定戦を見ているかのような、ヒリヒリする熱い戦いでしたね!一球の打ち損じ、一球のエラーが命取りになるような大変レベルの高い白熱した試合となりました。そんな中、ファイターズ戦士たちは全員野球でみんなよく頑張りました!ファイターズの場合誰が投げても安心ということがあまりないのですが(^^;(こら)今回の大谷選手、有原投手の登板は少し怖かった…。大谷選手は先発として最近ほとんど投げてなかったし、有原投手は負けがこんでいたから。しかしここ大一番に、若い二枚看板エースが大活躍してくれました。信じて良かった。野手もみんな活躍して素晴らしいプレーを見せてくれましたし。まさか本当に行っていた通りマジックがこちらに点灯するなんて、上手くいきすぎですね。まだまだ安心はできませんが、今ならファイターズの方が勢いがあるような気がします。ソフトバンクさんはここ数年毎年の優勝でしたし、たまにはファイターズが勝ってもいいでしょう?最大11.5ゲーム差をひっくり返し、リーグを盛り上げた立役者に王座を明け渡してくださいまし。
さ、今日から楽天3連戦。楽天も地味に怖いチームです。緊張感を緩めることなく、気を引き締めて一つでもマジックを減らしていきましょう。