マジョルカピンク

水曜どうでしょう。大泉洋。大谷翔平。大好き

奴隷

2011-03-31 22:11:52 | Weblog
悪いニュースも小出しでくると麻痺してきて、あまり恐怖も感じなくなるね。
それにしても今日のニュースは酷すぎ。

「原発20キロ圏に数百~千の遺体か 「死亡後に被ばくの疑い」」

これ本当に日本で起こっていることなの。
放射性物質が高くて近づけないからご遺体が野ざらしになっているとか…。地獄のような光景じゃないですか。収容諦めた、とか言ってますけどそんな馬鹿な。身元の確認も出来ないじゃない。もう本当に酷すぎる。

<福島第1原発>飯舘村「避難不要」 保安院が被ばく量試算

被災者より先に安全圏に逃げた保安院の話を今更信用しろと?
IAEAの勧告も無視するとか、政府は何を考えてるの??
行った事もない、名前すら知らなかったこの村の人たちのことがすごく気懸かりだ。
この村は少し前から異常な値を示していませんでしたか?村民のみなさんの命や健康のことを考えると一日でも早く避難させるべきなのでは。
やっぱりホンマでっかTVの武田先生の説が的を射ていたんだなあと思う。距離よりも風向きが大事ってずいぶん早くから言ってましたもん。水蒸気爆発やら放出やらで放射性物質が拡散した日に、北西の風が吹いたんだねきっと…。で、風下が飯館村だったのではないか。状態を見守るとか、調査をすすめるとかそんな悠長なことを言っていていいの?
人命を軽視しているとしか思えませんよ。

TVブロスのようなサブカル雑誌も、レギュラー連載はほぼ大震災のお悔やみばかり。
そんな中「これからのエネルギーの話をしよう」という特集が素晴らしい。
ライターの岡本氏は3月9日に「原発依存の現実を考えた」というコラムを書いていたという。なんという慧眼。
反対派の立場の方々のインタビューが光る。どの意見も「御尤も」と唸る。
今後は自然エネルギー利用を前向きに考えるべき。
よく原発反対というと、「じゃあ今までのような便利で快適な生活を手放せるのか」という返しを見ますが。
はっきり言ってナンセンスだと思います。
電気をたっぷり使いたいから、電気の奴隷に成り下がるの?
こっちは消費者として電気というエネルギーの選択肢があって、電気が簡単に供給されるから使用しているだけであって、健康や命と引き換えなのならそんな危険なものは選びませんて。そもそも原子力発電なんてのは電気全体の3割に満たないわけでしょう?
今だって福島原発は全く稼動してないけど、今週になってから殆ど首都圏の計画停電は実行されてないでしょ?節電と気候が暖かくなったからなどと説明してましたが、そんなもんで大きく変わるわけ?私はそんなの信用してない。元々供給過多だったとみてます。計画停電をすれば電気の有難みや原発の必要性を思い知らせることが出来ると思ってたんじゃないの?邪推ですけど。でもやってみたら薮蛇で批判が多かったから、止めたんじゃないかと。
だいたいそんなに貴重なエネルギーなら値段を高くしたら?
北国に住む私にとっては毎冬の灯油代やガス代は高くついて悩ましいものですが、電気はそういうものに比べると割安なような気がしますよ。
私は昭和の人間。昔はしょっちゅう停電があったものです。
今のままの生活を維持しようと思ったらあらゆるものが電化製品なわけだからすぐには難しいけど、無いなら無いなりに他のエネルギーを考えるしかない。
あと今すでにある原発まで止める必要はない。せっかく巨費を投じて作ったんだから安全管理に注意して使用すべし。ただし今後増設はしない。福島原発はすべて廃炉。何十年もかかるとか馬鹿なこと言わず、早くなんとか安定させて石棺にすべし。

どうでしょう

2011-03-31 00:23:53 | どうでしょう
悪いニュースは深夜に報じられる。
昨日の夜は千葉県の水道水も放射性物質が検出されていた、しかも1週間前というニュース。
今夜は福島県産ほうれん草に基準値68倍のセシウムを新たに検出とのこと。
放射性物質は均等にばら撒かれているわけじゃないので、ほとんどついていないところもあればすごく汚染されている部分もあるんだと思う。
放射性物質だだ漏れの現在、どんどん拡散していってるんだと思う。
水、土壌、空気。国内はおろか周辺諸外国にも多大な迷惑をかけると思う。一気に国際的な立場も悪くなると思うし。環境立国が聞いてあきれる。ついこの間までエコだのCO2だのと言っていたのが嘘みたいだ。

テレビで安全を喧伝している御用学者の人たちは視聴者のことを全然わかってないと思う。基準値を拡げたから大丈夫。元々日本は基準値を厳しく設定している、とか誰がそんな話を聞くのかって。
日本人は食べ物飲み物、口に入れるものに対してとてもうるさいと思う。
味にもうるさいが、含まれている栄養、産地まで気にする人は多い。美容や健康に関心の高い人が多いからだ。一般の人でもベジタブルマイスターや野菜ソムリエの資格を持つ人もいるぐらいだし。特に気をつけていない私でも、買い物のとき野菜の産地を確認するのは常だ。地産地消だって推奨されている。だから外国産というだけで、売れなかったりするのだ。
それが「放射性物質は含まれていますが基準値以下なので食べても安全です」
なんて誰が「ああそーですか」と言って納得するかっつーの。
そういう次元の話じゃないんだって。日本人はそういうものには神経質なの。
これからは野菜などの食材は全部放射性物質が含まれてないか「検査済」という検収印が必要になるんじゃないかしら。悪夢のようだ。

さて話がガラリと変わりまして、今夜も「水曜どうでしょう」最新作第4夜が放送されました。先週の赤ヘル第3夜には爆笑してしまいました。今週も面白かった。ネタばれしそうなので詳しく書かないけど。本来ならこの4年ぶりの復活作にして、私が早くも傑作と認定しました最新作の話をたっぷり書きたいところなんだけど、どうも震災と原発の問題が長引いておりなかなか楽しい記事が書けないのが残念です。
来週こそは少しでも良いニュースが増え、復興の兆しが見え、状態が落ち着きますように。とにかくあっちがどうにもならないと、何もかもが楽しめません。

プルート

2011-03-29 22:36:16 | 政治・時事
プルートとは冥王星の呼び名。冥王=冥土の王様。地獄の王みたいなもんでしょうか。
占星術でも冥王星は死の星と言われています。
プルトニウムはこれを語源としているんですね。

昨日の夜プルトニウムが原発近くの土壌から検出された旨の報道を見て、結構ショックです。プルトニウムが洩れてしまったら本当に終わりだと思うので。
しかしそれを伝える原子力安全院、東電の人たちのあっさりした物言いといったら。
まるでさほど重要でないことのような口ぶりで。
この人たちのこういった態度、政府(枝野さん)の会見の妙な安心感といい、まるでプルトニウムが洩れたのなんて大したことじゃないよというメッセージを発してるように思える。
そのせいかこの原発を巡る状況の緩やかな悪化、膠着状態がテレビしか見ていない人には「小康状態」に映るのか、福島から一時避難した人々が大したことないなら一時帰宅したいなどと申し出ているようで…。こういう反応になるということは政府のあいまいな会見が一応成功しているというか、上手く欺いているようにも思えるんですが。事態は多分、とても深刻なので今は原発から出来るだけ離れていてほしいとこの遠い地から祈るしかありません。

今思うと、先週ネットで話題になっていた福島のウェブカメラに夜になると映っていた第一原発付近の青い光ってプルトニウムだったんじゃないでしょうか。
ウランちゃん、コバルトにいさん、プルート…手塚治虫先生って預言者じゃないのかな。
鉄腕アトムの世界っぽくなってきました。
天気予報のとき風向きを気にしたり、その日の放射線量を自治体のHPで確認したりとか。正にSFの世界ですよ。星新一とか萩尾望都の作品みたい。日本って凄い。未来に生きている。良くない意味で。


さすがに

歌の力

2011-03-28 23:22:48 | テレビ
週末、妹や友人に会いましたが、みんな割りと暢気で原発の恐怖とかあまり感じてないみたいだった。まあ自分でどうにかできるわけでもないし、政府と東電におまかせするしかないと考えているのでしょうね。あんまりテレビで安全安全と連呼するものだから、それを信用するしかないと思っているようで。私みたいに疑心暗鬼じゃないんだよね。それはそれで一種の防衛反応なんだと思う。マサムネくんみたいに感受性の強い人なら下手するとテレビ見てるだけで精神的にやられちゃうからなあ。

テレビに出てくる原子力の専門家とやらはやたら東大関係の方が多く、なんか利害関係があるんだろうなと思っていたら、実際東電から東大などには多額の寄付金がばら撒かれているらしい…という報道もあって、これじゃマイナスなことなんか言えないわな。
テレビでは、かつてのJR西日本や食品偽装のメーカー、店舗に対して厳しく糾弾していたのに今回の東電のお粗末な対応に関しては全然やらない。もう奇異なぐらい。
と思ったらNHKはじめ各テレビ局には東電・関電・中部電、原子力委員会や原子力文化財団のメンバーが役員にズラリ、なのね。どうりでね。本当のことを言わないはずだわな。でもこれ以上隠蔽し続けていたら本当に大勢の命が奪われたり健康を損ねる恐れがあるでしょ。事を矮小化してきたテレビの責任は重いよ。「ただちに」きちんと警告すべし。

さて昨今のCD不況で日本の音楽業界は活気がなかったと思います。ヒット曲も全然生まれないし。
ただこの震災を機に、人を励まし勇気づけるような歌がテレビやラジオから流れてきて、被災してない自分でさえグッときたりして。あらためて歌の良さというものを実感したりしています。
震災2日後に洋ちゃんのラジオから響いた「キズナ」「君には」とか。
先週ズームインで披露されたファンモンの生歌とか。
昨日のフジテレビのスペシャル番組も、錚々たる面子が生でメッセージを伝えながら歌を披露したりして。みなさんなかなか素晴らしかったです。どれも大ヒットした名曲揃いだったし。一つ一つの歌詞に、なんか込み上げるものがありましたねー。
特にエレカシの「悲しみの果て」なんか今の被災地の心情にピッタリなんじゃないかと思えました。感動しちゃった。
最近はあんまりCDとか聴いてなかったけど、今はなんだかむしょうに歌が聴きたい。
癒されるバラードもいいけど、力強いメッセージソングもいいですね。イエモンの「JAM」とかブルハの「人にやさしく」とか、聴きたいです。

今日も原発周辺のニュースは暗い話題ばかり。
2号機も周辺の放射線量が酷く、人が近づけないとか。
福島原発10km圏内にあったご遺体(被災した人?)は放射線量が強くて運べないとか。今入ったばかりの情報だと周辺の土壌から数種のプルトニウムが発見されたとか。
日々良くなるどころか悪化しているように思えてなりません。
とりあえず、一日一日を大事に生きよう…。


1000万倍

2011-03-27 20:01:11 | 政治・時事
震災後三度目の週末。
久し振りに会った友人Kさんとランチ。
せっかくミアアンジェラでランチしたのに、話題がどうしても地震や津波、原発のことになってしまうので、自然テンション高めになってしまって味わうどころではなく残念。
Kさんも震災後少々人生観が変わったという。
「貯金通帳を取りに戻って津波に飲まれた人もいる。お金なんていくらあったって命が無ければ何にもならないとつくづく思った」
お金のことで散々苦労し、「人ってお金や欲望のためなら何でもするよねー」が口癖だったんだけど。

街は昼間はそれなりな賑わいがあったけど、夕方からは明らかに人が少なくなった、と思う。
今時期は卒業、入学、就職、転勤など新生活の準備などでみんな忙しいはず。やっぱいまだに買い物や外出を控える人が多いのかな。だいたい観光客が全然いない。アジアなどからの観光客でここ近年は賑わいをみせていたのに。被災地と一緒に他の被災していない地域までも共倒れになってしまうのはマズい。みんな頑張ろう。元気になりましょう。

私が見た中で賑わっている所が一つあった。
ユナイテッド・シネマに行って映画を見てきたんですが、親子連れで一杯でしたわ。
本来は春休み興行中でもっともっと繁忙期だったはず。1週2週遅れの盛り上がりって感じでしょうかね。そろそろ子供達や若い人は娯楽にも飢えているでしょうから。良いことだと思います。
私が見に行った作品は「ランナウェイズ」
こんなご時世で満足にPRもしてもらってない地味な作品なのに、それなりに人入ってました。
この映画には大変思い入れが強いので、また後日あらためて感想を書きたいと思います。

映画に感激して久し振りに気分良く帰宅すると、19時のNHKのトップニュースが福島第一原発2号機に溜まった水から基準値の1000万倍の放射性物質…。1000万倍???なんだその数値。1千倍の間違いじゃなくて??
さすがにいつも落ち着いているNHKの解説委員の方も「これは大変深刻な事態です」と言い始めてしまいました。
だーかーらー衛星放送なんかでは最初の段階から危険だと警告してのに…。衛星放送より2週間遅れてる地上波。
東電も「原因はわからない」としか言えないんじゃ会見の意味ないのでは。
自力で前向きになろうと思っても、またしても暗いニュースで引き戻され。この繰り返しが結構ガクっときます。