先日書店でこんなタイトルの本を見つけまして。
タイトルと表紙(ターバンを巻いたおっさんの笑顔どアップ)のインパクトにつられ購入し読んでみましたが。
いやー面白すぎる!
帯に「電車で読んではいけませ~ん!だって吹き出しちゃうよ」という注意書きがわざわざあったにもかかわらず、うっかり地下鉄ん中でひらいて本当に「ブっ」と吹き出してしまいました。
ニートの青年が失恋のショックと現状打破のため(?)一念発起してインドに出かけるのですが、そこで散々な目に遭うという大爆笑必至の旅エッセイです。
とにかく文章がすっごく上手くて、独特のとぼけた味わいがあるんだよね。描写も上手くて行った事ないインドの情景がぶわーっと想像できる。
散々インドやインド人に対して悪態ついてるんですが、そのイジリ方には愛がありますね。酷いタイトルですがサブに「…でもまた行きたいかも」と可愛くフォローしてありますし。悪口言えばいうほど逆にインドに興味が湧いてきて、読んでいるほうとしては本当にそんな所なの?と思わず確認したくなりますわ。
まあこの本読むとインド人の殆どが嘘つき・詐欺師・金の亡者みたいに思えますが(笑)、ここほどではないかもしれませんが、観光地って大なり小なりそれに近いとこあるよなあ。
国内でも国外でもパックツアーの工程の合間合間に行きたくもないお土産屋さんや地元の工芸品の工場に連れていかれたりとか、勝手に写真撮ってお金要求するとかね。
そういうのは本州の温泉地でも、香港でもタイでもイギリスでもありました。日本人てのはいいカモに思われるのかもしれません。
しかしこのエッセイの面白さは、騙されても騙されてもメゲることなく地元民とコミュニケーションをとり続け、逞しくなりしまいには交渉術まで身につけてしまったこの作者の成長ぶりにありまする。
調べるとインドだけでなく中国やアフリカ、南米などにも出かけ旅行記を書いているようなので、ひと通りチェックしてみたいと思います。
自己啓発疲れ、スピリチュアル本疲れだった私にこれは大変楽しい刺激になりました。
今年一番笑った本です。
タイトルと表紙(ターバンを巻いたおっさんの笑顔どアップ)のインパクトにつられ購入し読んでみましたが。
いやー面白すぎる!
帯に「電車で読んではいけませ~ん!だって吹き出しちゃうよ」という注意書きがわざわざあったにもかかわらず、うっかり地下鉄ん中でひらいて本当に「ブっ」と吹き出してしまいました。
ニートの青年が失恋のショックと現状打破のため(?)一念発起してインドに出かけるのですが、そこで散々な目に遭うという大爆笑必至の旅エッセイです。
とにかく文章がすっごく上手くて、独特のとぼけた味わいがあるんだよね。描写も上手くて行った事ないインドの情景がぶわーっと想像できる。
散々インドやインド人に対して悪態ついてるんですが、そのイジリ方には愛がありますね。酷いタイトルですがサブに「…でもまた行きたいかも」と可愛くフォローしてありますし。悪口言えばいうほど逆にインドに興味が湧いてきて、読んでいるほうとしては本当にそんな所なの?と思わず確認したくなりますわ。
まあこの本読むとインド人の殆どが嘘つき・詐欺師・金の亡者みたいに思えますが(笑)、ここほどではないかもしれませんが、観光地って大なり小なりそれに近いとこあるよなあ。
国内でも国外でもパックツアーの工程の合間合間に行きたくもないお土産屋さんや地元の工芸品の工場に連れていかれたりとか、勝手に写真撮ってお金要求するとかね。
そういうのは本州の温泉地でも、香港でもタイでもイギリスでもありました。日本人てのはいいカモに思われるのかもしれません。
しかしこのエッセイの面白さは、騙されても騙されてもメゲることなく地元民とコミュニケーションをとり続け、逞しくなりしまいには交渉術まで身につけてしまったこの作者の成長ぶりにありまする。
調べるとインドだけでなく中国やアフリカ、南米などにも出かけ旅行記を書いているようなので、ひと通りチェックしてみたいと思います。
自己啓発疲れ、スピリチュアル本疲れだった私にこれは大変楽しい刺激になりました。
今年一番笑った本です。