マジョルカピンク

水曜どうでしょう。大泉洋。大谷翔平。大好き

WBCを終えて

2017-03-25 19:45:47 | ファイターズ
ここの更新は大変久しぶりです。
年度末の忙しさにかまけてすっかりご無沙汰しておりました。
心に余裕がない上になんか気力も湧かないことが多く…単なる疲労だよね。自分で自分がちょっと心配。

さて忙しい中でも今月はWBCの試合は熱心に見ておりました。
戦前は下馬評が低くあまり期待値が高くなかったせいか、蓋を開けてみれば嬉しい誤算。驚きの快進撃で、毎日視聴率も高く日本中のスポーツファンの心をひたむきな全力プレーでがっちり掴んだように思います。
2月に大谷選手の欠場が決まり、大会の顔である選手が出ないことでどうなることやらと思いましたが、投打の主力の一人を欠くことで逆に選手たちが発奮し一丸となれたようにも思います。
プレミアや昨年の強化試合を見れば大谷選手がいればもう少し楽に勝てた試合もあったのかもしれません。でもいないことによってパワーバランスというか、どの試合も気の抜けないシーソーゲームが多く目が離せませんでした。一つの失投一つのヒットが試合の流れを変える場面も多く見ているこちらもドキドキ。戦っている選手たちのプレッシャーも相当なものだったはず。一流選手たちが優勝という一つの目標に向かって目の色を変えて真剣に取り組む様はグっとくるものがありました。
どの試合も名試合名場面が多かったのですが、私が一番心を動かされたのは中日の岡田選手が菅野選手が打たれたあと出てきて、ストライクが全く入らず絶体絶命のピンチを招いたとき、不穏な空気の中球場に響き渡った「ガンバレー」の声。日本中の心の声だったと思います。ゲッツーを獲れて見事切り抜けたものの、マウンドを降りた彼は抜け殻のようになっていました。野球の国際大会の過酷さを物語るシーンだったと思います。実はセリーグの中継ぎや抑えの投手というのはあまり知らなかったので、この大会で知った選手も何人もいました。
いつもは敵対する他球団の選手を味方として応援する楽しさもありました。代表戦の醍醐味ですね。
ファイターズファンとしてはどうか出たからには中田、宮西、増井、大野には活躍して貢献してほしいと願っていましたが、大会が白熱するにつれだんだんエラーやミスで戦犯になりませんように…などと望むようになりました。中田やっとホームランを打つようになってからは胸を張れましたが、それまでは少し肩身が狭いようにも感じましたし(^^;)宮西増井が試合の中盤以降で登板すると打たれるのではと怖かったです。大野は出番が少なく残念でしたが、巨人の小林捕手というラッキーボーイが生まれ大いに盛り上がりましたので、侍JAPANとしては最良の結果を残せたのではないかと思います。

大会は盛況に終わりあれほど批判されていた小久保監督は名誉を取り戻し、侍JAPAN全体はその頑張りが絶賛されました。めでたしめでたし…と言いたいところですが、終わった今だからこそ少し言いたいことも。
アメリカ戦の惜敗でやはり大谷選手がいればと思った人が僅かでもいたはずです。今回各国は過去の大会以上に本気のメンバーを出してきて、やはり最後はメジャーの力に捻じ伏せられた気がしました。東京ラウンドはグループも弱く、日本は移動もなく慣れた球場で時差も無く戦える。しかも完全ホームです。2次Rまで行けるのかと言われていたにもかかわらず、アメリカには無敗で臨むこととなりました。アメリカでは結局練習試合も含め1勝も出来ませんでしたが、アメリカにしてもプエルトリコにしても全く歯が立たないという相手ではなかったように思います。紙一重の差。せめて決勝ラウンドから大谷選手や柳田選手がいたらと思わずにはいられませんでした。日本では乱打戦で点の取り合いだったのが、アメリカでは見劣りすると言われた投手たちは踏ん張り打線が沈黙したのです。
こういう時、状況に応じて投打どちらでも貢献できる大谷のような選手が必要だったと残念でなりません。日本だけがそういう切り札を持っていたのに。今回は使うことができませんでした。日本はベストメンバーで戦うことができなかった。いるメンバーだけで最大の働きをしてくれましたが、あと一歩、足りなかった。

WBCに出ることを目標に掲げていた本人にしてみればショックだったことでしょう。
大会が終わった今スポーツ紙などが総括や検証記事を出していますが、今回の大谷欠場についてのゴタゴタやNPBのバックアップ体制の無さ、怪我した選手に批判の矛先が向かうという理不尽な経緯についてぼちぼち書かれはじめています。
いちファイターズファンとしてネットの執拗な叩きは目を覆いたくなるような惨状であり、なぜ出れなかった選手やその球団がここまで責められなければいけないのかと悲しくなりました。今回は刺激的で無責任なメディアの報じ方などにも問題があったと思いますし、批判を選手一人に担わせたNPBの体質には大いに疑問を感じました。このことが大谷選手の野球人生に影を落とすことにならなければいいなと祈るばかりです。

右寄りな考えの人が多い最近の傾向では、代表戦を直前で辞退することになれば何と言われるか、私はだいたいわかっていました。だからこそ侍に参加することについては慎重になってほしかった。それにしても他の競技ならオールJAPANに選ばれるのは名誉なことであり、みんな日本のトップなら普段から国際舞台で各国の代表と戦うのは普通のこと。日本においては野球というのは変にアンタッチャブルな存在であり、他のスポーツとは違うなあと改めて感じました。昔、プロ野球を今ほど全然好きじゃなかったころ、アマチュア選手の何倍何十倍の給料をもらっている彼らがオリンピックでメダルすら獲れないのは最高にカッコ悪いと思っていました。プレミアはまあいいとして次の大舞台は東京五輪でしょうか。今回のドタバタ劇をきちんと検証し課題をクリアにし、選手が気持ちよく代表に参加できるようにしない限り、メダルは難しいかもしれませんよ。

6年前の記憶

2017-03-13 19:06:02 | 政治・時事
もう過ぎてしまいましたが、先日の土曜日で東日本大震災から6年経ったんですね。
様々な番組で特集を組んでいますが、前向きな気持ちになれるものもあれば、未だ復興への道のりは遠いのだなと再認識させられるものまで様々。
昨日のサンデーモーニングでは久しぶりに3.11の津波が来た時の生々しい映像を見ました。
あの映像を見てトラウマに悩まされる被災者の方もおられるかもしれませんが、大切な教訓として時々思い出すのは悪いことばかりではないように思います。実際私は2011年当時に感じていた気持ちなどをあらためて思い起こし、あの時これからは東北の復興に日本中が一丸となってまとまらなければ。一生懸命働いて稼いで経済を回して、自分に出来る範囲で貢献しなくては。などと誓いを立てていたのに、今はこのザマ。自分の頭の上の蠅も追えない始末。喉元過ぎればとはこのことで、忘れたわけじゃないけれど、日々の自分の暮らしに精一杯で気持ち的にはやや遠いところにいますね…。我が国もあれからどうでしょう。経済的にも失速していますが、ネットの普及でグローバル化どころか何より窮屈で世知辛い生き難い世の中になったように思います。初心というかあの日のことに思いを馳せ、現在の自分を戒めるというのは必要なことのような気がします。
一つ、福島県知事も指摘していたように原発事故の件について国や政府があまり触れないようにしているのが、違和感があります。6年目ということに限らずそれは普段からなんですけど。タブーというか禁忌のように、ニュースや話題にしようとしませんね。
この東日本大震災は地震から津波が巻き起こり多くの被害が出たことは事実ですが、あの原発事故がなければもっと復興は早かったはず。あの事故が収束しないので、未だに多くの問題が山積したままで、食の問題、健康の問題、故郷を追われ帰れない人々、人口流失などはこの現在進行形の事故によるところがかなり大きいと思うのです。復興と原発事故の問題は切っても切り離せないはず。語らないことによって、耳目を集めないようにしたいのかもしれませんが、私はこういうところがこの国の良くないところのような気がします。成り行き任せというか、あえて触れないようにとか、風化するのを待つだけとか…。原発事業は国策であり、全てを公に出来ないのでしょうが、今後どうなるのでしょうか。

オープン戦

2017-03-06 21:13:19 | ファイターズ
先週は気温の高い日が続き街中はすっかり雪もないのですが、裏通りなどはまだまだ残雪がありテカテカに凍ってて逆に危ないわ。
昨日も風が強く寒い中札幌ドームにオープン戦を見に行って参りました。CS以来だ!ここで去年日シリ3連戦の名勝負が繰り広げられたんだよなあ・・などと思いを馳せる。
さてファイターズは野戦病院と化し、熾烈な争いと言われた外野に全然選手を配置できない大変厳しい現状。本来なら陽選手がいなくなって外野のポジションを奪うべく、浅間選手、谷口選手、杉谷選手、大田選手などはこのオープン戦は大アピールの場だったはずですが、軒並み怪我だもん…。私は野球ファンとしては日が浅いのでなんとも言えないのですが、さあこれからシーズンだ!というときになって怪我人が増えるのってよくあることなのですか??本当にもったいないと思います。まあ本人たち一番悔しいでしょうけど。
昨日の巨人戦は若手が多く鎌ヶ谷臭が凄かったです。まあ色んな選手を見ることができるのもこの時期ならではの楽しみということで。1.5軍というかWBCで侍JAPANに4人、メキシコチームに2人出しているファイターズは下手すると限りなく2軍に近い非常にフレッシュなメンバー。凡ミスも多く、うん?という場面も多々あったのですが、なんとか完封勝ちすることできて良かったですわ。投手も7人がめまぐるしく入れ替わるというオーダー。上沢選手、上原選手などとても良かったですし、斎藤選手も見ること出来ました。少しコントロールが良く無かったですが0封で押さえまずまず。色々とシーズンとは違うなんとなくふわっとした雰囲気の中での試合でしたが、見てる方としてはゆったり楽しめてまあまあ良かったです。日様なので結構お客さんも入ってた。昨年のドラマティックな優勝でファンがさらに増えたのではないかと。怪我した選手たちはしっかり治して、のちのち戦力として復活してくれることを期待しています。連覇すべく球団、チーム、ファン一丸となって今年も頑張りましょう。