端布に恋した私

小さな端布を 縫い集めてつくるパッチワークは 
私の楽しい趣味の一つです。

新 人

2009-07-10 | Weblog
朝食を食べながら テレビをつけています。
コレといって 話すことも無い二人ですから ちらちらテレビを見ながら
世界の事情や 日本の政治 県内の事件など見ています。

先日から地方ニュースに 若い新人のアナウンサーが 顔を見せています。
4月に入社して 3ヶ月の研修が済み 田舎の私の県に配属になったのだろうと
勝手に 想像して 見ています。

其の初々しさが 地名の読み間違いがあっても いいよいいよと私はつぶやきます。

50うん年前私も新人でした。
周りの知らないオッサンの中で 一番端の席を与えられ 仕事は書き損じの和罫紙
で紙縒りを作ることでした。

両手の親指と人差し指で 撚っていきますが 下手が撚ればぐんにゃり倒れてしまいます。
まっすぐ ぴんとしていなければと注意されていました。

すべての公文書は 和紙で複写 カーボン紙を挟み セロハン紙を載せ 鉄筆で書いていました。
時折 格式のある文書は 和文タイプで打っていました。
裏返しの活字を 拾って一字一字打っていく仕事は 今の時代では 想像も出来ないことでしょう。

郵便で届けられる 沢山の文書は 庶務課の受付で 開封され着物で通勤していたお局さんが 受付日付の印を押し 件名簿に書き 各課に配っていました。

今思えば 40歳前後のお局さんだっのに 独身で株の取引をして 優雅な生活でした。

女性の少ない 職場だったので 可愛がって頂きましたが 其の反面 若い娘には
吃驚することばかりでした。
遠い遠い 昔の話です。

山野草の展示会で 頂いてそのまま日陰で育てていた花 今朝咲いています。
名前が分からず 検索中です。
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4 コメント

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日ごろの暮らしの中で...。 (akkomam)
2009-07-11 06:33:22
 毎日の暮らしのなかで、チョッとしたきっかけで昔を想い出す
 瞬間があります。それが、文章だったり、
 テレビの画面だったり、電車での小さな子どもの姿だったり、
 年齢を重ねると思い出す場面はどんどん若かったときの
 あの時代に戻っていくようです。

 鉄筆、紙縒り、太い黒い万年筆、名前入り原稿用紙、
 大きな座布団、どっかりと座った背中の大きさ、着物姿、
 みんな父の思い出に繋がっています。

 女房さまのお勤めのころの思い出を読ませていただきながら
 父の姿を重ねていました。
 何もかもが便利になってしまった現在、指の間から
 こぼれ落ちる砂のように大事なものまでこぼしてしまった
 のではないかと反省し、取り返しのつかないことに
 気づくこと多しです。

 なんともかわいい色と花びらの山野草ですね。
 お暮らしの豊かさをいつも感じながら、
 ともすれば、味気ないことの多いひとり暮らしを
 振り返っています。
 
 UPの写真に癒された私でした。
せんのう~? (suzuran)
2009-07-11 08:46:25
毎日、新しい発見をつづっておられて、頭が下がります(私はサボってばかり…恥ずかしいです!)
このお花、主人(元生物の教師)に聞くと「せんのう」と言う山野草の一種でないでしょうか?との事、参考までに…。
akkomamさんへ (穴熊の女房)
2009-07-11 14:32:45
そんなそんな 田舎のオバチャンの愚痴や おしゃべりを 書いているだけです。
見ていただく 方に元気を頂いています。
お父様 の姿が浮かびますね。
名前に入った 原稿用紙なんて あこがれます。
vvnoavvさんへ (穴熊の女房)
2009-07-11 14:36:44
ありがとうございました。
「せんのう」を手がかりに探していましたら
お友達から電話で「がんぴ」との情報を頂き
ネットで 探しましたらわかりましたよ。
ありがとうございました。
お宅の 先生にお礼をお伝えください。

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