我が家の北側の 日の余り当たらない庭 私のこだわりで 藪椿 夏椿 柊南天 山吹 雪ノ下 を植えて欲しいと庭師さんに頼んだが それ以後の庭の手入れや 剪定は素人の 穴熊さんが 心得もなく 刈り込んでしまうので 哀れなものです。
山吹などは 毎年丸坊主に刈り込まれ 春に花を付けるか 心配して眺めていますが 時期を察して この時期花を付けています。
いつも通る 昔 廃屋のあった屋敷跡に この時期見事な 山吹が咲いています。 そこの山吹は 一重で楚々としています。
若い頃は 花を見ると 八重咲きの派手なものを好んでいましたが 歳を重ねた今は なぜか 一重咲きの控えめの 花が愛おしく感じられます。
反抗期の頃 いつもは母に買って欲しいものがあると お金をねだっていましたが なぜか無学の母が 「七重八重 花は咲けども 山吹の実の一つだに 無きぞ悲しきーー」と 私に茶化しつつ いい聞かせていました。 この時期 山吹を見るたびに 思い出します。