奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

変わり映えのない日常

2022年01月22日 | 晴耕雨読
 変わり映えのない日常で、畑と実家の往復だけで時間が過ぎて行く。島のコロナは、何とか10人台に減少してきたが、県本土や隣県は三桁台が常態化してきた。専門家によると2月までは増え続けて、その内にピークアウトするらしい。

 昨夜は先日の津波騒動に続いて、九州東部で大きな地震が発生したようで、新年早々から何とも落ち着かない連続の日々だ。それでも、前に進むしかない。薄曇りの肌寒い中、多めのスナップエンドウとインゲンの収穫で午前を終えた。

 午後は月曜の出荷に備えての袋詰め、終わると、スティクセニョールの収穫で本日の店仕舞いになった。昨日の昼弁には、マイ野菜の天ぷらが入っていて、中でもスティクセニョールの食感と程良い甘さには、小さな感動さえ覚えた。月曜には弁当屋さんに届けようと思っている。

 明日は、前線が通過して終日雨の予報、収穫続きの日々に、骨休みで過ごそうと思っている。だればまた(@^^)/~~~

ロメインレタスのレシピ

2022年01月21日 | 晴耕雨読
 午前は薄曇りだが、昼あたりから日が射してクローズしたビニールハウス内の温度が気にかかる。最近はこのパターンが多くて、面倒くさいなと思いながらも換気に出向いている。野菜たちは何も語らないので、作者としてはそこを察するしかない。最近は、トマトが色づいてきて、収穫が近い事を教えている。農業とは手間をかけた分が実になる、そんな気がする。

 弁当屋さんから注文のあったスティックセニョールを収穫すると、昨日収穫したスナップエンドウと併せて届けた。後は、昨日の残務でスナップエンドウの誘引を行い、もうひと頑張りとミニキュウリの播種で午前を終えた。

 午後は、時間があればとインプットしていた、ビニールハウスのサイドビニールの補修を行い、倉庫に戻ると防曇袋の穴開けで過ごした。凡ミスで防曇袋の穴なしを多量に注文し、ポンチでチマチマと穴を開け、残り1000枚を何とか終わらせた。ゴミ箱に投げ捨てればいいものを、何とかしようと言う奇妙な思いに駆られて、何とかしてしまった。

 夕飯に、ロメインレタスのレシピを調べると、レシピの多さにびっくりした。試しに、ランチミートとさっと炒めて食したが、サクッとした食感にハマりそうだ。食べながら、卵と絡めても美味かもしれないと・・・次回が楽しみだ。火の通りの良さとサクッとした食感、葉物特有の水分の少なさが、無限の一品になりそうだ。

 コロナ一色でネタのない地方紙が、今季のタンカン出荷の話題を・・・総収量の1割を満たない量が、JAの今季の取扱い量らしい。さほどやる気もない農家を相手に、選果場の維持に税金まで投入し、アベノマスクじゃないが、やめたほうが・・・。予算確保に、大型果樹農家に利用されているだけでは・・・そんな気もする。だればまた(@^^)/~~~

嬉しい誤算

2022年01月20日 | 晴耕雨読
 早起きして小雨交じりの中、早朝の卸売市場に向かう。前日にちょっと頑張り過ぎると身体が重い。それでも、まだ夜も明けない早朝のドライブに。何とか気持ちだけは高めたいと、FMトランスミッターのUSBメモリーに目いっぱい音楽を録音して、それを聴きながら走っている。テレビもラジオもそうだが、人が活動していない時間の放送は電波の浪費、島のFM放送は島唄一色で、朝っぱらからそんなもの聞いてられるかと・・・。

 帰宅して朝食を摂りながら一日を巡らす。スナップエンドウの収穫は二日置き、インゲンは隔日、スティックセニョールは出たとこ勝負。本日はインゲンの収穫日、後は、スナップエンドウの隔週の誘引を想定して出畑する。インゲンは思いのほか収量が少なく、ならばと、誘引資材を積込んでスナップエンドウのほ場に。

 誘引をしながら、思いのほかスナップエンドウの実が膨らんでいて、急きょ収穫に切替えた。多分に、昨日の久しぶりの陽光が生育を加速したのだろう。5キロほどの収穫で午前を終えた。

 午後は、初の1日2回の市場出荷を考えながらスナップエンドウの袋詰めを行い、誘引資材の不足もあって、本日2回目の市場出荷を敢行した。帰路は自身への慰労にシビの刺身を購入し、ホームセンターに立寄り誘引資材を購入して帰宅した。嬉しい誤算に、我ながらよう動いた一日だった、だればまた(@^^)/~~~

冷静に考えれば・・・

2022年01月18日 | 晴耕雨読
 久しぶりに降雨のない晴れ間があると、あれもこれもと思ってしまう。ネットで見るコロナ発症の統計は、第5波を超えようとしているが、重症化は信じ難いほど低い。たぶんに、デルタ株感染時の慣性なんだろうが、まん延防止が至る所で発出の様相だ。島のコロナ発症は小康状態になった一方で、県本土や隣県の発症は猛烈な勢いだ。

 地方紙は、連日、津波警報による避難の様子が報じられ、課題山積と・・。冷静に考えれば、災害発生の第一段階は、誰もが無我夢中で、自力で生き残るしかない。トイレがどうだ、車が混んで、寒さが・・・そんなもの誰も解消はしてくれない。警察、消防、自衛隊、地方行政が活動を始めるのは、災害発生の第2段階からだ。もちろん、緊急の救助組織はあるが、緊急を要するほんの一握りの人しか救えない。

 てなことを考えながら朝のほ場に向かい、スナップエンドウを収穫するとハウスに移動してインゲンを収穫した。インゲンは前季の反省で、半つる性からつる性に変更して、収量がかなりアップしている。ただ、インゲンの欠点で、灰色カビ病と菌核病が多く、収穫カゴとは別にバケツを肩にかけて、病気に侵された葉や実を回収している。

 午後は、インゲンやスナップエンドウの袋詰めを終わると月例の墓参を済ませ、後はスティックセニョールの収穫と袋詰めで、本日の想定作業は予定通りに終わった。明日も好天の予報、注文のあった弁当屋さんにロメインレタスとスティックセニョールを届け、トマトの摘芯をと思っている。そろそろ、ミニキュウリの播種も・・・だればまた(@^^)/~~~

突然の津波警報に

2022年01月16日 | 晴耕雨読
 寝付きの悪い中で突然の津波警報、「マジか!」と、若い頃からの習性で何故か起きて次の行動を考えている。防災無線からはサイレンの吹鳴と放送が・・・どうやら本物の様相だ。取り敢えずは、上下の防寒着に着替えて、裏山の避難路を車で登った。避難路は、ススキが覆いかぶさり、登れども人一人っ子いない。

 下山して旧国道に向かうと、車で非難する集落の人の一群がそこにはあった。車のラジオを点けて情報収集を行ったが、当然ながら地元のFM放送に津波情報を掴む能力はない。その内に、安否を心配する身内からの電話でトンガの火山爆発が原因と分かりホッとした。津波災害は、東北や奥尻島の震災でそこそこには体感していた。特に、奥尻島では、現地に派遣された経験もあった。

 2時間ほど高台で避難をして帰宅をすると、あっと言う間に眠りについた。夜中に叩き起こされて眠気はあったが、月曜の市場出荷が脳裏を掠め、朝食を済ませると老体に鞭打って出畑した。先ずは、多めのスナップエンドウを収穫し、ハウスに移動してインゲン、スティックセニョールの収穫と続いた。倉庫に戻ると、インゲンとスティックセニョールの袋詰めで午前を終えた。

 午後はスナップエンドウの袋詰め行い、終わるとロメインレタスを収穫して出荷準備をした。明朝の市場出荷は4品目、スティックセニョールは初出荷でセリが楽しみだ。帰宅して、テレビを点けると昨夜の津波の全容が・・・通常の津波とは違う、火山爆発による空気振動が原因らしい。気象には、まだまだ人智の及ばない現象があるようだ。

 コロナでビクビクしているところに津波とは、そんな事もあるのかも知れないと思えば、何とか乗り切れそうな気もする。買ったばかりの上下の防寒着が、何故かこの日に役立つとは、だればまた(@^^)/~~~