奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

毎日が勉強

2010年08月14日 | 晴耕雨読

 台風4号が過ぎ去って、連日猛暑が続いています。しかしながら、畑作業は木陰に入ると涼しく、適度な水分と塩分(最近はレモン飴)を補給し、休息を取りながら炎天下で奮闘しています。Dscn4709

カボチャ栽培の準備は緑肥のすき込みを終え、新たに防風や敷き草用にソルゴーや飼料作物を条撒きしています。4~5mの畝幅の中で、トラクターの入るスペースや定植後の防除を試行錯誤しながらほ場設計をしています。

 初めての経験で、ネットで購入した耕運機の耕てん爪をセット(16本)で交換しました。新品の爪を見て、1年間使い込んだ爪のすり減りを改めて再認識し、強度や価格によっていろんな爪の種類があることが解りました。 Dscn4714_2  

 播種機(種まきごんべえ)が届いたので、防風用ソルゴーの条撒きを行いました。これから、敷き草や野菜の種の条撒きに活躍しそうです。播種機はイメージよりも大型でしたが、実際に畑で使ってみて、これぐらいの重量は必要だなと実感しました。


脳作業

2010年08月09日 | 晴耕雨読

 熱帯低気圧から台風に変わり、終日不安定な天候が続いています。

 昨日は、来週日曜日に開催される地元の三太郎祭会場の草刈りに出かけ、終了後は緑肥のすき込みを行いましたが雨天で中断をしました。

 本日は朝から風雨、高波の砕ける音がそこまで聞こえます。終日、農作業ならぬ脳作業と決め込み、カボチャ栽培資材の購入書作成、融資の承認に関する県職員への質疑、ネットによる資材購入や栽培技術の調査などを行いました。

 普段の生活から脳作業は3時間が限界、気分転換に、午後からは除草剤散布が遅れている畑の草刈りに出かけました。小生が管理する一番大きいな畑(26a)で、5月から試行錯誤しながら土づくりに専念しています。Dscn4704

 奄美は高温多湿の環境、ある意味では雑草、病害虫の楽園の様相をしています。聞くところによると、畜産農家は、同一畑で年5回の飼料用草刈りができるとのことです。

 草刈り作業は風雨が強くなってきたために中断。

 この畑は今年のカボチャ栽培は断念し、来年に向けて準備したいと考えています。休耕地から作物が育つ畑になるまでは、3年ぐらいかかると言われています。土作りもまた、新規就農者の大きな課題の一つです。 

 画像は5月から土作りを始めた小生の管理する一番大きな畑(義兄から借用)です。


サルスベリの花

2010年08月04日 | 奄美の景色・自然

 奄美では、サルスベリのピンクや白の花が満開です。

今朝は5時起きして、川にテナガエビの仕掛けを回収に出かけ、水量が多く(と言うよりは時期が終わった?)、手のひら一杯分ぐらいの収獲しかありませんでした。

 今朝の早起きは、陽が高くなる前までに除草剤散布を済ませ、ハウス作業の一区切りを計画していました。200リットルの除草剤散布は、ハウスや露地が分散しているために正午近くまでかかり、炎天化の中、熱射病寸前でなんとか終わらせました。Dscn4702

 午後は、実家で扇風機をフル回転させてクールダウンし、採取した土の酸度(PH)や養分(EC)検査を行い、ハウスや露地の施肥設計のデーター収集を行いました。

 夕方は地元の畑の下見に出かけ、ソルゴーのすき込みや防風用ソルゴーの播種、倉庫建設地の整備など、明日からの作業計画を思い巡らせました。


奄美祭り

2010年08月01日 | 奄美の話題

 旧名瀬市の奄美祭りが、木曜のうたアシビ(歌遊び)をかわきりに今夜閉幕しました。今年こそは、すべての催し物を観たいと農作業の合間に各々の会場に出向きました。

 花火大会や八月踊り(盆踊り)は奄美祭りの催し物で初めての見学、会場は夕暮れから黄昏に一変し、本州の祭りとは異なって南国ムードでいっぱいに包まれました。こんなに真近で、しかも海上で打上げる花火を観たのも初めてでした。

 サバニ(舟漕ぎ)大会は昨年から会場を変え、不便な場所でしたが、「ジャッジ」と言うNHKのドラマのロケ地で、一度は訪ねてみたいなと思っていました。Dscn4621

 八月踊りは、シマ(集落)ごとに輪を囲んで踊り、路上を練り歩く本州の踊りとは異なるものでした。 

男性はハト笛(指笛)を吹き、女性は小太鼓をたたき、男女の歌のかけ合いとスローテンポから速いテンポへのリズムの変化、速いテンポの終息でひと息入れて、酒や飲み物を摂り再開するものでした。歌詞、リズムや踊りは多様で、シマ(集落)ごとにも各々の特徴がありました。

 研修が終わってひと月が過ぎ、ハウスや畑の整備作業はひと段落し、いよいよ秋カボチャの準備を考えているところです。