前回の続きです。
自分の記録なので、興味のない方はすっ飛ばしてくださいね。
なんだかこれを書いておかないと、次の記事が書けないような気がして・・・・
心の中がせわしなく、落ち着かずというときは、舞台を見て夢中になるとスッキリ
心に穴が開いているような状態のときは、特に心にしみるのです。
それがたとえ、期待したような内容でなくとも、不満があろうとも、
舞台に夢中になって、現実を忘れる時間は、とても貴重で、リフレッシュします。
演劇
手は広げず、三谷幸喜と 劇団☆新感線のみ。
やっと、プラチナチケットを取る意欲が湧いてきた。
大変なのです。あっちこっちの先行発売に応募し、抽選に当たらなければ、買えないのよ。
5月6日 「酒と涙とジキルとハイド」 銀河劇場にて
作・演出 三谷幸喜 出演・ 片岡愛之助・優香・藤井隆・迫田孝也
久々の、三谷幸喜の純粋なコメディー。
ジキル博士(愛之助)はハイドに変身する薬を開発した・・・・・はずだった。
学会で発表して、世間をあっと言わせる・・・・・・・・・・はずだった。
でも失敗に次ぐ失敗。追い詰められたジキル氏は
役者を連れてきて、ハイド役 の身替りをさせることにした。
そこに ジキル氏の婚約者(優香)が現れ、言葉も悪く、粗暴なハイド(実は藤井隆) に惹かれてしまう。
ここに出てくるジキル博士は、真面目で、堅物で、融通の利かない人物。そしてプライドが高い。
こんな人物が、変身薬ができなかったなんて、口が裂けても公表できるはずがない。
窮余の策を考え出すが、そこから思いがけないことが次々起こり、ドタバタが始まる。
このシチュエーションだけで、どんな話が展開していくのかワクワクしてしまう。
三谷幸喜は、いつも思うけど天才です。
最初から最後まで笑いっぱなし。愛之助・・・・歌舞伎の役者さんは、達者で、コメディーであっても楽々こなしてしまう。
藤井隆、優香ともに、芸達者。
久しぶりの、何も残らないけど、おかしさだけが残る、後味の良い舞台だった。
4月22日 「蒼の乱」 東急シアターオーブにて 劇団☆新感線公演
出演・ 天海祐希、松山ケンイチ、早乙女太一 平幹二郎、新感線メンバー、
劇団☆新感線の中でも、いのうえ歌舞伎という、時代物で、立ち回りの多いジャンル。
新感線は他にも、ロックを中心としたものや、笑い重視の分野がある。
天海さんが出るというので、何か月も前から楽しみにしていた。
派手で華麗で、かっこいい立ち回りを期待してね。
はるか昔、今の関東は、朝廷から見れば 荒くれ者の無法地帯。
朝廷は関東を平定するべく兵を出すが、松山ケンイチ率いる一軍の抵抗にあう。
ここまではいいのだが、その後松山ケンイチが関東を裏切り、朝廷側についたり、
関東にいる恋人、天海さんと闘ったりする。 ラストは改心してというストーリー。
松山ケンイチは発声もいいし、立ち回りも動きが良い。
だけど、イマイチオーラが足りない。
主役なのに、ただのフラフラしている頼りない人間に見える。
新感線の舞台は、不条理と、荒唐無稽なストーリーが特徴だが、
実力ある役者の力技で、ストーリーの矛盾を覆い隠してくれる楽しさがある。
なんだか、そんな楽しさが、イマイチ不足していたような気がする。
天海さんも 「薔薇とサムライ」より地味だったなぁ。
得意の武器が、刀ではなく、弓矢というのもイマイチ迫力に欠けていた。
早乙女太一の立ち回りは、以前より一層美しく力強かったけれど・・・・
そして、いつもの裏切りキャラの役者が裏切らなかった!!ずっとよい家来だった!!
裏切りはお定まりなのに~~~ いつ裏切るかと思って見ていたのに~
サイドストーリーとして、切ない部分がいつもはあるのだが、今回は無くて、一本調子だったような気もする。
と、なんだかんだ言っているが、やはり劇団☆新感線の舞台は面白い。
もう、夏のチケット、取ってしまったわ
3月3日 「 トラベルモード」 サザンシアター
友人がチケットがあるのでと誘ってくれた。
若い、イケメンの無名の役者さんばかりが勢揃い、まるで学芸会のような賑やかさ。
三銃士のコメディ版。
チケット代を払って見るほどのものでもないけど、今どきの若者が、一生懸命
挑んでいる姿は、気持ちよかった。
次回歌舞伎に続きます。
最近あのチケット争奪戦に意欲が無くなってしまって(笑)
抽選に外れたら後追いしなくなりました。
ここの所外れっぱなしなのです。
体調も今一なのでしばらくお休みするかも知れません。
これから、落ち着いてくると、舞台への気力も戻ってくることでしょう。
体調は、今までの疲れがでたのでしょうか。
時間がかかるかもしれないけどきっとよくなりますよ。
そういえば去年、母の看病と、亡くなった後は
バタバタしていて、舞台どころではなかったです。
実母の一周忌も過ぎ、義父も落ち着き、
やっと最近ゆとりの時間を持てるようになりました。
いろいろ時間がかかるものですね。