気まぐれ日記☆着物の小部屋

2007年耳下腺癌の手術で顔が変わり、生活が一転。街歩きと着物と芝居のブログをどうぞ宜しく♪

去年の今日!

2008-02-06 11:17:44 | 病気・後遺症
 ちょうど去年の2月6日は耳下腺癌の手術の日でした。

今頃の時間は手術室にいたんですね。

今こうして元気で普通に暮らしてい事が不思議で感慨深いです。



 癌宣告された時、頭の中が真っ白になって説明が耳に入らなかった

などと言うことも聞きますが、私の場合はそんなことは無かったです。

同年代で、癌宣告された方もいて、

あり得ない出来事とは思っていませんでした。

耳学問て重要ですね。

何気ない友人との会話の内に知らず知らずにいろいろな経験を

学んでいる

これが役立ちました。



 良くない腫瘍と聞いた瞬間から、ボーっとしていた頭が急に冴えわたって、

今すべきことは何なのか!何なのか!と

くるくる頭が回転し、自分の頭が良くなった気さえしました。

ただ、後に顔面神経切除で、顔半分が麻痺すると聞いたときには

なぜよりによって顔なの?どうせなるなら見えないところにして欲しかった!

と切に思いました。

まあ今は、取りきれる癌だったので転移の心配も余ししなくて済み、

かえってよかったのかしらとも思いますが、

体力ではなく、容貌の変化で仕事ができないのが残念

でもまあ、仕方ないですね~。

受け入れて、この状況で楽しく暮らすのが一番です。



 手術は正味8時間、その後は集中治療室に一週間いました。

強い麻薬のような薬を使っているので、それほど痛みは

感じなかったのですが、気管切開しているため、声が出ず、

痰がつまり苦しかったです。!

手術後、ナースコールは左手にテープで止めてあると教えられ、

でも、いくら押してもつながらない

息ができない!必死で、かろうじて動く手首をベッドの柵に打ちつけ

小さな音を出し、合図しました。

看護婦さんがきてくれるまでの長く苦しかったこと!

あくる日、手首にさしてあった管の部分が腫れあがり、痛かった

そして、なんとナースコールは左手ではなく、右手だったのです!

意識朦朧で、全く気が付かなかったです。



これが一番苦しかった思い出。

生きようと思うと必死になるものですね。

あの時が一番必死で頑張った時でした。

コメント (4)
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