![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/6d/0948beccc530ed664bec7ba1f8de2a66.jpg)
家の電線の上に小白鷺がいた。
細い電線なのに、ピタッと器用にとまっている。
でも秋にこの辺に来た頃は電線にとまっても
ゆらゆら揺れ動いていた。
白鷺君、練習したのね。エライ!
まとめて今年のお芝居です。
4本だけど、ランキング形式でいきます。
基準は・・・んん~ん!どれも傾向が違っていて優劣つけがたいけど、
今回は刺激的エネルギーの優劣ということで・・・・
第4位
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2月1日 「わらしべ夫婦双六旅」新橋演舞場・中村勘三郎・藤山直美 他
年一回会う、若いときの仕事の先輩と行く。
お財布に負担の無い3階席。でも良く見えた。
ストーリーはたいしたこと無いけれど
勘三郎・直美の掛け合いはさすがに軽く楽しく、
爆笑の連続。
観客の笑いのつぼを心得ている感じが心地よい。
帰りのお茶では、いつにも増して会話が弾み、
心地よい一日となった。
第3位
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1月17日 「二人の約束」パルコ劇場・中井喜一・段田安則・りょう
娘を誘ったとき、「渋そうね~」と言って気乗りしない様子だったが、
「面白かった!飽きなかった!」との感想。
「30年後一緒にタイムカプセルあけようね」と幼なじみと約束。
律儀に約束を守り、楽しみに空ける日を待つ主人公・中井喜一
そこに記憶を失った男がやってくる。
「ほろ苦くて、切なくて、でも爽やかな中年純情コメディー」
・・・・チラシから
駄洒落ばかりとばす、お喋りで陽気な、でもさえない中年男が。
中井喜一。びっくりデス!
最近の端整で堂々とした役ではなく、かる~い役も出来るんですね。
さすが中井さん。
普通の役者が言ってもたいしたこと無い駄洒落、
でも中井さんが言うとなぜか観客大爆笑!
相変わらず変幻自在出さえない中年男を演じる段田安則も魅力的。
りょうも素直な感じで感じのいい演技。
久々に、安心してみていられる上質のコメディーを
観ました。
人の心の機微に触れるお芝居は温かいものが残りますね。
第2位
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1月7日 「新春浅草歌舞伎」浅草公会堂・中村勘太郎・七之助・市川亀次郎
片岡愛之助 他 昼の部
今年はやめようと思っていたが、お正月、
急に思い立ってチケットを取った。
急なのに友人が付き合ってくれて感謝です。
一 傾城反魂香
二 弁天娘女男白波
二は弁天娘の七之助のあでやかさが目に焼きついている。
一は 素晴らしいの一言。
不遇の町絵師又平(勘太郎)と女房おとく(亀次郎)の話。
どもりで、さえない又平を師匠は疎んじ、将来を悲観した
又平は死を覚悟する。女房おとくはそんな夫をひたすら
励まし、支える。
勘太郎は怪我の克服のために大変な努力をしている。
その努力が深みのある演技に結実したのかもしれない。
今まで勘太郎にはどこか不器用さを感じていたが、
今回の気迫あふれる演技には感動した。
頑張っているなぁ~♪
ひたむきに夫を支えるおとくの亀女郎は、
思わず涙ぐんでしまうような
しっとりとした演技をしていた。
若者ばかりの歌舞伎も面白い!
第1位
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/f9/c1b8c1c85e473f8056fd0fe1acbe0156.jpg)
1月26日 「泥花」中野光座・劇団座敷童子
小劇場の芝居は当たりはずれがあり、
友人達が気分が悪くなっても困るので、
ほとんど一人で行く。
今回は前回初演時の劇評がチラシに載っており、
これが激ぼめ。
だまされたと思って行ってみたら、素晴らしかった!!!!
感動の一言!
ラストシーン、感動の余り涙が滂沱と流れた。
一言で説明しきれないが、あえて一言で言うと、
意志と希望を持って生きる事の素晴らしさ!
小さな劇場なのに、ラスト!大きく動くセットに仰天。
紙ふぶき散る中主人公が力強く歩いていく盛り上がりは、
まるで、昔の小劇場のラストシーンの盛り上がりと同じ。
この高揚感と、爆発するエネルギーはいったい
なんて表現していいかわからない。
演劇の無限の可能性を感じさせる舞台だった。
(このほか圏外の作品も一つ見ました。でも忘れる事にします。)
今年からメインの舞台は月2回と決めました。
いい舞台を見ても、たくさん観すぎると感動が薄まりますもの。
どれを観ようかと迷うのも楽しみのうちですね。