分類:観
鹿島町を見て歩こう㉘ 《常磐上矢田地区・下蔵持地区》
一圓融合の精神 「一圓融合」の4文字を簡単に説明するのは難しいので、その一部に触れると 『人徳を以って万象の徳を開闢(かいびゃく)するが故に、報徳生活は人道の原則であり一圓融合によって万象が生々発展し……云々』 と記されています。 《鹿島神社(上矢田)の本堂内に納まっている木板碑》
志賀直哉村長(昭和9年2月就任)が荒廃した村政を立て直し、豊かで平和な郷土をつくるという発想から村民に意識を促すために広めた言葉です。=関連 ㉓ 昭和初期は全国的に大不況に見舞われ、特に農山漁村の影響はひどく鹿島村もその例外ではなく、不況と共に村内の世相も厳しく動いていました。鹿島神社には、当時の鹿島村振興委員会が奉納した「一圓融合」の文字が刻まれた木碑がありますが、使用された木の素材は歴史ある七本松が倒木した内の一本を輪切りにして作られたものです。
《熊野神社(下蔵持)上り口にある一圓融合の石柱》
写真(上)の「一圓融合」の石柱は、江名⇔湯本(県道48号線)にあります。