分類:観 鹿島町を見て歩こう ② 《走熊地区》 鹿島村役場の跡地
明治維新後、22年後にして相、隣り合う12の村落が一団して鹿島村を誕生させました。 12村落とは、御代・船戸・飯田・久保・上蔵持・下蔵持・米田・走熊・下矢田・三沢・上矢田・松久須根ですが、現在は三沢・上矢田・松久須根の住居表示は、地域名の上が 「鹿島町」 ではなく 「常磐」 が付きます。 《鹿島村役場があった場所の形跡が今にある》
昭和28年に小名浜町(一部、湯本町)との合併を始めとして翌、昭和29年に磐城市(一部、常磐市)、昭和41年に 『いわき市』 という市名の変遷はあったものの、鹿島は 「鹿島町」 という地名で現存しています。
《上の写真とほぼ同じ位置で撮られている開設当初の鹿島村役場》
かつて、12の部落を統合させて農業、政治、文化、経済、交通などを執務してきた鹿島村庁舎としては小規模(質素)な気もします。 《旧・鹿島村役場へ行く道》
旧・鹿島街道から100メートルほど緩やかな坂道を上がっていくと、鹿島村役場の跡地に突き当ります。1枚目の写真でも分かるように、今でも役場へ上るための大谷石で出来た階段が、その名残として辛うじて見られます。