いわき鹿島の極楽蜻蛉庵

いわき市鹿島町の歴史と情報。
それに周辺の話題。
時折、プライベートも少々。

飯田の古井戸

2018-03-13 06:49:50 | Weblog

                            分類:観
                                           
鹿島町を見て歩こう ⑬     
                《飯田地区》    いわき市鹿島町飯田字越巻                      飯田の古井戸                                             明治22年(1889)に近郷12村が合併して鹿島村として村政が布かれたが、この飯田地区もかつては12村の1つで飯田村として独立していました。                                  民家が7軒で村政を維持してきた訳ですから、全国的にみても稀なのではなかったでしょうか。      △明治初期の記録上では戸数は8軒ありました。                           《一見、何の変哲もない井戸だが長い歴史がある 

  いつの頃からかは定かではないですが、「♪飯田7軒鍋7つ、すり鉢3つで井戸1つ、鶏3羽でホーイホイ」 と他部落の人たちから冷やかされたこともあったようです。      これは小部落ではあるが何事も助け合い、どんな相談事でも纏まりが早いことが他部落の人たちが見ると、羨望の的であったからだとも言われています。 


                                            《財務省としての地籍を有する古井戸》


 いまはコンクリートで覆われ、鉄板で蓋をされていますが 、この井戸こそが昔、7軒が共同で使われていたという井戸です。                                                     井戸の深さは約4メートルほどあり、水はいくら汲まれても元の水位に戻るという湧出量の豊富さで、以前は部落有地としてその周囲数坪の敷地を持っていたが、現在は財務省財務局の官有地になっているそうです。                                


   

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