アジアと小松

アジアの人々との友好関係を築くために、日本の戦争責任と小松基地の問題について発信します。
小松基地問題研究会

事業系燃やすゴミの半分が資源・産廃(容積比率)

2015年07月02日 | 金沢市ごみ有料化問題
事業系燃やすゴミの半分が資源・産廃(容積比率)

 7月1日金沢市に開示請求していた文書が開示された。
 ①第1回フォーラムで回収されたアンケート用紙で、個別意見が重要だと思い、意見の書かれているものだけを選んでコピーした。②事業系燃やすゴミの中に資源ゴミや産業廃棄物がどの程度含まれているのかを知る文書。③金沢市が委託費用を負担しておこなわれてきた「金沢53ダイエットネットワーク」の活動状況を知る文書(「議事録はない」「記録はない」と答えていたが、幾ばくかの資料が出て来た)。

 今回は「事業系燃やすゴミ中の資源ゴミや産業廃棄物」についてレポートしよう。写真は「金沢市ゴミ処理基本計画(第5期)策定に係るゴミ組成調査業務報告書(2014年3月)」中の「表2-6-3事業系燃やすゴミの年度別調査結果比較(重量構成比)」「表2-6-4事業系燃やすゴミの年度別調査結果比較(容積構成比)」(139~140ページ)である。

 事業者が処理施設に持ち込んだ事業系燃やすゴミのうち、資源ゴミ(一般廃棄物+産業廃棄物)の容積構成比は2003・4年度=46.7%→2008年度=38.6%→2013年度=49.0%。重量構成比は2003・4年度=17.9%→2008年度=22.7%→2013年度=30.10%。

 産業廃棄物に関しては、容積構成比は2003・4年度=29.4%→2008年度=15.2%→2013年度=30.4%。重量構成比は2003・4年度=6.4%→2008年度=4.4%→2013年度=10.3%。

 容積比、重量比とも直近の2013年度調査が最大を記録している。まさに分別をしないで、燃やすゴミとして持ち込まれているのである。特に、産業廃棄物を燃えるゴミに混入して持ち込む事は単純な間違いではなく、積極的確信犯であろう。

 しかもホームページ上では、この「産業廃棄物」を「資源ゴミ(プラスチック類等)」とごまかしている。しかも混入率について、容積比較では49%となっているのに、重量比較(30.1%)だけを公表し、市民をペテンにかけているかのようだ。

 回収されたアンケートの分析はこれからだが、ざっと読んでみて、事業系ゴミの適正排出を求める声もある。7月1日の金沢市議会でも同様の質問がだされ、市長は「立入指導を実施する」と答えた。

   
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『東京裁判 性暴力関係資料... | トップ |  「金沢ゴミ減量・資源化フォ... »
最新の画像もっと見る

金沢市ごみ有料化問題」カテゴリの最新記事