おっさんひとり犬いっぴき

家族がふえてノンキな暮らし

ズボンの染色

2022-05-14 14:07:45 | 日記

 朝からズボンを2本、染色することにした。染粉は昨日のうちに買って来ておいた。今までも、汗で色落ちした帽子を染色し直し、新品同様に蘇らせたことは何度かあるが、今回挑戦するのは洗い物をするときに漂白剤を使い、白く点々と色が抜けてしまったチノパン2本だ。

 今までの経験から、薄い色のものを濃い色のものに染め直すのは、案外うまく行くことがわかっているので、今回染め直すカーキ色とグレーのチノパンは、黒くすることにした。薄い色に染めると、いくら色止めしても早々に色落ちしてムラになることが多いのだ。

 で、たっぷりのお湯と、沸騰させたお湯の2種類を用意し、沸騰している方はボールに入れて染粉を溶かす。そのあとたっぷりのお湯に注ぎ、山ほど塩を加える。説明書によると、綿などの植物性のものには塩、絹などの動物性や合繊には酢を加えるとある。

 チノパン2本を満遍なく染まるようにと、何度も漬け直す。塊のまま染めると、しぼり染めのように変な模様になる可能性がある。途中何度かひっくり返しながら30分ほど漬け込んだ後は、食器用中性洗剤で洗い、泡が出なくなるまで濯ぐ。それから洗濯機で濯ぎと脱水をして終了だ。

 ところが、染色の鍋から引き上げたチノパンは、2本とも微妙な染まり具合で、結局のところしぼり染めのようなムラになっている。これでは染める前よりひどい状態なので、改めてホームセンターに染粉を買いに行くことにした。

 帰宅後、再び同じ工程を繰り返したが、さすがに2度目ともなればしっかりと染まったようで、染粉液から引き上げた時には、真っ黒な烏の濡れ羽色みたいになっていた。どうやら今度はうまく染まったようだ。

 途中で、買い足したとはいえ、染粉ふたつで約1000円だったので、チノパンを新調することを思えば、ずいぶんお得だった。

 ただ問題は、濃い色のものを薄くできないために、染め直すたびに僕の身につけるものは、すべて真っ黒に近づいていくのである。

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