フィヨルドの変人 ~Odd person in fjord~

ぇいらっしゃ~い!!!

昔の光 今いずこ

2017年03月09日 20時11分26秒 | 日記
ちょっと前の話だが、ツイッターのTLに「俺ならここに城(砦)を築く」とか言うのが流れてきて、へえ、面白いなあ、と思ったのだが、そもそもここに戦国期に城はなかったのかいな? と言う疑問が浮かんだ。
まあ、発言主は相当な研究家らしく、当該箇所に現時点で発見されている城跡は存在しないようなんだが、考えてみればぬたりが城跡があるかなしかを確認した本はかなりの貴重品なのでネタになるかなあ、と思って紹介してみる。きっと読んでる人のうち、九分九厘は興味を持ってくれるだろう(残りの九割一厘は興味を持たないんだろう? つーか九分九厘もいねえよ興味持つ奴)

群馬県の中世城館跡。群馬県教育委員会がまとめたもので、一般流通部数がどれほどあったのか不明。ぬたりは一時期県内のあちこちの古本屋へ行くことを趣味としていた時期があったが、そんな時期に見かけて購入したものだ。ちなみに製本テープはぬたりが貼ったもの。安い製本だから、ちょっと荒く使うと表紙が取れてきちゃうんだもの。
内容は、県下の主要な城館跡の解説と図面、さらには県下で当時発見されていた全ての中世城館の跡の一覧とその大まかな位置を示した地形図、そしてほとんどの城館の跡の図面が載っている。文章で説明してもピンとこないだろうから、実際にお見せする。まずは主要城館の説明と図面。

昨今「真田丸」で注目を浴びた岩櫃城なんかを載せてみます。歴史や現況を語った文章と大きな図面があります。
ただ、戦国期の城や砦の数はものすごく多く、逐一こんな解説してられないので、雑多な城は一覧表で標記されている。

こんな感じ。保存状態はあくまでも当時の状況だけどね。この本が出た後も開発はあるからね。城跡はぽつぽつと消滅している。

そして、当時の国土地理院の地形図に大まかな城の位置が示してある。こう見ると、群馬県は城跡だらけですな。

そしてほとんどの城跡の図面も網羅されている。発掘や調査がされていない城の図面はいくつか欠けている。
で、こんな本を手にしたぬたりである。一時期ハマってたのが県内マイナー城跡探訪である。公園整備されていたり碑や看板が立っていたりすればまだいい方で、あまり注目されることもなく、そこに至る道も自然に帰ってしまった城跡なども多く、そういう箇所の藪漕ぎに喜んで突っ込んでいく、そんな時期がありましてね。


そしてその自分の探索の記録をこんな風に赤ボールペンで書き込むのが楽しくてね。あちこち行ったもんですよ。当時IXY-D5という水中カメラを持っていてね。これが水に濡れても大丈夫だし衝撃にもある程度強いしで、探索の良きパートナーとして持って行ってたもんですよ。写真もそれなりに撮って、今でも残ってはいるけど、

画像がひたすら緑で、何を撮ったのかさっぱり分からないわ(城跡名は写真裏に書いてある)

いくつか行き残している主要な城跡もあるし、また行ってみたいが体力持つかな? 多くの山の砦は道すらないんだもん。
コメント (2)
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