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フィヨルドの変人 ~Odd person in fjord~

ぇいらっしゃ~い!!!

人間・居住・環境と科学技術

2017年03月04日 22時19分41秒 | 日記

悲しい眺めだなあ、おい。
いやもうホント、陸に上がった船ってのはやはりもの悲しいね。横須賀の戦艦三笠ですらどこか寂しさがあるというのに、上記のストリートビューは船舶ののもの。余計にもの悲しいわ。
で、上記の眺めはぬたりが「スーパーライナーおがさわら」の今を探して見つけたもの。ちなみにストリートビューではここで見られる。今となっては強引な石原都政の象徴みたいな感じではあるけれども、海洋国家日本期待の新型船舶として大いに期待されていたのは間違いない。テクノスーパーライナーとして開発段階にはあさりよしとおの「まんがサイエンス」でも「荷物を沢山積めるのに従来の船に比べて相当に速い!」という形でとにかく素晴らしいものとして取り扱われていた。まあ、肝心の運用コストの記載は一切なかったけどね。
まんがサイエンスで期待の新技術として取り上げられてて、普及が進まなかったものはほかにもあって、ガスエアコンとか地熱発電とかがあったね。ガスエアコンなんてのは実はぬたりが一人暮らししていたアパートに設備されてましたけどね。「電気代が安くなる」という売りのとおり、今から思えば実際電気代は安かったと思う。ガス代含めても、まあランニングコストはお得だったと思うな。まあ、ついてたから使った、という形だったから良かったけど、新規導入ということでは選択肢にはならないけどもね。例えば、ガス管を室外機まで引っ張るという余計な工事が発生するとかの面倒があるし、冷却に使うのは要はガスエンジンだから結構五月蠅かったしね。電気式のエアコンなら買ってきてつけりゃすぐ使えるし、室外機も比較的静か。
地熱発電も、地熱自体は無限に近いし火山国日本では有力な次世代エネルギー、と言う触れ込みだったけど、これも発電効率と稼働にかかる手間、地熱につきものの温泉地が地元にあろうものなら猛烈な反対運動が発生する、などの問題から導入は進んでいない。建屋が壊されても原子力や火力に比べて周囲に及ぼす危険性が少ない、という、福島の事故を経験した日本人の心に訴求しやすいメリットもあるんだけどね。
「理論上はイケていても、実際に作ってみると駄目な物は多い」というのは、あさりよしとおの別作品(「HAL」)の台詞だけどもね。なかなかに難しいもんですね。
科学の話になると、ぬたり世代は筑波万博を思い出さずにはおれないが、リニアモーターカーが低速で走り(後にリニモで実用化。やっぱりそんなに速くはない)、電電公社がテレビ電話の回線(後に言うISDNだ)を設置して、これが未来なんだ、と目を輝かせてたあの頃が懐かしいと言えば懐かしいですね。今の子供達にも、あんなワクワク感を感じて欲しいもんだが、さて。
コメント
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