フィヨルドの変人 ~Odd person in fjord~

ぇいらっしゃ~い!!!

芸術は爆発だ

2015年08月09日 21時40分51秒 | 日記
さてさて、ぬたりは群馬県高崎市に居住しており、家を建てるのも高崎市内である。
元々の出身は高崎経済圏と言うよりは前橋経済圏であり、身近さでは断然前橋ではあるし、街としても前橋の方が田舎くさくて(おい)好きなのであるが、住民税を払う先は高崎市。世の中、分からないもんだな。
1年住んでみて、高崎という街をそれほど高くは評価していないぬたりではあるが、それでもこれは良いなあ、と思う事がある。
市営の美術館が面白いのである。
規模的にはまずまず、くらいの大きさながら、企画展に関しては、ぬたりの琴線にいい感じに触れてくれるので、高崎市民になる前から何回か訪れているし、市民になってからも訪れている。
で、高崎市は市営の美術館をもう一つ持っている。高崎タワー美術館である。
こちらは日本画の美術館。ちょっと渋いので今まで訪れたことはなかったんだが、今回夏休みに合わせて「判じ絵 江戸のなぞなぞに挑戦!」なる企画展を開催しており、ちょっと興味を引かれたので行ってみることにした。そして高崎市美術館の企画展は「たかさき発! 鉄道とアートの旅」こっちも気になるのでハシゴをすることに。
どっちも市営で徒歩圏内なのに共通割引券とかねえんかい、という突っ込みは思い浮かべたものの、どちらの美術館でもそれぞれ1時間の駐車券をくれたから、まあ良しとすると言うことで。
まずはタワー美術館。やはり日本が専門という形でやや渋いのか、お客の数は高崎市美術館に比べればやや少ない・・・、と言いたいところだけれども、ぬたり達の入場直後に中学生の団体様が到着。美術館自体がそんなに広くないから、やや混雑を呈しましたな。
判じ絵ってのは、要は今で言う駄洒落みたいなもんで、国民性ってのは今も昔も変わらないんだなあ、と。「七重八重 花は咲けども山吹の・・・」の頃から現在のスポーツ新聞の表題まで、日本人は駄洒落が好きなのよねえ。
展示自体は夫婦であーだこーだ言いながら見られたので(ほとんど分からなかったが)、「判じ絵に挑戦! 全問正解で特製しおりプレゼント!」のコーナーには一言言いたい。
判じ絵を見てそれが何を表しているか答えるわけだが、地名とヒントのある3問のうち、1つだけ、当該地名の知名度が全国区でないものが含まれておりました。前述の中学生もやってましたが、会話を聞くに全滅。ぬたりとてスマホでググってやっと分かる始末。分かったと言っても、「だから何処よここは!?」としか言いようがない始末でね。もっと全国的に有名な土地はなかったんか?
まあ、ちなみにこのコーナー。解答用紙をお姉さんに渡す手前に答えが壁に貼ってあるので、誰でも全問正解出来るんだけどね(おい)

続いて高崎市美術館。企画展は「たかさき発! 鉄道とアートの旅」。一番スペースを割いていたのが、鉄道写真家の中井精也さんの写真。単なるプリントパネルだからなのか、中井さんの写真に関しては写真撮影OKという太っ腹さ。
鉄道写真、というと昨今は結構なマイナス感情が沸き上がるのは止められないけれども、あれだね、ぬたりは割と中井さんの写真好きだね。
なんて言うか、狙いが分かりやすい写真が多い。「ああ、中井さんはこれが撮りたかったんだ」というのがよく分かると言いますかね。そして、そうして仕上がった写真は、列車が主役では断じてないのがまた心地よい。列車が写っているのは確かだけれども、主役は列車ではなく、風景そのものであったり、列車を使う人だったり、そういうものこそが写真の主役になっている。列車を無目的に撮ることしか眼中にない撮り鉄の連中とは確実に一線を画している。やっぱり著名な人は視点が違うなあ。
展示は中井さんの写真だけではない。なんと交通系ICカードをかざすと、自分が乗った路線が視覚的に分かるというシステムが展示されてた。これは面白い。よーしパパ、手持ちのICカードかざしちゃうぞー!
・・・反応なし・・・
ところでぬたりさん、その手元の長崎スマートカードで何をしようとしているのですか?
ちなみに素直にSuicaかざしたら、ちゃんと表示された。おお、結構楽しい。
さてさて、美術館と言えばミュージアムショップもお楽しみの一つですよね。

何を買っているのだ貴様。


戦艦大和と空母赤城よりは小さいので楽々完成。飾っておこっと。
コメント (4)
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