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八十路ランナーの手記(421)高齢故障リハビリは驚くことばかり   文科系

2022年03月29日 10時59分47秒 | スポーツ

 僕のような老人ランナーの怪我は怖いのである。「これが長引いて、もうずっと走れなくなるのかも知れない」が、いつも頭にちらつくからだ。前に書いたように、16日に右腿内側の長い腱と左フクラハギ外側の故障から、今もリハビリ中である。
「最近よく通っているコースの坂道上下をちょっと普通にやっただけで、これだけの痛み。こんな故障って、もう何年ぶりのことだろう」
 ちょっとラン休止した22日、医者に診てもらったら「週末から順次走ってよし」とのことで大喜び。それで26日土曜日にはジムへ行った。入念なストレッチや補強体操などを終え、6・4キロ時ほどでゆっくり歩き始める。1分に0・1キロ時ほどずつスピードを上げて7キロ時近くから走り始める。30分とプラス15分走って合計5・5キロのあと、ストレッチや一通りの上半身ウエートトレーニングをやって帰ってきた。最高スピードは時速9キロ弱。

 これらすべて痛みも皆無であり、順調だったのだ。ところが、シャワーの後で身体が冷えてきてから、左フクラハギが次第に痛みだした。多分怪我跡の軽い引き攣りなのだろうが、走っている内は何ともなくて後でこれだけ痛むって、こんな経験は初めてのことで驚いてしまった。

 そして、27~28日、娘家族と飛騨下呂温泉へ。28日には、馬瀬川は石屋ダム上流の山間を使った日本では珍しいほどの本格的な樹上フィールドアスレチックの中級コース終了までを孫と一緒に回って帰ってきた。ちなみに、このアスレチックスの発案者・社長さんは若いフランス人だった。「どこか日本人的発想ではない」と思ったそんなコース設計だった。カラビナ二本をワイヤーにかけて身体の安全を保ちつつ、長短の樹幹移動をしていく。移動ワイアーを滑車で滑り降りたり、様々な障害付き綱渡りがあったりというコースだった。

 このアスレチックスも含めて2日間に痛みは漸次軽くなってはいるが、今日現在まだ残っている。あとまた1~2日休ませていた方が良いと判断しているが、意外に長引いているので驚いている。

 老人ランナーの怪我は、いつも起こるのも治っていく過程も驚くことばかりだ。その分辛抱、我慢がいるみたいで、これには耐えるしかない。これでは、元に戻るまでどれだけの時間が掛かるやら? そもそも、元(のスピードまで)に戻るのか? こういう初体験も「今後の参考にしてやろう」などと前向きに楽しんでいくようにするしかない。


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