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選挙戦あと二日、ネガキャンの効果なく焦る自民 (永田町異聞より)

2009年08月29日 01時17分58秒 | Weblog
★夜、眠られず久しぶりに政治HPランキングを順にサーフィンした。
 相変わらず訳のわからない右翼のHPが子分を使っての読者増やしの操作で上位にひしめいている。そんな中で九位に当を得た論評を載せて頑張っている「永田町異聞」http://ameblo.jp/aratakyo/というHPを見つけた。
 元全国紙の記者であった人物のHPである。
 今日の記事は「選挙戦あと二日、ネガキャンの効果なく焦る自民」というものであった。土壇場の自民党の悪あがきが楽しく書いてあっておもしろかったので紹介したい。(ネット虫)
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 理屈はあとづけだから、何とでも言える。問題は、即座に脳内で反応する、人の感情というやっかいなシロモノだ。

 総選挙も大詰めを迎え、アニメのネットCM など、自民党の対民主党ネガティブキャンペーンがエスカレートしているが、単純に言えば、民主党支持者とか、麻生嫌悪者には、逆効果でしかないだろう。嫌な人物から恋愛相手をけなされたようなものだ。
 ガチガチの自民党支持者は、わが意を得たりと大拍手するか、まだ生ぬるいと思うかだろうが、いずれにせよ、これも投票行動は決まっているから、キャンペーンの影響はない。
 ならば、どの政党に投票するか迷っている人、あるいは、ちょっとだけ片方に傾きかけている人をターゲットにしたネガキャンとして、何がしかの効果を持つと考えられるが、さてこれがどちらに転ぶかとなると、ほとんど博打でしかないだろう。
 まず、個人個人の感性によって捉え方が違う。論理ではない。人や物事がどう映るかは、自分の心を鏡で見ているようなものだ。
 民主党より自民党が好きだけど、麻生首相がいやだから迷っている人も多いはすだ。麻生さんといえば、ネガティブ言辞では人後に落ちない。

 田中康夫のことを「醜く太っていて嫌な体型だ」と言ったのは序の口で、かつて野中広務の出自をめぐって「あんな人を日本の総理にできないわなあ」と放言し、いまだに野中の麻生憎悪をくすぶらせている。
 今の民主党攻撃キャンペーンを、麻生の悪口癖と重ね合わせ、いやなイメージがよけいにふくらんでいる有権者もいるだろう。
 一つや二つのネガティブアニメを見て、洗脳される単細胞の人も中にはいるかもしれないが、いっこうに自民支持率が上昇しないところをみると、多くの有権者には、見え透いたキャンペーンにすがるしかない自民党の末期的現象と映っているようだ。
 自民党として、一番いいシナリオは、こうしたネガキャンの挑発に民主党が反応してくれるケースだが、圧倒的に優勢が伝えられる余裕もあって、民主党は「同じ土俵には乗らない」とほとんど無視をきめこんでいる。

 それどころか、昨日の鳩山代表は福井での街頭演説で次のように言ったという。
「私たちは自民党を批判するために民主党をつくったんじゃない。自民党にもっとしっかりしてもらい、二大政党の一翼をお互いに担える政党政治をつくりたい」
自民党にしてみれば小憎らしいほどの余裕であろう。岡田幹事長もこのように語った。
「国民の意思で日本が大きく変わろうとしている。後から振り返って、子や孫に、あのときの決断があったから今の良い日本があると言えるように一人ひとり、大きな波を起こしてほしい」
 ゆとりは人間の言葉をかくも泰然とさせるものか。それに引きかえ、苦戦を強いられている自民党清和会会長、町村信孝の演説は誇張が目立つ内容だ。
「民主党は防衛予算を大幅に削ると言っている。北朝鮮に伝わるメッセージは、どんどんミサイルを撃ってください、われわれは抵抗しませんという意味になる」
 落選を極度に恐れるゆえか、必死の心情が伝わってきて、痛々しい。人は恐怖感が強まると、過剰に防衛しようとして、墓穴を掘る。他山の石としたい。
 選挙において、ときにネガティブキャンペーンが奏功する場合もあるが、それは、おそらく互いに勢力が拮抗しているケースだろう。迷っている人が、投票行動を決めるさいの、最後の一押しとして効果をもつのではないだろうか。

 自民党長期政権に辟易し、国民が自らの心に溜め込んだ不満エネルギーが大きいときに、姑息な手法は通用しないと肝に銘じるべきだろう。
 政権交代で、一度、国民の不満エネルギーを解き放ち、民主党がどれだけのことがやれる政党かを見極めることが、自民党の再生にとっても必要なことである。

 もし、自民党が下野するならば、それをチャンスとして、これまでの利益誘導型政治家を党内から一掃し、利権のしがらみのない真の保守政党に生まれ変わってほしいものだ。


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4 コメント

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後一日 (カムイ)
2009-08-29 07:46:00
 焦りに焦った某官邸は、遂に投票日前日の今日、新聞各紙に雑誌『WILL』の広告を載せさせた。大きな見出しは、慰安婦など存在しなかったという土屋(民主党都会議員)を始め、田母紙の核武装論。編集長は、識る人ぞ知る花田紀凱。
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そんな程度かな? (落石)
2009-08-29 08:50:28
まあ紳士的な自民党。
ニホンもまだまだ大丈夫かも。

いずれにせよ明日。

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参考になれば (影丸)
2009-08-29 11:07:24
 「一人一票実現国民会議」というHPで、自分の一票は何票なのか調べてみました。
 すると高知三区を一票とすると、小生の衆院は0、57票、参院は0、25票。
 これはおかしくない、合憲であると判じた最高裁判事が2名、バッテン運動のTと共に大きくペケ印を付けたいと思います。
返信する
神田愛知県知事は一面立派! (文科系)
2009-08-29 18:25:33
神田愛知県知事は一面立派!  文科系

毎日新聞夕刊にこんな記事が載っていた。
大見出し「民主政権との関係どうなる?」
「神田知事の自民応援 愛知県幹部に危機感」
なのだそうだ。

神田知事は一面立派である。自分を支援してくれた自民党にこの期に及んでも義理を立てようと言うのだから、人間として好感が持てる。自分の当落よりも、義理の方を取っているわけである。政治家としては非常に珍しいくらいのものだと褒めてあげたいくらいだ。

他方嫌な奴は、県の幹部たち。早くも民主に色目を使えと心配しているらしい。民主も過去の自民政権と同様に、露骨な党利党略的利益誘導を、つまり国家政策、国家財政の私物化をするはずだと見ているのだ。
こんなもの、自民の超長期政権が作った横暴に決まっている。だから自民は潰れたのである。

マスコミも、今時万一民主が今後こんなことをやったら、どんどん報道して欲しいものだ。自民の時は報道しなかったと見えるから。このマスコミの態度も、自民の超長期政権が作った悪弊、公器の私物化と言える。

民主政権ができるのを機会に、この日本から「自民超長期政権を前提とした悪弊、公の私物化」をどんどんなくすこと。案外期待できると思う。
愛知県官僚も、変な心配するよりも、自民の私物化」を告発せよ! 「今だから話せる」と。それでこそ、今の心配が不必要になるはずだ。

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