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道路暫定税率問題で、本日の毎日、朝日から   文科系

2008年01月14日 08時29分53秒 | 国内政治・経済・社会問題
このブログに昨日も投稿したガソリン1リットル当たり25円などの暫定税率(廃止)問題が、本日の毎日、朝日各2面に、同じような内容で掲載されている。民主の山岡国対委員長の決意表明。共産党は撤廃方針。社民党も廃止方針を出す方向。こう報道されている。野党の足並みが揃ったということだ。
まず、2新聞にのった民主・山岡国対委員長の言葉を転載する。

「暫定税率はやめるべきだ。格差拡大や年金問題なども国会で議論し、政府・与党が従来どおりにやるなら、不退転で首相問責決議案(の提出)だ」(毎日)

「何としても(期限の)3月までに成立をさせない。そうすれば、自動的に(ガソリン代が)下がる。下げたものをまた上げるなどと(与党が)言ったら、解散に持ち込んで国民に信を問う」(朝日)

このままでは、山岡氏も言う内容どおりに、国会解散必至の見通しになってきた。関連税収(減収)も2.7兆円と大変な額だ。自民党は必死に民主党に水面下工作をしているはずである。なんせ自民は、こんな超低姿勢を取るほかはないといった、悪法なのである。
「改正案が成立しないと、地方財政や国家財政に大穴が開く。通すように民主党にお願いしたい」(伊吹幹事長 7日の毎日新聞より)

この問題は道路とか財源とか、地方税収とか、そんな「小さなこと?」ではない。所得税も取ってはいけないとされたような生活保護世帯や低所得者から目に見えないような形で「暫定税」を5年も10年も取り続けるという、こんなおかしなことがあってよいのかという問題である。この格差社会のなかで、輸送費が含まれる諸物価を全て押し上げるような形で、しかも高騰を続けているガソリン代のことなのである。それを毎日毎日知らぬ間に取られ続けているといった、こういう悪辣な法律なのである。
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3 コメント

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悪法退治 (楽石)
2008-01-14 09:07:23
暫定という名目で、悪法が世にのさばっているには、
この法律ばかりじゃないでしょうね。
民主党は、ガンバッテ欲しいものです。

生活本位の政治というキャッチフレーズに
恥じない行動がとれるか、どうか?
日本の21世紀の政治的な選択肢の多様性、
巾の広さが実現できるのか?

良いチャンスです。

あの小泉さんに入れあげた女性のココロは
小沢さんには向かわないかな?



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内閣改造 (楽石)
2008-01-14 09:11:00
大臣になりたい人たちが、改造見送りにガックリ。
もう自民党が下野するかもしれないと、戦々恐々とのこと。
自民党のほうが変化の認識が明確。

アメリカでは政治のキーワードはCHANGE。
日本でも同じであれかし。

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テレビ報道などには驚きます (文科系)
2008-01-15 11:30:43
楽石さん

この税制問題のテレビをいくつか見たのですが、驚きました。どれも法の精神を一言も論じない。
「道路だけ特別枠で取った税金」なのに、その趣旨や精神には全く触れずに、ただ「あれが困る、これが困る」とだけ叫んでいる。

「生活保護予算が減らされたら困る」には「金がないのだから仕方ない」と一蹴する連中が、「国民に金がないのだから道路特別枠税は無くせ」は別なんです。しかも、とった金の使い方ではなくって、これから我々から取り直す税金のことなんです。これを全く自分らの既得権のように扱っているわけであって、全く酷いもんだ!

こういう自己矛盾にすら全く無自覚な、一言で言えば自己都合だけの「ご都合主義」、我田引水の「論理?」。これは、子どもかヤクザの論理であって、大人の論理でも、ましてや政治家の論理でも全くないはずです。
ただ一言、ニュースステーションの常連解説者が(多分朝日の編集委員。加藤とかいう人です)「何十年かの『暫定』なんて確かにおかしいですよね」と結んでいました。

一体この日本どうなるのだろうと思いましたよ。こんなに基本論議や発想転換ができず、安易な論議で通してきた政治家や、これに対応するだけであとは既得権にしがみついてきた官僚だけで。

テロ特措法関連で新聞を見ても、「論議の出発点」つまり「論議の精神」のところがアヤフヤなものばかりだった。こういう領域が実は長期の創造性を要する所として、最も難しいことなんですけどね。幕末、明治の下級武士はそんなことばっかを青っぽく語っていたはずだ。
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