明後日、天皇杯準々決勝残り1ゲームがあります。名古屋グランパスとガンバ大阪のゲームで、ガンバがクラブ・ワールドカップに出たため日にちがずれたもの。
さて、これは今や事実上の決勝戦。残っているのが横浜、FC東京、柏で、後2者が一方のゲームであって、25日の勝者は横浜と当たるのですから。この3者で最大の強敵は、清水を破ったFC東京だと、僕は考えています。
さて、グラ・ガンバ戦はどうなるでしょうか。
クラブ・ワールドカップ3位決定戦を21日に戦ったガンバは中3日。これが吉凶いずれと出るか。この間の練習でグラがよほど伸びていないかぎり、まずガンバの勝利というのが、大方の見方のはず。なんせガンバは、クラブワールドカップでも一皮むけて、点の取り方など要所を押さえるチーム戦術で凄く伸びたようですから。
ガンバの遠藤は今や、Jリーグ史上最高の選手。しかも中田英寿や中村俊輔とちがって、今の最高円熟期に達するまでをずっと日本で過ごしてきて、本年度アジア・クラブ杯MVP選手にまでなりました。彼の戦術眼、位置取り、パス力、チームをまとめる力などは、想像を絶するものだといわれています。なんせガンバ監督・西野がこう言うんですから。
「遠藤はもう、僕が想像もできないようなプレーをする。そんな選手に育ってしまいました。頼もしいことです」
また、ガンバのフォワードには、ゴールへのダイレクトなプレーで切れ味があり、名古屋にはそれが欠けているとも思います。
対して、ガンバの遠藤に対抗できるグラ最大の武器、それはまず、ここでも再三書いてきた小川佳純でしょう。今期ダントツのリーグ新人王。レギュラー定着1年目で得点11(日本人3位、MFなのに!)、アシスト11(リーグ1位)と、過去に例もない大化けを成し遂げた選手です。また、日本代表レギュラーFWに上り詰めた玉田圭司も「違いを作れる選手」。などと見てくると、グラもなかなかとなってきます。さて予想は?
順当ならガンバ。グラはゲームを支配できないと思います。ガンバのチームとしての攻防に、特に中盤選手の巧みな組織的位置取りに、グラがいいようにやられるという気がします。グラが攻めてもパスコースを消され、やっとゴールまで行ってもスペースを消され、守っては素早くその時々の盲点を衝かれると、少なくとも中盤の攻防については特に、そんな気がします。
でもサッカーは点取りゲーム。例えゲームの7割を支配されようとも、「ゴール前で違いが出せる選手」がいるかどうかが決定的。これは、この前のガンバ・マンU戦を、あのときのルーニーの例を見ても分かること。ゲームはほとんどガンバが支配していても、肝心なところでルーニーにあっという間に2点をもぎ取られてしまいました。しかもこの「ゴール前で違いが出せる」かどうかが、日本人が世界から最も遅れた点だときています。この重要ポイント点では、ガンバの山崎が良いですが、グラには玉田、小川がいます。
さて結論です。
・ゲームはガンバが支配する。後半は特にそうなるだろう。
・名古屋の勝機は先取点を取った時だが、よほどのことがないとそれは無理。
・よって、ガンバ勝利。
・後はただ、4日前の戦いの疲れがガンバに残っていることを祈るのみ。でも、あの「足下だけで繋ぐパチューカ」戦じゃ、ガンバは疲れていないしなー。
さて、これは今や事実上の決勝戦。残っているのが横浜、FC東京、柏で、後2者が一方のゲームであって、25日の勝者は横浜と当たるのですから。この3者で最大の強敵は、清水を破ったFC東京だと、僕は考えています。
さて、グラ・ガンバ戦はどうなるでしょうか。
クラブ・ワールドカップ3位決定戦を21日に戦ったガンバは中3日。これが吉凶いずれと出るか。この間の練習でグラがよほど伸びていないかぎり、まずガンバの勝利というのが、大方の見方のはず。なんせガンバは、クラブワールドカップでも一皮むけて、点の取り方など要所を押さえるチーム戦術で凄く伸びたようですから。
ガンバの遠藤は今や、Jリーグ史上最高の選手。しかも中田英寿や中村俊輔とちがって、今の最高円熟期に達するまでをずっと日本で過ごしてきて、本年度アジア・クラブ杯MVP選手にまでなりました。彼の戦術眼、位置取り、パス力、チームをまとめる力などは、想像を絶するものだといわれています。なんせガンバ監督・西野がこう言うんですから。
「遠藤はもう、僕が想像もできないようなプレーをする。そんな選手に育ってしまいました。頼もしいことです」
また、ガンバのフォワードには、ゴールへのダイレクトなプレーで切れ味があり、名古屋にはそれが欠けているとも思います。
対して、ガンバの遠藤に対抗できるグラ最大の武器、それはまず、ここでも再三書いてきた小川佳純でしょう。今期ダントツのリーグ新人王。レギュラー定着1年目で得点11(日本人3位、MFなのに!)、アシスト11(リーグ1位)と、過去に例もない大化けを成し遂げた選手です。また、日本代表レギュラーFWに上り詰めた玉田圭司も「違いを作れる選手」。などと見てくると、グラもなかなかとなってきます。さて予想は?
順当ならガンバ。グラはゲームを支配できないと思います。ガンバのチームとしての攻防に、特に中盤選手の巧みな組織的位置取りに、グラがいいようにやられるという気がします。グラが攻めてもパスコースを消され、やっとゴールまで行ってもスペースを消され、守っては素早くその時々の盲点を衝かれると、少なくとも中盤の攻防については特に、そんな気がします。
でもサッカーは点取りゲーム。例えゲームの7割を支配されようとも、「ゴール前で違いが出せる選手」がいるかどうかが決定的。これは、この前のガンバ・マンU戦を、あのときのルーニーの例を見ても分かること。ゲームはほとんどガンバが支配していても、肝心なところでルーニーにあっという間に2点をもぎ取られてしまいました。しかもこの「ゴール前で違いが出せる」かどうかが、日本人が世界から最も遅れた点だときています。この重要ポイント点では、ガンバの山崎が良いですが、グラには玉田、小川がいます。
さて結論です。
・ゲームはガンバが支配する。後半は特にそうなるだろう。
・名古屋の勝機は先取点を取った時だが、よほどのことがないとそれは無理。
・よって、ガンバ勝利。
・後はただ、4日前の戦いの疲れがガンバに残っていることを祈るのみ。でも、あの「足下だけで繋ぐパチューカ」戦じゃ、ガンバは疲れていないしなー。
私はこの天皇杯予想にはずれの多かったあなたがの予想が再び外れてくれることを祈っています。
僕も外れを祈っています。
もう少し書きますと、
名古屋は初めから、しゃにむに攻めると思います。ですが相手(特にボランチ)の位置取りの良さに苦しんで攻めきれない事態が続くんじゃないでしょうか。そこで先取点が取れれば良いのですが、取れなければ後半やられると考えているということです。
位置取りの良いチームは疲れにくいんですね。
だからとにかく、小川、玉田、中村らがこの間に組織的点取り技術の鋭さを高めているということを期待するのですが。